院長先生のコラム> |
インフルエンザに備えましょう |
インフルエンザって? インフルエンザは冬季に集団発生を引き起こします。 皆さんもご存知のとおり、症状は風邪よりもちょっと重く、鼻水、咳、関節痛、筋肉痛、高熱を引き起こします。 また、肺炎などの合併症を併発することもあります。 インフルエンザのA型は毎年すこしずつそのウィルスの特徴(抗原)を変化させているので、昨年かかってもまた今年罹患してしまうということが起こります。 そのためワクチンの接種も毎年行う必要があります。 かかってしまったら? もしインフルエンザに罹患してしまった場合はインフルエンザのウィルスが増殖するのを抑制する薬が開発されており、 それを使用することで症状を軽くしたり、症状の期間を短縮したりすることは可能です。 しかしこの薬は最近異常行動などの副作用が疑われており、また、多用されることでこの薬に抵抗性のあるウィルスが出現することも危惧されております。 したがって、インフルエンザの患者様すべてに投与することは望ましくないと思われます。 予防するには?いつうてばいいの? やはり、インフルエンザを予防する、罹患した場合の症状を軽くするためにはワクチンの接種が一番であると考えます。 あまり早い時期にうつとシーズンの終わりに効果がなくなってしまうことを心配される方がいますが、 CDC(米国疾病対策センター)でも10月から11月の接種が推奨されております。 むしろ、12月など遅い時期に接種に来院いただくと、インフルエンザ患者様と接触されることが危惧されます。 できる限り早い時期の接種をお勧めします。 誰がうつの? 生後6ヶ月以上のすべての人に勧められますが 特に ・ 生後6ヶ月から59ヶ月までの小児 ・ 妊娠している女性 ・ 50歳以上の方 ・ 持病をお持ちの方 ・ 療養施設に入所中の方 ・ 高齢者、慢性疾患の方、6ヶ月未満のお子さんを世話している方 インフルエンザワクチンを打てない人は? ・ 鶏卵にアレルギーのある方 ・ 6ヶ月未満のお子さん ・ 過去にインフルエンザワクチンの接種で強い反応の起こった方 ・ 以前にインフルエンザワクチンを接種して6ヶ月以内にギランバレー症候群を発症した方 ・ 風邪などの急性疾患に罹患中の方 |
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