オーディオ・トラック

任意のトラックを選択してタイプフィールドで"AUDIO"を選択すると、そのトラックをオーディオトラックとして使用できます。(最大32トラック、MONO)


AUDIOを選択すると"SAMPLE"フィールドには頭にクエスチョンマークが付いたトラック名が表示されます。
これはトラックネームのエリアをオーディオトラックのサンプル名に使っているためでバグではありません。


サンプルの再生


カーソルを"SAMPLE"フィールドに移動させ、再生したいサンプルをジョグで選択してください。
[PLAY START]キーを押して再生した場合、サンプルの頭から再生します。
[PLAY]キーを押して再生した場合、現在の位置から再生します。
[STOP]キーを押すと再生を停止します。


注:ステレオサンプルの場合、Lの波形のみが表示されます。


F2(SetBars)キーを押すと現在のシーケンスのテンポと選択されているサンプルの長さからサンプルの小節数を計算します。
現在の小節数よりサンプルの小節数が長い場合、自動的にサンプルの小節数がBarsフィールドに設定されます。





サンプルの再生音にエフェクトやTUNE、フィルターなどをかけることができます。
TUNEやフィルターをかけたい場合はスライダー・フィールドでQ1又はQ2を設定してください。
スライダーでコントロールできるパラメーターは下記の通りです。
TUNE
LPF
BPF
HPF


注:Q-Linkのパラメータはプログラムが持っています。
  オーディオトラックにはプログラムがありません。
  従ってオーディオトラックではQ-Linkは働きません。
  オーディオトラックでのQ1、Q2はQ-linkではなく単にスライダーを意味します。
  また、録音中はスライダーは働きません。


サンプルのスタートオフセット

サンプルを任意の位置からスタートできます。

START OFFSETフィールドでスタートさせたい位置を設定してください。
上図の場合シーケンスが002.04.00の位置にくるとサンプルの再生が始まります。


録音の準備


カーソルをトラックタイプ・フィールドに移動して[WINDOW]キーを押すと"Record setups"のウインドウが開きます。


必要に応じて各項目を設定してください。

Inputフィールド
録音するソースを選択してください。

Modeフィールド
録音モードを選択してください。

Nameフィールド
録音したサンプルに付ける名前

Free sample memoryフィールド
空きのメモリサイズと録音できる時間が表示されています。

録音の実行


[REC]+[PLAY START]で001.01.00から録音を開始します。


[REC]+[PLAY]の場合、現在の位置から録音を開始し、現在の位置がSTART OFFSETフィールドに自動的に設定されます。
停止の後に[UNDU]キーを押すと今録音したサンプルが破棄されます。


シーケンスのループがONのときはシーケンスのエンドで自動的にストップします。
ループがOFFの場合、小節が終わっても小節を自動伸長して録音を続けます。
[OVER DUB]キーは働きません。

また、録音中は他の画面に行けません。
オーディオトラックはソングモードでコンバートできません。(STEP 1のシーケンスに含まれるオーディオトラックのみコンバートされます)


PAD LOCATE


任意の位置をPADに記憶できます。

記憶したい位置にマーカーを移動してF1(CUE)+PADを押してください。
再生中でも行えます。
現在のマーカー位置が押されたパッドに記憶されます。
上図の状態でF1(CUE)+PAD13を押すとPAD13に現在のマーカー位置が記憶されます。


再生中にPAD13を叩くとパッドに記憶されている位置にマーカーが移動してその位置から再生を続けます。
停止している状態でPAD13を叩くとPAD13に記憶されている位置から再生します。
記憶できるパッドはPAD13〜PAD16迄です。

1 パッド番号
2 記憶された位置

注:PAD LOCATEの機能は録音中には働きません。

 PAD1〜PAD16には下図のような機能が割り付けられています。

PAD5〜PAD12のLOOPはパッドを押した位置からループします。(動画参照)
また、パッドが押されている間ループしています。

注:パッドループを行うとシーケンスのループは自動的にOFFされます。