- 316 :Hina:2005/12/12(月) 10:06:37 ID:???
- ガンダムSEED MAYU‘S DESTINY
「第2話 強奪」
赤にまみれた格納庫の中央で金髪の少女はナイフを片手に立っていた。
別に殺したかったわけではないが、歯向かう者コーディネーターには慈悲のかけらも持ち合わせない、ただ殺さなければ自分が殺される、それだけである。
「ステラ!!」
「へぇこいつら皆お前が殺ったの?」
仲間のスティングとアウルがこちらに走ってくる、走ってきた方角を見るとやはりザフト兵が血まみれで倒れている。
「だって・・・ステラを・・・取り押さえようと・・・したから」
それ以上は興味を失ったのか3人は目的であるソレらを見上げる
「情報通りだな、新型G3機」
「セキュリティ甘すぎだぜ、ザフトってほんと間抜けだよな」
「いそがないと・・・・ネオ・・・・待ってる」
スティングはカオス、ステラはガイア、アウルはアビスと呼ばれたMSにそれぞれ乗り込みOSを起動させる。
「アウル、ステラ、邪魔な連中を叩き潰して脱出するぞ」
- 317 :Hina:2005/12/12(月) 10:13:25 ID:???
- 周りの建物、MSを破壊し始める3機、最新鋭の機体に量産型MSでは歯が立たず次々と撃墜される。
爆発に巻き込まれまいと逃げ惑う民間人、対応に大慌てのザフト軍司令部ではプラント最高評議会議長ギルバート=デュランダルが陣頭指揮を取って立て直しをはかる。
「ミネルバからの応援はまだか!!!」
「今、連絡がはいりました、インパルス、遅れてザク.ウォーリアー2機が出撃したもようです」
「何!?インパルスのパイロットは誰か?」
「その・・・テストパイロットとのことですが・・・」
通信兵は言いづらそうに報告する、わずか13歳の少女がパイロットとして選抜されテストパイロットに選ばれたことはザフトの中では有名でほとんどの人間が知ってはいるが実戦に参加するという事態になるとは誰もが思わなかったからだ。
「あの娘を出したというのか・・・?やむを得ないか・・・我々はインパルスの支援、サポートにまわるぞ」
「りょ、了解です」
デュランダルは苦虫を噛み潰したような顔をし一瞬の躊躇を見せはしたものの即座に考えを切り替え新たな指示を出す。モニターには破壊を続ける3機に向かって飛来する4つの物体が移っている。
先頭を飛んでいる飛行機がカオスにミサイルで牽制する不意をつかれカオスは後退その隙に合体を始める4つの戦闘機は1つのMSになる、
かつて連合軍最強と呼ばれたGAT-X105ストライクの姿を模して作られたザフト、セカンドシリーズ最新鋭の機体インパルス、ソードシルエットと呼ばれる装備をつけ3機に襲い掛かる、2本の対艦刀エクスカリバーを合わせて一つにし、構えて、パイロットのマユ.アスカは叫ぶ.。
「また戦争をしたいの!!!!アナタたちは!!!!」