あとがき

あとがき


 ふう……やっと第18巻の“消えた大皇后”が完成しました。

 さてこれまでは色々なピンチに陥ってもみんなの力でともかく何とかなっちゃった、みたいな話がずっと続いてまして、今度もまた何でか結果オーライで、もしかして夢みたいな話が舞い込んできちゃったんじゃない? とかみんなで舞い上がっていたら、これ以上ない最悪な展開が待ち構えていた、というところで引かれております。

 もちろんのことここからどう挽回ができるのかが今後の、そしてシリーズ最後の盛り上がりになっていくわけで、このまま終わるわけではありませんが……


 というわけで今後はここでばらけた各キャラの顛末が順次語られていくことになるでしょう。

 次巻はまずメイやエルミーラ王女サイドの話になって、それから救出作戦でフィンとアウラがどうなったのかという二つのエピソードで構成される予定になっております。


 さて、本作はシルバーレイク物語というシリーズの中でも一つのクライマックスになる部分で、遙か昔からこうなることが決まってたところでもあります。

 しかし大まかな展開は決まっていても細かいところは未定で、今回ティア達がメルファラ救出に勝手に行ってしまって、そこでなぜか別な人を助けてしまったという流れは既定路線ですが、そこに至る詳細な冒険談wは結構ギリになってでっち上げられたものだったりします。


 例えば初期のアイデアでは来てるのはティアとアウラ二人で、アウラがお姉様の力を濫用して館の女官をたらし込んで―――みたいなイメージだったんですが、まあご覧の通りになっております。


 同様に序盤に出てくるかなり怪しい占い師のジェニーさんですが、こちらも元々はあまり出る予定はなかったところをギリになってからの出演決定となって、それで出てしまった以上は今後も登場する機会があるんではないかと思います。


 ちなみにそのジェニーさんが“ベラトリキス占い”なるものをやっております。

 これは全くの偶然だったんですが、メルファラ大皇后とその仲間達は全部で23人ですが、そのうちの一人はネイ君なので彼を除けば実質22人で―――とすると某有名な占い用カードのいわゆる“大アルカナ”と数が一緒になってしまって(あと、あの男たちは犬にされてますがw)

 そして以前にベラトリキスのブロマイドが大ヒットなんてネタを出していたんですが、するとカードの枚数が一致することになって……

 ってことでちょっとキャラを当てはめてみたら……


0 イワツバメのリサーン 愚者
1 白き魔法のフィーネ 魔術師
2 アオバズクのハフラ 女教皇
3 ヒメウズラのアカラ 女帝
4 暁の女王エルミーラ 皇帝
5 女戦士(ベラトリキス)のメイ秘書官 教皇
6 白鳩のアーシャ 恋人
7 白虎のシャアラ 戦車
8 猛牛(バイソン)のマジャーラ
9 シマエナガのルルー 隠者
10 川獺(カワウソ)のアルマーザ 運命の輪
11 審判師ニフレディル 正義
12 土蜘蛛のアラーニャ 吊るされた男
13 疾風のアウラ 死神
14 牝鹿のパミーナ 節制
15 暴風のリモン 悪魔
16 紅蓮のファシアーナ
17 黒猫のサフィーナ
18 光の大皇后メルファラ
19 羚羊(カモシカ)のマウーナ 太陽
20 女戦士(ベラトリキス)の忠犬メローネ(キール/イルド) 審判
21 黄昏の女王ティア 世界

 一見、はあ? みたいな組み合わせもあるかとは思いますが、作者的には結構ハマってるんじゃないかと思ってたりしまして―――そういうわけで彼女はこんな感じの意味合いで占いをしていたのでした。

 ちなみにジェニーさん、これも最初はどんな職業にしようかと考えていたところにこんな対応表ができちゃったんで占い師になってもらったという経緯があったりもしますが。


 さて、そんなわけで残りあと数巻となりますが、さすがに年を取ってくると集中力が落ちてきて―――でもまあせっかくここまで来たんだから最後まで仕上げてしまいたいと思っております。

 ではまた次巻で。


お暇ならちょいとアンケートなどに答えてもらえると更新が速くなるかもしれません


2026/06/07 by Thor