裏「EX―エックス―」



危険なスポーツを題材にしている点は「トリプルX」とかぶる。
でもこっちはCM撮影隊なので状況に無理がない。
テロリストが出てくる段階で「またかよ」と思うが、描き方がまだマシ。
対決といっても抵抗する程度で、直接武器を持って闘ったりはしないからだ。
これで警察の介入も求めずにテロリストを全滅させていたら、ただの「ダイ・ハード」になるところだ。
どうせテロリストを出すなら、「知らずにテロリストを撃退してた」という描き方も観てみたかった。


決して深みはないが、捨てたものじゃない微妙な一本。
それでも、エクストリーム・スポーツ界のスタントマンを使った本物の映像は観るに値する。
「映画」としてどうかが微妙なのであって、作品の出来としては悪くない。
やっぱりテロリストは無しの方が評価できたとは思うが。