第41回 萌え絵の変遷(偏った独自研究)
当たり前ですが、萌え絵にも流行廃りがあります。ここでは管理人が端から萌え絵を見ていて思うところを書き殴って参ります。
ところで萌え絵と言っても業態によって状況が違うので、この駄文での萌え絵は「描いた当時はアマチュアだった(※)人が同人で描かれた」萌え絵に限定します。商業作品は論じません。比較対象やサンプルとして出す事はありますけど。
※昔はアマチュアでも、2021年ではプロ絵師になってる人も多いですし。エロマンガ家で大活躍してる人も多いなぁ……
また同人といっても、以下に出てくる初期萌え絵は当時管理人がよく見ていたCG(16色のMAG画像とか)が中心になりますので、同人誌とかはまた別の見解があると思われますので念のため(20世紀の同人誌はほとんど見たことありません)。あと萌え絵の起源だのは、管理人よりも博識な諸先輩が優良コンテンツを多数ネットの晒されているので、いちいちここで劣化コピーを作ることは致しません。個人的にはあかほりさとる氏原作の作品群とCLAMP氏の作品群(主にレイアース)とセーラームーン辺りに多分にインスパイアされたものと勝手に思っています。
さて、インターネット何それ美味しいの?という、NIFTY-SERVEやPC-VAN、草の根BBS全盛の90年代前半頃の萌え絵といったら、まぁざっくり言うとセイバーマリオネットみたいな絵柄が流行ってましたよね。
その頃の特徴もまた諸先輩が的確なコンテンツをあげられているのでこのへんを見れば一目瞭然ですが、管理人の偏見による初期萌え絵(同人CGあたり)の特徴を改めて記しますと。
- 目がでかい
- ハイライトがでかい
- 口が鼻に近く、おとがいの部分が広い
- 見た目優先で3次元(フィギュアとか)に起こせない(3次元的には完全に破綻している)
- 目がぱっちり開いてて、目力が強い
- 造形の抑揚が大きい
- 頭身が低い(5頭身前後)
- 身体のメリハリが強い(胸や腰のくびれ、臀部の強調が多い)
- 付属品(アクセサリ)が大きい
- でぃ、ディスってるわけじゃ無いんだからね……!
これと比較すると、2020年代の良くある萌え絵は……
- 目が昔ほど大きくない
- ハイライトが小さい
- 口が下に降りた
- 以前と比べて3次元的な破綻が少なくなっている
- 目力が弱め
- 造形の抑揚は控えめ
- 頭身がちょっと高め(5.5〜6.5頭身前後)
- 身体の線はリアル志向(スレンダーなモデルさん体型)。しかしエロ方面では爆乳がやたら多い気が
- 付属品(アクセサリ)もリアル志向
- 但し意思で動くでかいアホ毛が付いている
フィギュアや3D CGが増えたこともあるのか、3次元的に破綻が少ない絵柄に変わってきている気がします(そもそも商業アニメが3D CG使いまくりなので、キャラデザの段階でケレン味たっぷりなキャラデザが使えない、という事情もあるのでしょう。で、それが同人の方にも流れていると)。あと、躰の線もしかり、服やアクセも現実に存在できる様なものが多い感じで。
あと個人的に大きな変化か?と思っているのが、つり目の大躍進ですかね?(ここでいう「つり目」とは、目頭(鼻に近い方)が従来からあるタレ目に比べて下がっているデザインを示す。良い例がまちカドまぞくの桃さんとか、くまクマ熊ベアーのユナっちとか。逆にタレ目はシャミ子やフィナあたり)
これは綾波レイやら七尾奈留氏の絵の影響かと勝手に思っているのですが、以前のつり目キャラと言えば主人公の敵役やらいじめっ子やら、要は性格がキツ目でちょっと意地悪な感じのキャラに付けられる記号だったのが、最近では普通に優しい性格のキャラでもつり目が使われる様になっていますね。あとついでに言うと、口の描写では上唇の下に前歯が見えるデザインのも最近は多いです。
このように最近の萌え絵は以前に比べてすっきりした絵柄に変わってきていますが、例えば90年代前半の我々に2020年代流行の絵柄を見せたら、いったいどんな反応をしただろうか?などとよく考えてしまいます。
ぱっと調べて見た中で、90年代前半で今のアニメにも通じるキャラデザと言ったら、個人的に思うにナディアくらいですかねぇ……
まぁ管理人はナディア見て人生ぶっ壊したヲタですので、その頃の自分が今の絵を見たら、やっぱり禿しく萌え狂う気はしますけど。当時からナディアのキャラデザでは特に目の描写が今までのアニメとだいぶ違っていたのはよく分かっていましたし(だから超ときめいた)、なんせナディアの作画とかしていた人達は、2020年代アニメ業界では監督やら作画監督やらで最前線で突っ走ってる神様ばかりです。むしろ2020年代の萌えアニメはナディア(貞本さんのキャラデザ)が全ての源流なのでは?とか暴言を吐いてしまいそうな管理人がここにいます。ぶっちゃけアイマスやら魔女の旅々やらアサルトリリィやら、どことなくナディアを感じさせますぜ?(ある意味当たり前)
ちなみに管理人、90年代初期の萌え絵に関しては、当時も(もちろん今も)あんまり好きではありませんでした。そういえば現代のクソガキが「90年代の萌え絵とか超キメェwwwwww」とか草生やしてますが、90年代から黙々と試行錯誤を繰り返して現在での完成形の萌え絵があるので、過去作品を馬鹿にする奴は現在の萌え絵を見る資格は一切ありません。もちろん好き嫌いはあってしかるべきですが。おっと、ちと話題がずれましたが、まぁ個人的には当時から「絵が濃ゆいなぁ、あざといなぁ」と思ってましたので、ナディアみたいなスマートな絵(当時はそう思ったもんです)を見て、初めてアニメに萌え狂ってしまいましたよ。だからそれ以来ナディアの絵ェマネしてヘタ絵ばかり描いて、20年以上経っちまったわけですね。人生をトイレットペーパーと一緒にトイレに流したと、人にはよく言われております。
さてこれから10年後、20年後にはどんな萌え絵が流行ってるんでしょうかね? その頃には、今の流行の絵がまた「キメェwww」とか言われるようになっているんでしょうか? 個人的にはキャラの造形にはあまり大きな変化は無く、色使いや影の表現に変化が出るんじゃないかなぁとは思います。以前は萌え絵もリアル志向が強くなってきたかと思っていましたが、色使いに関しては例えば瞳の中にピンクやエメラルドグリーン系の色を混ぜ込んできたりする作品が増えていますし、影の付け方も、アニメでは以前のセルアニメ用の影付けから表現方法を変えてきている作品も増えてきているので、その中から新たなスタンダードが出てくるのでしょう。これからどんな新しい萌え絵が出てくるのか、楽しみで仕方ありませんね。
それと、90年代は同人と商業では人がそれなりに別れていた気がしますが、現在ではその境界線は限りなく薄くなっていて、商業も同人も似たような状況になってるよなぁと思います。同人から商業デビューする人はとても多いですし、商業の人が同人で作品を出すのも良くある事で。となると、今後は商業も同人も同じ様な変化を遂げる様になるでしょう。より進化が速くなる気がしますね。
ところで超余談ですが、これから萌え絵でも描こうと思っている人には、この管理人みたいに無駄な人生を歩まないために以下の言葉を贈ります。
- 自分の神様(=一番好きな絵師さん)を定義する。
- 神様の絵を見ないでそっくりな絵(誰が見ても「上手いね!」って言ってくれるレベル)が描ける様になるまで、その人の絵のみをひたすらに写す。
- 写している間は、ヘタにオリジナリティ(姿勢を変えたり表情を変えたり構図を変えたりオリキャラを描いたり)など出さない。確実におかしな手癖が付いてヘタクソになる。ダメ、ゼッタイ。
- 目をつぶっても神様とそっくりな絵が描けるようになったら、イラストの描き方の本とかを買ってきて、中に描いてある構図とかをひたすら写す。取りあえず顔は神様の絵のままにしておく。
- デッサン用の人形(美術用では無く萌えイラスト用のもの)でも買ってきて、神様の絵で構図を変えて描く。
- 表情や髪型、服装など、雑誌やネットで良質のサンプルを見ながら、神様の絵から変えてみる。またはイラストの描き方などで、神様以外の絵師さんの絵から表情を抜き取って描いてみる。
- ここまでくると、背景は別としてある程度好きな絵が描けるようになっているはずなので、他の好きな絵師のキャラなど見ながら「自分のお気に入りキャラ」を創って描きまくる。
- 背景の描き方の本を見ながら背景を描く練習もする。
- あとはひたすら枚数をこなす。
- 辛口の友人(出来ればガチな美術専攻)を捕まえて絵を見て貰い、徹頭徹尾ボコボコにされる。
- それでも諦めずに描き続ける。
もともと絵心がある人なら、1年も経たずに同人誌くらい描けるようになるでしょう。ちなみに管理人は上手い人の絵を写すことを全くせず、最初っから自分の妄想だけで(何も参考にせず、真っ白な紙だけを見て)オリジナルキャラクターを描いていたため、デッサンもバランスも何もかも崩れた状態で手癖が付いて、もうどうにもならない酷い状態に陥りました。だから年賀状絵の下絵を描くのに1ヶ月掛かったりして(上手く描けないから数千回描き直す)、もう絵を描くのが嫌で嫌でしょうもない状態になりましたよ(現在では真面目に練習して、下絵なら1日で描ける様になりましたけど)。重ねて言いますが、絵を描く近道は「上手い人の絵を写す」ことです。商業の作品で他人様の絵をパクるのはダメですが、練習ではむしろパクリ以外やってはいけません。自分の妄想だけで絵を描くのは、正確なデッサンが手に染みついて離れなくなってからです。その域に至っていない状態で妄想だけで絵を描くと、必ず悪い手癖が付いて絵が下手になります。こんな描き方を続けると、人生を10年単位でゴミにします。経験者は熱く語ります。
あと、ある程度描けるようになったら、必ず目の肥えた友人に見せてボロクソにこき下ろされてください。絵を描いていると、必ず脳が腐ってヘタ絵が上手く見えてしまうのです。そういう病気から早く立ち直るには、他人から酷い絵である事を指摘されるのが一番です。それで目の肥えた友人に人格否定を500回くらいされて、ようやくネットに晒してもスルーされるくらいの普通の絵になります。管理人の周りの友人達は皆本当に優しい人ばっかりだったので、管理人の描いた怪奇物を目にしても「貴様の絵はマジキモい、デッサンが崩れてんだろ一回死ね」とか「骨格がおかしいだろクリーチャー描いて喜んでんじゃねーよこのクズ、死ね!」とか「このクソ野郎、こんなキメぇフリークス見せに来るな、目が腐るだろさっさと死ね!!」とか厳しい意見を誰も言ってくれなかったんですよね。もちろんフリークスやクリーチャーにすら見えなくて、とっても生暖かい目で「……うん、良いんじゃ、ないの……?」って感じだったから、意見する以前の話だったんでしょうけど……。それで結局自分が描いてる絵が世間一般では相当に酷いレベルにある汚物である事がなかなか認識出来ず、下手な絵を描きまくって余計に崩れたデッサンが手に染みつき、上手い絵が全然描けなくなるという、酷いネガティブスパイラルに填まっていったのでした。それで人生を20年くらいゴミにしました。経験者は泣きながら語ります。
第42回 プライドとは
今回は戯れ言にふさわしい、毒にも薬にもならない本当の駄文を晒します。
タイトルの字面のままプライドとは何なのか?とか、そんなのアタマ悪い管理人にはさっぱり分からんので論じません。そういうことでは無く、個人的人生の中でいたくプライドを傷つけられたなぁと思う事が2つほどありましたので、それを晒して参ります。むしろ、こんなつまんない事にいちいち腹を立てる器の小さい管理人をせせら笑う回でもあります。
自作小説にて
管理人は手慰みにエロ小説などを書いてる暇人ではありますが、20年ほど前に、主人公が過去に行く物語を書きました。
それで友人達に見せて批評して貰ったのですが、個人的に大絶賛だなと思ったのが「新人賞で落選する程度のクォリティはある」というものでした。要は他人に見せる程度はクリアしていると。嬉しかったですねぇ。
さて、そんな友人らの中で1人、とても特異な感想を寄こしてきたのがいました。曰く「劇中の過去にワープする方法が、○○(当時有名だったラノベ)と違うから、○○を読んで書き直すべき」と。
根掘り葉掘り意味を聞きましたが、描写が足りないとかリアリティが無いとかでは無く、○○と方式が違うからダメだ、という事です。つまり作品として成立させたければ、○○のワープ方法をそのまま使わなければならない、と。
まぁ当時(20年前)はお互い若かったのだから色々と至っていない部分もあったのでしょうけど、今言われたら絶交だよねー、と。
こちとらノンフィクションを書いている訳でも無ければ、○○の二次作品を書いてるつもりも無く、完全オリジナルの作品です。それを、なぜ故他人が書いたラノベのSF描写を使わなければならないなどと言われなければならないのでしょうか? 今でも意味が分かりません。まぁ他の友人も「それは意味が分からん」と言ってましたけど。むしろ貴様如きが○○の描写を使ったら○○を穢すことになるから絶対やるんじゃねえとまで言われましたが(笑)
ちなみに管理人は“なろう”に出している訳も無く、単に誰も見に来ない自作サイトに置いてあるだけなので、万人に読んで貰う事を目的に作ってはいませんが、それでも一応はネットの海に晒す以上は自分なりの品質条件を付与して世の中に公表しているわけで、くだらなすぎて読む気になれんだの、クソ面白く無いなどは正統な感想なので謹んで受け取るつもりですが、オリジナル作品のSF描写を他人のSF作品に合わせないとならないとか言われるのは、さすがに同人作家に対する人格否定だよなと思うわけですよ。もちろん器が小さいと言われればそれまででしょうけど。
ちなみに自分、○○は読んだ事ありません……。昔からメジャー作品は避けて通るへそ曲がりですので……。
ところで○○ってなんだって? もしこれを本人が見たら分かってしまうので書きませーん。テレビアニメにもなった有名作品という事は記しておきます。
成功したら料金を払います
管理人、一応ネットワークスペシャリストを持っている現役でもないSEです。最近は管理職やってるので、現場のメンドウゴトは皆若い連中に押しつけて怠け腐っている不良社員でもありますが。
さてそんな管理人がまだ現役でヒィヒィSEやってた10年以上前、妹から「知人(同級生)のPCがインターネットに繋がらなくなったから見て欲しい。もし修理が成功したら報酬を出すと言ってる」などと言われました。
その頃は月の残業が延々100時間超えてたので外に出るのが面倒な事もあり、「ウチにPC持ってきたら直してやる」と言いかけたのですが、もう一度聞き直しましたよ。最後に何て言ったのか、と。で、「だから、成功報酬としてお金を出すって」と改めて言われました。
皆さん、小遣い貰えるならいいじゃんよ〜って思うでしょ。でもそれが、相手が自分よりも年上とかならまぁまだ我慢も出来ますが、妹の友人って事は年下。こちとら現役SEとして、ネットワーク設計とかで飯食ってる専門家っすよ、実際。
せめて「タダで直してくれ」なら構わんのですが、何で年下のド素人如きに「成功したら金を出す」なんて言われ方しなければならんのかと。
昔から言います。例え知人でも、プロに仕事を頼むなら金を払えと。そして、クライアントの方から「成功したら金を払う」などと言うのは失礼極まりないのです。だってプロなんだから、よっぽどの事が無い限り必ず成功するし。だから金を出す事を明言するなら「お金出すから直して欲しい」と言えば良いのです。そしたらこっちは必ず「金なんて要らんよ」と答えるでしょうから。誰が妹の友人から金など取るかと。
当たり前ですが、プロに対して「出来たら金を払う」なんてクソ失礼な事を抜かす奴には一切関わり合いになりません。「ネットワークの設定は環境によってどうにもならない場合があるから、自分じゃ無理かも」とか適当なことを言って断りましたよ。どうせ端末のIPアドレスを無意味に固定にしただけだろうって想像は付いてましたけど(民家のネットは、ちゃんとネットワーク設計しないならBBルータにお任せなのでDHCPにする)、知ったことかってね。
だいたい、最悪お金をくれるにしても、一体いくらくれるんだよって。なんだかんだ言いつつ大企業勤めのSE(30代半ば)相手に、500円だの1000円だのはバカにしているのと同等。貰うなら、最低でも5000円以上貰わんとやってらんねーっす。そしてそんなお金払えるのかと言えば、どうせ1分くらいPCいじってれば直る程度の事なので、絶対無理だよね、と。
妹からは「人から頼られてるんだから、なんでやらないの?」なんて言われましたが、冗談じゃねえって。少なくとも自分、本気で金掛けて勉強して手に入れたネットワークの知識、そういう技術の価値も知らん無礼者から数百円の小遣いを貰う如きには使えません。自分の安売りにも程があるという奴です。
ちなみに友人のツテを頼る系のクライアントとしてあるべき姿はどんなもんかと言うと、条件付けずに作業賃として報酬なりを出しますと言うか(旨い飯を奢るでも良い)、それとも何も言わずに誠意を込めたお願いを本人からしっかりやって、コトが済んでから何も言わずにお礼をすっと出す、なんてのも格好いいですよね。
まぁそんな感じで、色々と器の小さい管理人でした。
第43回 イラストの練習環境
近頃(ざっくり2010年以降?)は上手な絵を掛ける人が非常に増えたように思えます。
それこそ20世紀の頃は、ネット(パソコン通信とかの方ですよ?)でファンが付くような絵を描ける人は限られた人だけのようだった気がしたのですが、最近では同人誌とか見てもプロの絵師さんと同等の物ばかり並んでいます。(もちろん“先生何やってんすか”もたくさんあるでしょうけど)
翻って思うに、自分の場合、それこそお絵かきを始めたばかりの頃(およそ30年前)は、本屋さんを探してもロクなイラストの教本は無く(当たり前だけど、インターネットなんて無いからね!)。結局は、マンガやアニメの設定集(最近はあまり無い感じですけど)で気に入った絵をシコシコ写してキャラ絵の描き方などを習得する他ありませんでした。
それから少し時代が進み、庶民でもなんとかフルカラー環境でCGイラストが描けるようになった頃、ようやく「CGイラストの描き方!」みたいな本が出始めましたが、中に出てくる絵師さん自体は今でも現役の人達ばかりで人選には問題無い物の、一番大切な“絵の描き方”の説明がとてもステキな感じで全く実用性がありませんでした。
例えば髪の毛の影付けの仕方とか、ぶっちゃけ自分、今でもプロの人がどんなやり方してんだかよく分かりませんが、本の説明には「影はぱぱっと塗ります」しか無かったり。
いや、あの、ぱぱっと塗れないから、その“ぱぱっ”の中身がじっくり知りたいんでこの本買ったんですが? 自分、なにか間違ってますか??
……みたいなのばかりでしたね。イラスト部の面積も3cm x 3cmくらいしか無いし、印刷の網掛けの所為でよく見えねーしと、ほんとロクなもんじゃなかったっす。
まぁその後ひぃこら解析したりして、レイヤ分けとブラシの消しゴムつかって上手くグラデーション出すのは分かったんですけど、それを知る為に3ヶ月くらい試行錯誤したりして、もう本当に回り道が激しい人生でした。結局めんどくさいからその方法は使わないけど。オイラ、アニメ塗りが好きじゃけん!←ヘタクソの言い訳
さて、この駄文が書かれている頃のイラストの描き方系の本をチラ見していると、その辺の描き方が非常に細かく説明されているし、わざわざ本を見なくてもYouTubeあたりでプロ絵師さんがゴリゴリ描いてる動画を見られるとか、もう20年くらい前の人間にとったら天国のような状況です。そりゃ絵ェ上手い若い人が爆増するのも当たり前だよね!と。
こんな凄い教材がタダ同然でゴロゴロ転がっているんだから、せいぜい活かさないと勿体ないですよね。
あと当たり前だけど、ハードウェア的な環境も偉く充実していますよね。PCでフルカラーを表示出来るのは当たり前、画面の大きさだって、30年前じゃ誰も想像すらしなかった2Kとか4Kは普通だし。それにその頃はイメージスキャナなんて個人じゃ絶対買わない超高級デバイスで、絵の取り込みとか、名著16bitセンセーション辺りに出ている「ラップスキャン」は普通にみんなやってましたし。あれ、ネタじゃないですからね。
管理人はその頃家にたまたま中古のイメージスキャナがあったので、一旦紙に描いてPCに取り込みしてましたけど、なぜかその頃のイメージスキャナって98本体の方の解像度が640x400なんてクソプアなくせに、読み取り最低解像度が150dpiもあったので、98の画面でいっぱいの絵を原寸で描くとはがきサイズ以下で描かなければなりませんでした。
これは前にAboutページの方にも書きましたけど、お絵かき初心者がこんな小さい絵ェばっかり描くとデッサンがまともに取れずに悪い手癖が染みつく一方。もうスキャナなんて捨てて、A4いっぱいに描けるラップスキャンでやればもう少し絵が上手くなったんじゃないかと、後になってつくづく思いましたよ。まぁ当たり前ですが、ラップスキャン自体も当時から相当アレな方法でしたけどね。
もちろん現代ではスキャナ自体の解像度はもっと柔軟に設定出来るので、紙に大きく描いてもちゃんと望んだ大きさの画像として取り込みも出来るし、そもそもイラストの解像度自体もっと高くしないとダメなので、スキャナの解像度だってもっと高くしても大丈夫。キャンバス自体の解像度を不必要に低くしない限りはどうとでもなってしまう、とても恵まれた環境です。
それに外してはならないのが、板タブや液タブの普及ですよね。
それこそ30年前は玉マウスでゴリゴリドット絵を描いていたので、綺麗な躰の線やらPCの画面でいきなり描くとかほぼ不可能。必ず紙に描いて取り込む必要がありましたし、描いている最中に絵の傾きをちょっと変えるとか絶対出来ません(出来るのは90度回転か反転のみ)。今のPhotoshopやらのパッチワークみたいな編集が出来るのが当たり前と思って当時のお絵かきソフトを触ると、あまりに何も出来無いのでストレスで胃に穴が開きます。だからこそ、一旦描き始めてしまったデッサンの狂った絵は、破棄して紙からやり直すか、そのまま進めて何も見なかったことにするしかありません。商業ならともかく、趣味の場合は紙から描き直すとか苦行にも等しいので、そのまま描き進めてなんとかごまかすのですが(もちろん現在なら絵を描いている途中でもよっぽどの事が無い限り少々のデッサンの狂いは綺麗に直せます)、そんな事ばかりやっていると、下手な絵が手に染みつき絵描きの低いスキルが余計に低くなってしまうのです。
元々紙で上手い絵が描ける人ならこんな30年前の環境でもそれなりの絵は描けるでしょうけど、CGイラストを描きたい手段としてお絵かきを学習中の初心者には、今から思っても相当に過酷な環境でしたね。特に自分、紙にすらまともに絵が描けない状態でいきなりPCの画面上でお絵かき初めていたので、もうデッサンとかメチャクチャ。周りに萌え絵えを描く友人もほとんど居なかったし、ロクな教本も持ってなかったので、例えば「絵を描いたら表裏をひっくり返してデッサンチェックする」とかいう基本以下のスキル??を、絵を描き始めてから5年以上知らなかったとか、惨憺たる状況でした。今から思えばそれくらい教えて貰う前に自分で気付けやとか思いますが、それくらい過去の自分は視野角の狭い大バカだったのです。今も大概バカですけど。
そして、上記のようなハードソフトともないないづくしの悪環境をより酷いことにしていたのが、“実力の伴っていないプライド”でした。
超初期の絵ェの練習はナディアの絵(商業イラスト)とかを活用していましたが、すぐに「ヲレはオリジナルに生きる! 安直に二次創作はせぬ、決してせぬゾ!!」とイキり、練習も全くせずに真っ白な紙だけ見て想像(妄想)で大量のヘタ絵を描いてしまったからもう地獄へまっしぐら。だいたいプロだって、絵を描くときはサンプルをじっくり見ながら描くもんです(昔はそういうことすら知らんバカでした……)。なのに全部頭の中からひねり出そうとしたもんだから、まともな絵が描けるはずは無いし、ひたすらトライアンドエラーで“記憶にある人体”を描きだしていましたら、もう顔1つ描くのにリアルに1週間掛かったりして(そして重要なのは、ここまで時間を掛けても1週間後に見るとデッサンが狂っているのが分かるので、また描き直しを始めてと、無限ループ状態が続く)、下絵だけで一ヶ月と掛かるのは普通のこと。それから色塗りでまたもや試行錯誤を繰り返すので、例えば年賀状絵を1枚仕上げるのに3ヶ月とか普通に掛けていました。
アホの極みですね。
同じ時間を掛けるなら、3ヶ月ほど上手い人の絵ェでも真面目に写しまくっていれば、以降はデッサンの狂いもなくバリバリ下絵ぐらい描けるようになったでしょうに……。
ちなみに現在では、もうくだらないプライドとか一切捨てて、あらゆる手段を講じて早く下絵が完成するように「堕落」しました。それこそ前は、線がズレたときや大きさが合わないとき(左右の手の大きさがちょっと違うときなど)は、完全に消して一から描き直す事ばかりやってましたが(こういうくだらない事を「ストイックなヲレ格好いい」とか勘違いしてたんですなぁ。絵のクォリティ向上にはメリット一つもないのに……)、最近じゃ例えば右手を描いたらコピーして反転して左手のすげ替えるとか、平気でやります。拡大縮小や回転なども駆使して、サクサク絵をでっち上げていきます。プロも大体同じ事をやってますけどね。
賢明なる読者様におかれましては、この駄文をちょうど良い反面教師として、こうなってはいけない見本として使って頂けましたら管理人としては存外の喜び。
是非とも管理人が喜ぶ萌え絵をたくさん描いて下さいね。
第44回 シン・エヴァ4話見たった!
ちなみに管理人、エヴァに関しては一部のガイナ教信者を除いたほぼ全ての日本人が「えば?なにそれおいしいの?」「わけわかんねーつまんないアニメ」「ロボットがキモい」などと思っていた頃からガチでファンやってた筋金入りであります。まぁ色々あって全てのメディアに精通しているわけではありませんが、TV版、コミックス版、旧劇、新劇は全てしっかり押さえている程度のものです。TV版はもちろん1話から見てましたし(S-VHSの標準で録画するのは当たり前、LDも買った)、そもそも新作の情報が出たときからずっとウォッチしておりました。
さて、そんな筋金入りだからと言って、管理人はエヴァの全てを良しとは思っていません。そもそも管理人は設定厨なので、ストーリーすら視聴者に解釈を求めるようなスタンスは大嫌いです。キャラがどう思っていたのかとか、とある行動の原因などを推測するのは大変楽しいですが、エヴァの場合、特にアニメだと重要なシーンすら抜け落ちており、ストーリーの理解(把握)すら困難になっているレベルのものが多く、純粋に楽しめたもんじゃない、というのが率直な感想です。
さて、ここからは新劇のみに焦点を当てて益体の無い感想文を書き散らしていこうかと思います。
新劇、個人的には1〜2話(序・破)はある程度物語が分かりやすくなっているし、シンジ君の心の動きもある程度同情出来るようになっている(TV版みたいに唐突に気分が変わったりしない)ので非常に楽しんで見ておりました。特に2話の最後なんて盛り上がり方が最高でしたね。エヴァ見てて本当に良かったと涙を流したくらいでした。
ところが3話(Q)。
他人はエヴァらしさが戻ったとか言ってましたが、個人的には「また悪いクセが出たな」と絶望したのは記憶に新しく。アニメは凄いし曲も良いし、例えばタイトルがエヴァンゲリオン新劇場版で無ければ非常に楽しめたでしょうが、あの頃から言われていたとおり「何でみんなシンジ君にちゃんと説明しないのか?(報連相の大切さが分かった)」という疑問が頭をいっぱいにして、ストーリーとか全然頭に入ってきませんでした。シンジ君の行動原理も、ちょっとした事に自分の行動原理を押しつけて、その場の勢いで動いて(暴走して)いる様にしか見えません。4話のための壮大な釣りと言われればそれまでですが、個人的に嫌いな考察の仕方(作品に対して原作者やスタッフの私生活などを過度に関連させて考察すること)なのですが、当時監督含めてスタッフは皆頭をイワして完全に迷走していただけだったのでは?などと素で思っていました。特に酷いのが、2話の終わりから3話に至る14年間の説明が全く無いこと。別に詳しく年表を出せとか言いやしませんが、あまりにも情報が少なすぎて物語世界への同期が全く出来ません。我々視聴者もシンジ君と同じ状況に身を置くことでよりシンジ君へのシンクロ率?を上げる作戦だったのかも知れませんが、それ以前にストーリーが頭に入ってこない時点でエンタメ作品としてどうかと思うレベルです。もちろん現在の作品みたいに、そこまでキャラに説明口調で場面説明させんでもいいやろうがと言うほど一から十まで全部情報や設定を説明しなきゃならんとか頭の悪い事は言いませんが、それにしたって最低限度の説明すらすっぽ抜けているのはおかしいですよね。4話まで見終わった後でも思いますが、3話だけ何か浮いてる感じがします。
そして4話ですが、最初に見た時の素直な感想は「地に足の付いた作品だったなー」という事でしょうか。3話を見て、最早地球にはヴィレ以外の人達はほぼ死滅しているのか!?なんて思っていましたが、そうでは無く人々の営みがちゃんと続いていたことがよく分かりました。その後1〜2話を見直しましたが、実はTV版以上に新劇の方が人々(ネルフの職員や街に生きる人々)の描写が多く、「そこに人々が生きている」ことが前面に出ていたように思えます。TV版は、ネルフのごくごく一部の人しか人類補間計画やらセントラルドグマに何があるのか知っていなく、敢えて言うと“ネルフの一部の人々”と“それ以外の何も知らない一般人”の対比(衝突)があった様に感じられましたが、新劇ではネルフ職員は皆セントラルドグマに何があるのかよく分かっているという設定に変わっていたので、主人公達だけでは無く、より多くの人々みんなで生きていくということがより強く表現されていました。そしてそれは4話でも良く現れていたと思います。つまり4話は1〜2話のテイストに戻ったという感じでしょうか。
とは言いつつ、ストーリー的にはどうなのかと改めて考えると、1〜2話で感じた程のわかりやすさや物語に引き込まれる感じがあったかというと、またそれは別。ちょっと穿った見方になりますが、やっぱりTV版の最終話みたいな“楽屋ネタ”や旧劇の最後みたいなのがどうしてもやりたかったのかな? などとつまらないことを考えてしまい、純粋に物語を楽しめなくなったのは間違い無いでしょう。
折角TV版や旧劇から大きくストーリーを変えたのだから、もうちっと別の見せ方が無かったのか?と率直に思います。エヴァ初号機と13号機の闘いのシーンとか、演出でプリヴィズレベルの動画を見せてんだか、時間がないから撮影(画面効果)出来ないでそのまま納品したんだかちょっと悩むシーンもありましたし(まぁ穿り過ぎな自覚はありますけど)、TV版や旧劇のサブタイトルをそのまんま出しちゃうとか、気持ちは分かるけどそこまでメタに走らなくてもいいじゃんよとか、結局やり方というか、レベルとしてはTV版からあまり進歩してねーなというのが本音であるし、東宝の特撮スタジオがまんま出てきちゃうのも、なんかやっぱり強制的に作品世界から現実世界に戻されるようで嫌な感じだし(旧劇で映画館のシーンだして気分を悪くした奴は多かっただろうに……)、全てのエヴァにガイウスの槍(ヴィレの槍)を突き立てて世界を変えるのも、アルティメットまどかが矢を放って過去から未来の全ての魔法少女にトドメを刺した(多分違)のと全く同じだしと、パロディなんだか真面目にやっててそっくりになっちまったんだか、監督辺りの来歴を見ていると何とも判断が付かない微妙な感じがします。大体エヴァ自体が過去のあらゆる作品のパロディがちょこちょこ入ってるから、まどかのも否定出来ないよなーなんて……。(ちなみに管理人は軽くWikiを見た他は、本編以外のメディアは一切触れていないので、設定本だか解説本だかに書いているネタは全く知りません)
まぁこの期に及んで作り直せ!とかワケの分からん事は言いませんが、BD辺りで弄るなら、劇場版ですっぽ抜けている最低限必要な説明とか追加して欲しいですね。特にカヲル君やマリは謎が多すぎてキャラが居る意味すらよく分かりません。アニメを弄れないなら、せめて公式な設定本を出すか、最悪BDあたりのライナーノーツにこっそり書いておいて欲しいです。そしたら、この辺の稚拙な感想文はサクッと書き直しますんで(笑)
という事で、TV版の放送が公式にアナウンスされてからおよそ27年、人生の半分以上を共に過ごしたエヴァが終わっちまいました。なんだか悲しい様な、けど最後はシンジ君楽しそうだったからいいんじゃね?みたいな感じで、何とも言えない喪失感を覚えております。
そしてただ1つはっきり言えることは、自分の人生の中でこんな凄い作品をほぼリアルタイムで楽しめた事に関して、監督やスタッフの方々には感謝以外の言葉はありません。
気が早いと怒られそうですが、次の作品も楽しみで仕方ないですね!
第45回 WAC○Mのペンに思う
この話題はどこのレビューを見ても同じ事が書かれておりますが、敢えて管理人も。
絵描き(ヘタウマ問わず)にとってWAC○Mのペンは、宝物ではなくトイレットペーパーと同じ程度の使い潰してナンボの消耗品です。
高い値段のくせにすぐにヘタレてフィーリングが悪くなるし、落っことしたときにペン先から行ったら割と簡単に壊れるし、と、ロクなもんじゃありません。家電の補修部品とは違い、定期的に交換しないと使いモンにならない、敢えて言うと掃除機の使い捨てフィルターみたいなもんです。
さて、そんな使い捨てペンですが、使っている人なら皆つくづく不満に思っていると思いますが、無駄なパッケージが多すぎて不要に値段を上げているとしか思えません。
例えば上のはタダでさえ使い勝手が悪いと悪評しかないプロペン2ですが、ごくごくごくごく一部の人以外には必要の無いゴミ付属品が大量に入っていますが、これらゴミ不要品を触るときは、買ってペンを取り出すときと、このゴミゴミを捨てるときだけです。
最悪ペンを外に持ち出すときは、こんな高級なシールドケースなど必要無く、100均のお店で売ってるステキなペンケースで十分です。何でいちいち普段使い出来ない重厚なケースとか必要なんでしょう?
我々絵描き(ヘタも含む)が新しいペンを欲しいのは、単に今まで使っていたペンがゆるゆるガバガバになって入りも抜きも出来なくなるからです(なんてえちい表現!)
だから本当はペンの中に入っている筆圧センサー(の緩衝材)がだけが欲しいのですが、さすがにシロウトには交換出来ないので、そこは妥協してペンの本体だけあれば良いのです。ラバーもカラーリングもペン先もボタンも要りません。そんなモン、必要なときにそれだけオプションで買えれば良いだけです。大体ペン先とか、みんな自分の好みのペン先を大量に買っているので、使いもしない他のペン先とかゴミになるだけです。
つくづくエコじゃない。それ以前に、この不要なパッケージを減らして値段を下げろとつくづく文句が言いたくなります。
もちろんペンタブの類はクリエーターが己のパトスとリビドーを噴き散らすものなので質感が良いのは当たり前なのですが(ちょっとでも使っている道具がちゃっちいとやる気が無くなる)、ゴミに質感とか要りません。そこにリソースを費やすなら、腐れにくいラバーを作るなりヘタレにくい筆圧の緩衝材を作るなりもっと安定して使いモンになるドライバを作って貰いたいです。ペンなんて真面目に使うと半年でゴミになるので、その値段が5000円とか8000円とかマジで勘弁して欲しいです。そのうちこんなモン誰も使わなくなりますよ? ただでさえ、海外勢で良い感じの競合製品が大量に出てきているので。
という事で、自宅の近所の会社にはマジで頑張って貰いたいので、誰も見ないところで応援しておきます。
第46回 マイナポイントでリアルに胃痛が痛くなった
今でも(胃までも)調子が悪いのですが、マイナポイントの予約をしていて訳が分からず神経性胃炎だか胃けいれんでのたうち回った管理人です。
なお、管理人はNFC積んだスマホとか持ってないので、以下はPC+ブラウザでのお話です。スマホは知りません。
で、別に自慢じゃ無いのですが、管理人は職場でシステム開発に従事しているので、人並みのITリテラシーはあると思っているのですよ。もちろん独りでOS作れとか言われても無理ですけど。
さて、先日マイナンバーカードに公金の受け取り口座を設定せぇとかいう記事があったので、折角マイナンバーカード持ってるので登録しようと思ったのですな。
口座登録は、普通にWeb見ながらやったら普通に出来たのでまぁいいとしても、ついでにマイナポイントやらやろうとして結構良い感じに苦労しました。
そもそも登録(予約)が凄まじく面倒くさい……というより技術的なハードルが高くてこんなモンどう考えても万人向けじゃ無いだろ的な状況であるし、そもそも電子マネーとかほとんど使わずクレジット決済だけで買い物している管理人にとってはマイナポイントは全くメリットがありませんでした。正直勘違いしていて、5000ポイントだかそのままくれると思っていたのだけど、要は電子マネー使ったら上限5000円で割り増しでポイントくれるってことですわな? 電子マネー使わない人の事考えてるのか、もう本気で意味が分からなく……。
そしてそれより問題がなのが、そもそもマイナンバーカードをPCで使うには、
- Web見ていても、リンクがよく分からなくてページ内を何度も彷徨う
- 何の処理(作業)が必要なのか、よく分からない(要らない情報が多すぎ、判断材料が提供されていないので何をすべきで何が必要無いのか判断出来無い)
- Webの通りやっても上手く動かないし、エラー内容が的外れ気味
……と、普段から似た様なシステム開発をしている身にとってみたら若干作り手側の苦労も分からなくもないけど、まぁ自分なら絶対こんな仕様じゃレビューで許可出さないなと思う酷い有様でした。
文句ばかり言うのはサルと一緒なので改善提案しますけど。
- ブラウザアプリではなく、認証系も含めてWindowsのネイティブアプリで構築する(いちいちブラウザの拡張機能とか、マイナンバーカードのPKIやら開けるアプリをしこたまローカルPCにインストールさせてまで、ブラウザで動かさなければならない理由が理解出来ん)
- そもそも、上記のような有様を、ITリテラシーの怪しい一般庶民にやらせること自体が意味不明(プリンタみたいに、PCに繋いだら勝手にドライバをインストールして勝手に使えるようになるくらいまで作り込まないとダメだろ……)
- WebにQAが圧倒的に足りてない。アプリ入れても上手く動かなかったからためしにPCを再起動したら動いたけど、そのくらい書けと。と言うか、今のご時世にWindows再起動させないとちゃんと動かないアプリってなんなのよ……
管理人は普段は、どちらかというと作り手の味方なので、「ユーザーだってちったあ勉強しろや!」って突っぱねる人間なのですが、今回はあまりにもストレスが溜まって胃痛まで発したので、もうさすがに我慢の限界を超えた感じですね。ただでさえ、電子証明書のPINロックの解除が甚だメンドウな仕組みで神経使うのに、アプリがまともに動かず意図しないところで勝手に認証試行回数をオーバーしましたとか、もうマイナンバーカードをへし折るのに十分な理由になると思うのですよ。
ちなみに管理人は、マイナンバー自体は推進派ですので、このしょうもない事象を持ってマイナンバー廃止!とか頭の悪い事は言いません。仕組みとしては絶対に必要で、システムをちゃんと動かさなければならないのだから、どうせ仕組み作ってるのはプライマリSIの5次孫請け会社なのだろうけど、このご時世でそんな丸投げやってないで自分ところで全部責任持って作れ!と言っておきます。少なくとも、実際にプログラム打ってる連中の名前が分かるくらいの管理はせぇと。
しかしマイナポイント、マジで使い道無いな……。どうしよこれ。
第47回 AI絵師について
この駄文が書かれた頃は、様々なAIでお絵かきが出来る様になって、とあるサービスによって「自分の絵をAIの学習に使うの禁止!」という流行り言葉が出来たこの頃でもありました。
そして自分、実はこの辺について色々とモヤっていたんですね。
確かに著作権などを考えると安易に他人の絵ェを学習データにして良いのか微妙だし、絵が描けない人が高精度のイラストを発表するのはいかがな物かと。しかしせっかくの道具を使いもせずに、新しいテクノロジーを否定して、昔ながらに自分でゴリゴリ液タブでペン先を削れば良いのかというと、それもまた何か違うなと。
しかし、ようやく一つの解を得るに至りました。
結論から申しますと、先の「自分の絵をAIの学習に使うの禁止!」ですが、やはり(気持ちは分かるけど)全く意味が無いです。所詮今年で消える、つまらない概念でしょう。
なぜそう言えるのか。
禁止!って言ってる神絵師に問います。
あなたは他人の絵を練習台にしたことは一度も無いのですか?
あなたは他人の絵にインスピレーションを感じて、自分のスキルに取り込んだことは一度もないのですか?
AIでは無い、イラストを学んでいる人間が、あなたの絵を練習台に使うことを禁止しますか?
全てNoでしょう。例え後進に対して“俺の絵を練習でなぞることは禁止!”なんて言ってても、その絵師の絵があまりにも尊い物なら必ず真似するヤツは出てくるでしょうし、少なくともまともなクリエーターならば、そのエッセンスを自分の作品に取り込むでしょう。
現在の萌え絵の文化って、そうやってここまで来たんじゃないですかね? みな、先人の模倣から学んで、そこにほんの少しだけ自分のオリジナリティを塗り込んで、自分の絵にしてきたはず。
それは、例のサービスのAIと何が違うんでしょう? 後進は真似して良いのに、AIが学習するのは禁止? 意味が分かりません。
そもそもですが。
禁止って言ってる神絵師の方。あなたが描いてる絵ェは、そんなAIが猿まねした程度の代物に存在価値を全て奪われる程度の落書きなんですか?
他人があなたの絵ェをエッセンスにして何かしら金を稼いだとして、あなたが稼げる神絵師として得てきた絵のデザインは、先人の絵から学んだものじゃないんですか?
ヘタ絵描きの自分からしてみたら、どっちも似た様な物にしか見えません。
だいたい萌え屋さんの同人誌コーナーを見れば一目瞭然、現在は30年前のパソ通時代と違って、商業作品レベルの絵ェが描けるアマチュア神絵師が数百万人はいると思われます。街中で石を投げれば、必ず神絵師に当たると言っても過言じゃ無い。
そして、こんな駄文を書いてるヘタ絵描きの自分からしてみたら、言っちゃ悪いけど、「この絵はあの人だ!」ってわかる様な特徴ある神絵師はごくごく一部であって、その他の超上手い神絵師の方々は、どれもこれも似た様な絵ェで誰の絵だかさっぱり分からん、没個性的な凄く上手な神絵師の方々です。自分に取ったらそういう人らぁは、猿まねAIとなんら変わりません。
「自分の絵をAIの学習に使うの禁止!」とか言ってるヒマがあるなら、さっさと「誰が見てもあの人の絵だ!」って言われる本当の神絵師になったらどうですか? そして赤の他人が「誰が見てもあの人の絵だ!」って分かる絵ェをAIで猿まねさせてそれを自分の絵ェとして出品したらこのご時世ですよ。徹底的にボコボコに叩かれまくって個人情報を晒されて、二度とイラスト業界にしゃしゃり出ようなどと思わなくなるでしょう。つまり気にするだけ無駄って事ですよ。
それに「自分の絵をAIの学習に使うの禁止!」って言ってることは、結局自分は十把一絡げの他人の絵ェと見分けが付かない量産型神絵師だって世界に向かって喧伝している様なもんです。そこまで自分を貶める事は無い。正々堂々、AI如き猿まねするヤツにパクらせてやれば良いでしょう。あなたが本当の神絵師ならば、みんなそれを見て”これってあの人の絵じゃん!”って言ってくれるでしょうし。
所詮は猿まねAIの描く絵ェ如き、商売にもなんにもなりません。
ただし、先程書いた“十把一絡げの他人の絵ェと見分けが付かない量産型神絵師”の方々は、今後その絵のスキルの希少性がかな〜〜り低くなることは間違いありません。可愛い絵ェと美麗な厚塗りは出来て当然。今後は構図やら背景とのマッチングやら色使いやらキャラデザの出来の良さなど、機械には到底真似できない新たな価値感を絵ェに作り込める人だけが神絵師と呼ばれるでしょうし、そしてすぐに自分では一切絵は描けないけれど、AIのみを駆使して神絵師と呼ばれるようになる人も多く出てくるのでしょう。
それはテクノロジーを上手く活用した良い事例になるのでしょうね。もう「誰もが上手いと言ってくれる絵ェを描くには自分の身長と同じ位の分量の紙に絵を描かなければならない」なんて言葉は廃れていくのでしょう。
むかしのバカな人間は炊飯器を見て言いました。「貴様は旦那に機械が炊いた飯を喰わせるのか!」と。今から見れば度し難い暴言であり、そんな事を抜かす奴は今すぐ死んでいいです。そしてこれを今回の事象に照らし合わせてみれば「貴様は機械が描いた絵ェで萌えるのか!」ということでしょうか。もうだいぶ萌えてる人が居るでしょうし、むしろ「いちいちキャラ絵とか自分で描くのうっざ。むしろ映えるシチュをAIで組むのがいくね?」って言うようになるでしょうね。それはきっと数年のうちに到来するでしょう。
で、オイラの様に手段と目的を取り違えたバカは、これからもAIなんて絶対使わないでPhotoshopで液タブのペンを削りながらヘタ絵を描いていきます。それがヘタ絵描きの矜恃なんじゃごるあぁ。
<2022/9/12追記>
ちなみに上の文章で、なんで「AIの猿まね」としつこく書いていたかというと。
この駄文が書かれた頃のお絵かきAIは、例えば萌えキャラを出力出来ていても、AI自体はそいつが人間だって全く認識してないからなんですね。つまり背景までしっかり描かれた二次元の絵を、たんにピクセルの並びとだけ見ていて、学習結果に基づいて然るべき座標に然るべきRGB値を載せていったら、人間が見たらなんか萌えキャラっぽく見えると、大体そんなモンです。(一部サービスでは、特に顔のパーツなどは細かく調整できるものもありますが、それはAIでは無い別の機能で合成しているのでしょう)
なお、だからといってお絵かきAIをディスっているわけでは無く、今後この手のサービスは絶対に人間を認識してくるのだろうなと予想出来るので、上の方で“十把一絡げの他人の絵ェと見分けが付かない量産型神絵師の方々は希少性が無くなる”と書きました。
つまり、今のお絵かきAIが出してくる萌えキャラ(で無くても良いけど)は、例えば髪の毛はそれっぽく描かれている物の、細かく見れば、頭皮から生えていて髪型に沿って一旦重力に抗い、しかし毛先の方は重力にそって地面に向かって落ちていくという、いちいち文章に起こすまでも無い当たり前の髪の毛の描写が出来ていなかったり、服の襟の部分も実際の服の襟の形状が分かっていればこんな変な形にはならないよね的なおかしな形をしていたり、身体は骨格が歪んでしまっていたりと、1秒みたら凄く優れた絵だけど、3秒見たらあちこちで破綻している酷い状態なのですが、これから出てくるであろう次世代のお絵かきAIは、キャラを3次元的に把握して、髪の毛の形や顔のパーツや服、人体の骨格などをしっかり三次元的に捉えて、かつ、ケレン味など手書きイラスト独自の“映え”もしっかり学習して、もうその辺のヘタ絵師が描くよりも超絶しっかりしたデッサンで極烈映える絵を上げてくるようになるでしょう。つまり今ネットに転がってるたくさんの二次元絵から、ラブライブ!やらバンドリの3Dシーンを自動的に起こし、そこからキャラの特徴(髪の毛の色だの目の形だの)を組み入れて、二次元絵っぽいレンダリングで絵を作れる様になると容易に想像できます。
こうなったら、その辺の絵師さんは確実に存在価値が無くなります。こんな次世代お絵かきAIは、たぶん3年くらいで出てくるんじゃないでしょうかね? ちょっと方向性は違いますけど、今だと3Dキャラを起こす場合は例えばVRoidなどを使いますが、2次元絵から自動的に3Dキャラを起こせるようにもなるでしょう。VTuberが今以上に増えますね。増えすぎて価値が無くなるから一気に減るかも知れませんけど。
脳内で妄想合成したキャラをクリスタなりPhotoshopでデータ化するスキルは、最早時代遅れになりつつあります。今後はそれが3Dにも波及してくるでしょうし、もうこうなったらイラスト業界はかなりの変化を強いられることになりますね。果たしてそれがより新しい形の萌え絵が生み出される原動力になるのか、絵師の大量失業というディストピアになるのかは、今のところは何とも言えませんが………。
第48回 「映画を早送りで観る人たち」を読んだった
珍しく書評っぽいのでありますが。
稲田豊史さん著『映画を早送りで観る人たち』を読みました。
ちゃんとした書評なりは他の良サイトに任せるとして、ここでは管理人の感想という名の駄文を晒して参ります。
この本の前半部分を読んでいるときまで、人としての器がクォークよりも小さい管理人は「映画やらアニメを倍速とか10秒飛ばして観るヤツは氏ね氏ね氏ね」なんて思っていたものですが。
しかし読了後は「若い人たちは時短やネタバレしてで観ないとそりゃやってられないよね、むしろこういう観方をするのは当たり前じゃん!」と思うに至りました。
時短視聴をしなければならない理由について、非常に同意できますし、筋が通っていると思いました。
ちなみにそんな管理人ですが、映画やアニメの類はしっかり時間を取って、毎度家具を動かしてプロジェクターを焚いて、1秒たりとも飛ばさずに観る偏執狂であります。
(一部のアニメではOPやらは飛ばしてしまいますが……)
もちろんネタバレなど決して起こらないよう、ネットの情報やらも可能な限りシャットアウトします。
個人的にはネタバレなんかで先入観を持ってみるのが死ぬほどいやなんですね。だからあくまで「何も知らない状態で観る」ことに細心の注意を払っています。
さて、そんな管理人ではありますが、なぜ故時短視聴について同意出来るかというと、そもそも作品に対する触れ方はやはり各視聴者に任せるべきであると思うと共に、理由として大きく取り上げられているタイムパフォーマンスや「重い(初回視聴、内容など)作品を観ると疲れる」という考え方は管理人にとっても切実な問題だからというのがあります。
だいたい、視聴者の作品に対する触れ方を限定したければ、例えば映画館だけの公開にしてパッケージや配信で流さなければ良いだけですし、むしろ個人が自由な観方を出来る状態で市場に出した瞬間に、観方についてとやかく言うのは諦める類の物でありましょう。
もちろん時短やネタバレは製作者に対する特段のリスペクトはありませんが、逆にディスる感情も無いのでしょう。
むしろ作品をメタ的(製作者の個人まで踏み込んだ考察をするなど)に観ず、作品そのものだけで面白い・つまらないを見ている、とも言えます。それはそれで、ライトユーザーの観方としてリーズナブルな物ではないでしょうか。
所で。
ここから書く事は、マスゴミが良くやる印象操作と同じなので「あくまで管理人の個人的見解」であることを強調しておきますが。
Amaz○nあたりのBDのレビューで、BDのパッケージが発売される前からテレビ放送の感想文を書き込むバカ共がたくさんいますが、たまに見ていて「こいつこの作品の何を見てんだ?」みたいな、トンチンカンな感想が出ることがあります。
もちろんレビュアーが単なるイキったバカ(もしくはガキ)だ、という前提はあるにせよ、もしかするとアニメなら30分時間を取らずに、時短やネタバレでぱっと見て、脊椎反射的に感想文を書いてんじゃないか?と思うに至りました。
若い人らぁが時短でアニメやら映画やらを見るのは、あくまで自分が属するコミュニティに参加する実利に寄与するからであるのは前述の通り理解し共感しますが、少なくともそんな雑な観方をしたなら、不特定多数の人間が見られる場所に感想文なんぞ載せるな!と声を大にして言いたく。
つまり閉じた中で感想を言い合うための時短視聴は全然構わないと思いますが、そんな視聴方法で出てきた感想を全然関係無い他人が見る場所に載せるのは、作品や製作者に対する冒涜であり、実際に他人に損害を及ぼす犯罪行為であると認識すべきです。実際、商品の売り上げが下がるでしょうし。
少なくともBDのレビューなら、ちゃんとパッケージを買って、全部等速でじっくり見てから徹底的に作品をこき下ろせと。
管理人は最初、時短で見るヤツらに殺意を覚えていたと書きましたが、その理由をじっくり考えたみた結果、要は時短みたいにロクな観方をしていない連中が、製作者やファンにとって理不尽な感想なりレビューを目立つところにまき散らす可能性を考え、頭に血が登っていたのですな。
もちろんAmaz○nのトンチンカンなレビューがそんな連中の書いた“チラウラ”であるエビデンスは何もありませんが、そういう可能性もあるよね、と、マスゴミが良くやる印象操作をしておきます。
あとこれは蛇足ですが、本に書いてあった「Z世代が個性的(=就職で有利になる)であるために推しを作る」とか「趣味の横の繋がり」とかについてオッサンが一言言っておくと、そもそも企業の採用面接で「学生の時に何やってましたか」だの「趣味は何ですか」だのを聞いている理由は、個性的だの知識が豊富だのなんてのは全くどうでも良くて、単に“こいつどれだけ根性が入っているのか?”を見ているに過ぎません。
だから「趣味なんてたまにマンガを見る程度で、がっつり勉強してましたよ」で十分です。ヘタに考慮の浅い感想なりを言おうものなら、底の浅さがすぐにバレます。会社はガチなヲタが結構居ますからね。そんなのに時間を裂くくらいなら、受験している企業の研究に死ぬほど時間を掛けてください。そのほうがよっぽど印象が良いです。
そして趣味の繋がりですけど、そんなうっすい横の繋がりとか、会社入ったらあっという間に連絡しなくなるので、学生の間は人生の友達を2〜3人作っておけばそれで良いです。むしろ推しのアニメを見ない程度で疎遠になる連中なんて、人生にこれっぽっちも有益な物はありません。むしろあなたの時間を奪う害悪として捉えておけば良いでしょう。将来の人脈にもなりません。
そんなのは昭和のオッサンの戯言だ!と言うでしょうが、会社はあなた方Z世代の意見や風俗などこれっぽっちも聞く耳は持ちませんし、昭和のオッサンの戯言で厳格に運用されています。
昭和に関わりたくなければ、自分でベンチャー企業でも起こしてください。既存企業に入りたければ、昭和のオッサンの言うことを理解しましょう。別にいちいち自分を昭和に合わせる必要はありませんけどね。けどこれから所属するであろう企業は昭和のオッサンで成り立っている事だけは忘れずに。
という事で、『映画を早送りで観る人たち』では時短視聴の理由を知るばかりではなく、Z世代と言われる人達の考え方やものの見方まで知ることが出来た良著でありました。それこそタイパの良い本であると言えましょう。
第49回 リコリコの彼岸花批判に思う
2022年夏アニメのイチオシは「リコリス・リコイル」でしたが、そのアイキャッチで彼岸花を咥えているのがありました。
それにいちいち批判している連中がいましたけど。
「レイヤーのおねぇさんらぁはバカだから、彼岸花に毒がある事を知らない!」
「バカな日本人はそもそも彼岸花に毒がある事を知らない!」
「バカはテレビに映ってるのをすぐにマネしたがる!」
こんな、薄汚い先入観や決めつけで、他人や製作者に悪口言った奴らはどの程度居るのでしょうかね?
と言うか、彼岸花に毒があるのは有名でしょうに……。敢えて書くけど、そんなのは一般常識であって、いちいちネットで知ったかを書き散らすようなもんじゃ無いのですよ。
(そういうレベルなんだから、知らんで彼岸花咥えて死んだなら単なる自業自得。ほっときなさい。ブタの生レバー喰って死ぬのといっしょ)
それに、いちいち創作物に法律論やら持ち出す「現実と妄想の識別回路が壊れた」バグ持ちも多いですが、そんな事言ったら、そもそもJKのおねぇさんらぁが国家に搾取されて人殺しの片棒担がされてるなんて筆舌に尽くしがたい人権無視な状況なんだから、彼岸花如きの話じゃ無いと。
爆弾持ってるだけでJKに撃ち殺されるステキ世界観に文句言えと。多分バカ扱いされますけどね。
あ、ちなみに自分、リコリコはBD全巻予約している程度のニワカですので、あしからず。
ネットには、一般常識ですらいちいち教えないと気が済まない「教えたがり」がたくさん涌いているので、そんなものを拾って“国民の意見だ!”なんて捉えるのはマジでやめましょう。民意が歪みます。
ネットの書き込み如き、実名が出ていないのは全て便所の落書きです。いちいち公共放送やら報道で出すようなレベルのものじゃ無いんです。もちろんこのサイトの情報もその程度ですけどね。
ちなみに上記のアイキャッチ、配信だと書き換えたらしいですけど、BDならば元のままにしておいて欲しいですね。
少なくともBD買う連中はそんなレベルの低いのは居ないと思うので。
さて、何かある度に上記のように胡散臭い正論で他人様にケチを付けまくる連中が涌いて出るネットの書き込み(匿名SNS)ですが、別に書き込み自体を制限しろとは言いませんが、いい加減情報ソースとしての信頼度を低くしましょうよと。
匿名の書き込みなんぞは責任感が伴った物ではなく、飲み屋で酔っ払いが喚いているのと同等のものです。そんなのは、ある意味国民の本音でしょうが、本来ならば「まぁまぁ」と聞き流す程度の物。
それが報道でデカデカとさらされ、そして創作物がそれによって改変を強要されるなど、あってはならない事です。
ちょっと批判だ出たからと、それでいちいち公式が反応して修正を加えるようだと、創作物にイチャモンを付けて改編させることを目的にするような、粘着のアンチを増長させるだけです。
もちろん公式自らが失敗だと認めるならば好きに変えれば良いと思いますが、変える理由が例えば「制作委員会からのお達しが」なんて言っているようだと、最後には法律に一切違反しないが毒にも薬にもならない、もはや誰にも視聴されないくだらないアニメやら映画を作るだけになってしまいます。
そんなの一体誰が望んでいるのかと。
手段を選ばない粘着アンチには毅然とした態度が必要です。テロに屈しないのと同じ理屈です。
創作物は、法律だの一般常識だのを吹っ飛ばした先に面白さがあるのだから、くだらないネットの意見などガン無視でいいのです。
むしろ創作物に法律だの求める奴らは、創作物に触れる資格はありません。
第50回 ネットにはびこるお節介について
1つ前の戯れ言と同じ事かも知れませんが、ネットにはびこる「お節介」にはいい加減ウンザリですね。
この駄文が書かれたちょっと前、全国の不登校の生徒を回る少年革命家の活動に対していちいちケチを付ける連中が数多く涌いておりました。ちなみに自分、この革命家に対しては何の応援もしていませんのでその前提で。
やれ学校に行かないのは良くないだの、親の教育が悪いだの、管理人からしてみれば差別発言と同等、当事者も「アンチの宗教の押しつけがウザい」みたいな事を言ってますが、全くその通りだと思います。
件の少年革命家とは違う例を示しますが、例えば自閉症スペクトラムで不登校になってる子供に対して、頭ごなしに「学校に行かないヤツはダメだ」だの「親の育て方が悪い」などと言います?
それと少年革命家は違う!などとイキるヤツもいるかと思いますが、だったらお前は件の少年革命家の何を知ってんだよと。人様の家庭事情に上から目線で文句言うほど、お前は彼らのことを知ってるのかと。
「だったらキサマはどうなんだ!」と管理人にすごむバカもいるでしょうが、そんなもん「知らないからいちいち批判しねんだよバカが!」と謹んで述べておきます。
昔から「余所は余所、うちはうち」と申します。ぶっちゃけ自分のサイフが痛まないのならば、他人様が何をやっていてもいちいちケチ付けるなと思いますが、なんでそういう当たり前以前の事が出来ないんですかね?
そんなだから、革命家の親に「リアルが貧しいからネットでイキってる」なんて言われるのです。管理人も100%同意ですね。少なくとも、無理に学校行かせて自殺させるような親に比べたら遙かにマシ。良い育て方してると思いますよ?(キサマどこから目線だ)
それに、彼らの行動に文句言う筋合いのあるのは、クラファンなりで自分のサイフを痛めた人だけです。知り合いでもない、金も出してない赤の他人のやる事にいちいちケチを付けるのは、まともな人間のやる事じゃありません。少なくとも、今の世の中で大切とされているダイバーシティやら多様性やらとは真反対です。一度想像してみればいいと思いますが、自分が一番大切にしていることを、知りもしない赤の他人から全否定されたあげくに、家族の悪口まで言われる状況ってどう思います? 楽しいですか??
そして、今更ネットで他人の悪口言うのは匿名だから罪にならないとか本気で思ってるんですかね? ちっとはその悪い頭で考えろと思います。少なくとも身元保証に使えるくらい個人情報とガチガチに紐付いてるスマホなり、回線契約しているPCからの発信で、なんで自分を辿られないと思っているのか。つくづく情報リテラシーも人としての常識も足りていません。
そしてそんなバカ共をいちいちあおるマスゴミの皆様も、少しは身の程をわきまえろと言っておきます。(仕組み的に全然匿名じゃない)匿名のネットの書き込みを記事のネタにするなど、自己否定の極み。少なくとも何かある度に報道の自由だの表現の自由だのと喚くのならば、自分の足で調べた情報だけで記事化すべきじゃないんですかね? そしてちゃんと当事者にも話を聞いて公平な報道をしましょうよ。それが出来ずにネットの便所の落書きの焼き増しをするだけなら、二度と報道機関を名乗るなと声を大にして言いたく。
そしてどうしても悪口を言いたいのならば、ここみたいに当事者や他人様が目にする事は決して無い自分のサイトの隠しページで固有名詞を出さずに精一杯ディスりましょう。そしたらそれは侮辱罪にはならず、今流行の「それってあなたの感想ですね」になります。自分はその発言をする奴は大嫌いですけどね。
自分の知り合いでも経済的な繋がりも無い他人にケチを付けるのが正しいと思っていると、やがて自分自身の自由や信条すらいちいち他人に攻撃される、戦時中の日本か北○鮮みたいな国になりますよ。それが本気で正しいと思っているなら、さっさとこの国からいなくなって下さい。あなたは我々の敵です。
ところで。
ネットでの他人批判に関して、まだ「お節介」ならマシな方だと思うのですよ。
存じております。
どうせお節介なんて高尚な思いの発露でも何でもなく「他人が叩いてるから、ついでに俺も叩いて構わない」とかクソふざけたコトなんでしょう?
これもマスゴミの皆様が良くやることですが、ちょっとでも反論をいいにくそうにしている人がいれば、ここぞとばかりに叩きまくる。こんなもんは、集団リンチと同じ。全員死刑にでもなれば良いのです。
もちろん当事者が何かしらの法律違反でもやって他人に迷惑掛けているなら批判されるのも仕方ないとは思いますが、そうでも無いなら無視するのが正しい人間の行動です。
だいたい不用意に他人をディスって、あとで訴訟でも起こされたらたまらんですからね。
ネットでイキるのに、そんなリスクを背負ってまでやるもんですか?