精神保健福祉論問題



問題31 世界保健機関(WHO)による国際生活機能分類(ICF)に関する記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 国際疾病分類(ICD)は病因論的な枠組みから健康状態を分類し,国際生活機能分類(ICF)は健康状態に関連する生活機能と障害を分類している。
B ICF は,対象範囲を障害者とし,その健康状態に関係した身体・個人及び社会レベルでの生活状態を包括的に扱っている。
C ICF は,人の健康のすべての側面と,安寧(well-being)のうち健康に関連する構成要素のいくつかを扱うものである。
D ICF でいう「参加」は,個人が行う課題や行為の遂行を,「活動」は,生活場面へのかかわりを意味する。

1 ○ ○ × ×
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ×
5 × × ○ ○


問題32 障害者福祉に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 国連の国際障害者年(1981年)は「完全参加と平等」をテーマにノーマライゼーションなどの思想や取り組みを国際的に広め,障害者の社会参加に大きな役割を果たした。
B アメリカでは1960年以後,ロバーツらによって自立生活の思想が広がり,「自立生活センター」を拠点とする障害者自らの責任と判断で必要な介助等を受けて生きていく権利としての障害者運動が大きな力を持った。
C リハビリテーションとは「全人間的復権を目指す技術的及び社会的改革的対応の総合的体系(昭和57 年,身体障害者福祉審議会)」であり,「生活の質(QOL)の向上」を目指すものではない。
D 「障害を持つアメリカ人法(ADA 法,1990 年)」は,障害者に対する機会均等を保障するもので,包括的な差別禁止法となっている。

1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ×
5 × × ○ ○


問題33 次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 患者の代理人である弁護士,人権擁護に関する行政機関職員との面会は,措置入院患者であっても制限することは出来ない。
B インフォームドコンセントは,医師が患者に適切と思われる治療・検査方法について十分時間をかけて説明し,説得する過程である。
C 成年後見制度では,判断能力の不十分なものを保護する理念より,自己決定の尊重,残存能力の活用,ノーマライゼーション等の理念を優先した。
D 都道府県知事に対し退院請求や処遇改善請求を行うとき,入院患者は文書で申し立てることを原則とするが,口頭で請求することも認められている。

1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ○
5 × × ○ ×


問題34 精神科の入院患者の処遇に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 隔離を行うに当たっては,その患者に対して隔離を行う理由を知らせるよう努めるとともに,その内容を診療録に記載する。
B 家族からの手紙が治療効果を妨げる可能性がある場合には,家族とよく連絡をとり手紙を控えさせるか,主治医あてに発信させる等の方法がある。
C 患者若しくは面会者の希望がある場合,又は医療若しくは保護のために特に必要がある場合には,病院の職員が立ち会うことができる。
D 電話や面会を制限する理由は,診療録に記載して患者に知らせるが,保護者には必ずしも知らせなくてもよい。

1 ○ ○ ○ ×
2 ○ × × ○
3 × ○ ○ ○
4 × ○ ○ ×
5 × × × ○


問題35 精神保健福祉士に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 業務を行うに当たって,精神障害者に主治医がいる場合には,主治医に相談し指導を受けなければならない。
B 国家試験の合格通知を受け取った時から,精神保健福祉士の名称を使用することができる。
C 精神障害者の社会復帰に関する相談に応じ,助言,指導,日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行う。
D 業務において信用を傷つけるような行為をした場合,登録を取り消され,又は期間を定めて名称の使用停止を命ぜられることがある。

1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ ○ ○
5 × × ○ ○


問題36 日本精神保健福祉士協会の倫理綱領(2004 年11 月)に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A クライエントと信頼関係ができていれば,他機関に紹介する時にクライエントの同意を改めて得なくても,個人情報や記録の提供を行うことができる。
B 精神保健福祉士は,業務に関してクライエントからの批判・評価を受け止め,改善に努める。
C 複数の機関による支援やケースカンファレンス等を行う場合には,本人の了承を得て行い,個人情報は最大限に提供する。
D 研究等の目的で事例検討を行うときには,本人の了承を得るとともに,個人を特定できないように留意する。

1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ○
4 × ○ × ○
5 × × ○ ○


問題37 次の文章の空欄A,B,C に該当する語句の組み合わせとして,正しいものを一つ選びなさい。

 Kさんは大学4年の頃にうつ状態を経験したが,治療を受けることなく製造業の会社に就職し10年間働いてきた。しかし,職場内外での人間関係での悩みが重なり,落ち込みがひどく,うつ病と診断された。服薬しながらの勤務は休みが多く,治療開始後6か月で退職をすることになり,その後,1年が過ぎた。K さんは,(A)による傷病手当金を生活費に当て,服薬や日常生活面での不安があるため,(B)による援助を受けている。傷病手当金の受給期間も終わるので,(C)の請求が可能かどうか通院先の精神保健福祉士と相談をしている。

1 国民健康保険―ホームヘルプサービス―国民年金
2 健康保険―精神科訪問看護―障害厚生年金
3 健康保険―ホームヘルプサービス―国民年金
4 雇用保険―ホームヘルプサービス―障害厚生年金
5 雇用保険―精神科訪問看護―障害厚生年金


問題38 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」に規定されている精神障害者の保護者に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。

1 保護者となり得る者は,配偶者及び扶養義務者のみである。
2 保護者が複数存在するときは,それらの者の話し合いにより,保護者を決めるとされている。
3 保護者がいないとき,又は保護者が保護義務を行うことができないときは,その精神障害者の居住地又は現在地の都道府県知事が保護者となる。
4 保護者には精神障害者の自傷他害を防止する義務や,財産上の利益を保護する義務はない。
5 措置解除により退院となった精神障害者の保護者は,入院していた精神病院の管理者又は社会復帰施設の長に対して,社会復帰の促進に関し,相談,助言を求めることができる。


問題39 精神保健福祉施策に関する次の記述のうち,正しいものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 措置入院及び緊急措置入院の入院に要する費用は,各医療保険を適用した後に,自己負担部分を公費負担することになっており,このうち4 分の3 を都道府県が負担する。
B 平成14 年度から,精神障害者保健福祉手帳と通院医療公費負担申請に対する判定業務が精神保健福祉センターで行われるようになった。
C 精神医療に関する審査を公正かつ専門的な見地から行う必要があるため,精神医療審査会を二審制とし,上級審査機関を地方裁判所に置いている。
D 精神障害者の社会復帰の促進及び自立と社会経済活動への参加を推進するため,平成14 年に重点施策実施5か年計画(新障害者プラン)を策定し,閣議決定した。

1 AB
2 AC
3 BC
4 BD
5 CD


問題40 「心神喪失者等医療観察法」に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 法の目的には,対象者の処遇を決定する手続と,医療の確保や必要な観察及び指導,病状の改善,再発の防止だけではなく,社会復帰の促進をうたっている。
B この法律に定められている対象者及び保護者は,弁護士を付添人に選任することができる。
C 精神保健参与員は,各事件について精神保健福祉士一人以上と定められている。
D 社会復帰調整官の行う生活環境の調整計画の内容は,対象者の退院後の住居,生計の確保,家族との関係調整,退院後の医療や援助の内容等である。

(注)「心神喪失者等医療観察法」とは,「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」のことである。

1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ○
3 ○ × ○ ×
4 × ○ × ○
5 × × × ○


問題41 平成16年9月の「精神保健医療福祉の改革ビジョン」に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 精神保健福祉対策本部中間報告に基づき設置された3 部会の結論を踏まえ,「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」改正など今後における施策群の実施の方向を示している。
B 改革の基本方向と国の重点施策として国民意識の改革や精神医療体系の再編,地域生活支援体制の再編,精神保健医療福祉施策の基盤強化と取り上げている。
C 国においては,今後10 年間を5 年ごとの第一期と第二期に区分し,第一期における改革の成果を評価しつつ,第二期における具体的な施策群を定めるとしている。
D 概ね10 年後における精神保健医療福祉体系の再編の達成目標として,各都道府県の平均残存率,入院率を定めている。

1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ ○ ○
5 × × × ○


問題42 精神保健福祉施策に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 精神保健福祉センターは,保健所,市町村及び関係諸機関に対し,専門的立場から技術指導,技術援助を行う。
B 市町村は,精神障害者保健福祉手帳・通院医療公費負担制度に関する手続の受理の事務等を行う。
C 都道府県は必要に応じて,福祉を必要とする精神障害者に対し,その精神障害者の状態に応じた相談に応じるとともに適切な社会復帰施設を紹介しなければならない。
D 保健所は地域精神保健福祉事業の中心的な行政機関としての役割を担い,さらに専門性や広域性が必要な事項について市町村を支援する。

1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ×
3 × ○ ○ ○
4 × ○ × ○
5 × × ○ ×


問題43 精神障害者に対する雇用支援策に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A ジョブコーチ事業は,民間事業所を活用した人的支援を伴う職場実習であって,職場定着のための支援ではない。
B 精神障害者ジョブガイダンス事業は,就職直後における職場適応に向けた支援であり,医療・保険・福祉機関の利用者が対象である。
C 精神障害者は,一般職業能力開発校や民間の能力開発施設を利用することができる。
D 職場適応訓練事業は,事業所での就職を目指した職業訓練である。

1 ○ ○ × ○
2 ○ × ○ ×
3 × ○ ○ ×
4 × ○ × ○
5 × × ○ ○


問題44 平成17年7月に改正された障害者の雇用の促進等に関する法律に関する次の記述のうち,正しいものに○,誤っているものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 精神障害者保健福祉手帳を持たない精神障害者でも,障害者雇用率への算定が適用されることになった。
B 自宅等で就業する障害者に仕事を発注する事業主に対して,調整金や報奨金を支給することになった。
C 採用後に精神障害となった人の場合には,障害者雇用率への算定が適用されない。
D 同法の改正でも,障害者雇用施策の対象となる精神障害者の定義は変わらない。

1 ○ ○ ○ ×
2 ○ ○ × ×
3 ○ × ○ ○
4 × ○ × ○
5 × × ○ ○


(精神保健福祉論・事例問題1)
次の事例を読んで,問題45 から問題47 まで答えなさい。

〔事 例〕
 Nさん(男性,50歳)は,両親を既に亡くし,隣町に住む兄(数年前に定年退職,年金生活)と遠方に嫁いでいる姉との3人兄弟である。Nさんは,大学卒業後,市役所に就職して5 年目に,配置換えなどを契機に抑うつ状態に苦しめられた。上司と兄の援助でI精神病院を受診しうつ病と診断されたが,短期間の入院治療で職場へ復帰することができた。以来,I精神病院への通院は調子のいい時は中断することもあったが概ね継続された。しかし,今回は,職場内でのトラブルをきっかけに,うつ状態が長く続いていた。単身生活での外食中心の食生活から健康診断でも心臓疾患への注意を受けていたが,ある日,職場で胸苦しさを訴え救急車で大学病院へ入院したことで,心臓疾患の治療が開始された。大学病院では内科治療と平行して精神科医の診察・投薬を受け1か月半で退院となった。その後,I 精神病院への通院を軸に,近くの内科病院へもかかりながら自宅療養をしていたが(問題45),休職期間が終了した時点でも体力と気力は回復せず,Nさんは兄と相談し,市役所を退職することになった。(問題46)
 退職後もI精神病院と内科病院へ通院しながら,単身生活が続いている。I 精神病院の精神保健福祉士は,Nさんの兄とも今後のことについて話し合っている。(問題47)


問題45 この時点でのI 精神病院の精神保健福祉士の相談援助に関する次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 健康保険の傷病手当金の手続を行う。
B Nさんの希望もあり,服薬と食生活の指導を目的に,I精神病院から精神科訪問看護を実施する。
C 体力づくりが大事なので,精神障害者通所授産施設の利用を勧める。
D Nさんと相談しながら,内科病院の医師や医療ソーシャルワーカーの意見も聞き,今後の療養環境及び社会資源の活用について検討する。

1 ○ ○ ○ ×
2 ○ × ○ ×
3 × ○ ○ ×
4 × ○ × ○
5 × × × ○


問題46 Nさんが利用できる諸制度に関する文章の空欄A,B,C に該当する語句の組み合わせとして,正しいものを一つ選びなさい。

 在職中はNさんの希望もあり利用しなかったが,精神科の通院費用の軽減のため,通院医療費公費負担制度の申請をすることとなり,併せて,近々必要である居宅介護等事業の利用のために,(A)の手続をしに,(B)へ行くように勧める。また,精神疾患と心臓疾患との両面の障害状態を医師達や医療ソーシャルワーカーと相談しながら,(C)の請求の準備は時間をかけて慎重に進める予定である。

1 精神障害者保健福祉手帳―都道府県庁―障害共済年金
2 身体障害者手帳―保健所―障害基礎年金
3 精神障害者保健福祉手帳―市町村役場―障害共済年金
4 雇用保険―社会保険事務所―障害厚生年金
5 精神障害者保健福祉手帳―市町村役場―障害基礎年金


問題47 精神保健福祉士のNさんの兄への対応として次の記述のうち,適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

A Nさんが自分の生活費を計画的に使えるように,また,経済的問題で不利益を受けないように,指導・監督をお願いする。
B Nさんの精神科治療に関して,今後も医師や精神保健福祉士と協力し合う関係を続けてほしいことをお願いする。
C Nさんにとって精神障害者居宅介護等事業の利用より,今は兄や姉による家事援助や交流が必要ではないかと話す。
D 兄自身が高齢化してかかわれなくなった場合には,Nさんの生活費の管理や福祉サービス利用への援助には,地域福祉権利擁護事業があることを伝える。

1 AB
2 AC
3 BC
4 BD
5 CD


(精神保健福祉論・事例問題2)
次の事例を読んで,問題48 から問題50 まで答えなさい。

〔事 例〕
 Aさん(48歳,男性)は高校卒業後,地元企業に営業職として勤務していた。Aさんは,30代の中ごろから仕事上の失敗によるストレスなどで,不眠に悩まされるようになり,酒量が急速に増えた。遅刻,欠勤も目立つようになり,リストラの対象となった。結局43歳の折,退職。その後なかなか仕事が見つからず,ますます自暴自棄となり,酒量も増え続けた。家庭内も不和になり,体調を崩すも酒はやめられず,家族に暴力を振るうこともしばしばとなった。46歳のとき,幻覚症状と興奮状態が出現したため,家族の通報で警察に保護され,初めて精神病院を受診し入院となった。(問題48)
 しかし,精神病院を退院した後もなかなか酒をやめることができず,家族が保健所に相談した。Aさんの家族は保健所のC精神保健福祉相談員(精神保健福祉士,以下「C相談員」という)からアルコール専門病院を紹介され,B主治医に出会った。院内断酒会に参加する中で,徐々に酒の怖さや,酒をやめることの大切さに気づき,家族との会話も増えてくる中で,断酒の意志が芽生えるようになってきた。(問題49)
 アルコール専門病院を退院して7か月。B主治医や入院時に相談に乗ってくれた保健所のC相談員の勧めもあり,現在は地域の断酒会に参加することで会員の話を聞き,相互に助け合う大切さを発見した。(問題50)

問題48 Aさんの最初の精神病院への入院に関する次の記述のうち,適切な組み合わせを一つ選びなさい。

A アルコール依存症からの回復には家族の協力が大切な資源になるので,Aさんのような警察への通報は出来るだけするべきではない。
B Aさんのように警察による保護の場合,自傷他害のおそれがあると判断されれば,「精神保健福祉法」に基づく「警察官の通報」が適用される。
C 「精神保健福祉法」による2人以上の指定医の診察の結果,自傷他害のおそれが認められた場合,国,若しくは都道府県の設置した精神病院に入院させなければならない。
D 飲酒によって家庭内が不和になったとはいえ,「精神保健福祉法」によりAさんの家族は,診断が正しく行われるよう医師に協力しなければならない。

(注)「精神保健福祉法」とは「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである。

1 AB
2 AC
3 BC
4 BD
5 CD

問題49 現在のAさんの断酒への態度変化について,どのような要因が考えられるか,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 断酒会に参加することで自らの体験を受け入れてもらえたこと。
B 専門病院のB主治医,保健所のC相談員に対する依存によって,気持ちが楽になったこと。
C 断酒会の例会で他の会員の話を聞き,その聞き手になれることを体験したこと。
D Aさんが酒をやめることができないにもかかわらず,家族が保健所に相談し,治療の軌道に乗せたこと。

1 ○ ○ ○ ×
2 ○ × ○ ○
3 ○ × × ○
4 × ○ ○ ×
5 × ○ × ○


問題50 Aさんの参加する断酒会に対するC 相談員のかかわり方についての次の記述のうち,適切なものに○,適切でないものに×をつけた場合,その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

A 断酒会活動はあくまでも当事者が中心であり,C 相談員は側面的に援助するのが望ましい。
B C相談員は専門性を生かし,断酒会に出席して積極的に発言し,助言・指導することが望ましい。
C 断酒会活動においては,専門職と当事者の関係は対等であることが望ましい。
D 専門職であるC相談員は,断酒会運営については当事者や家族の意向を尊重すべきであり,いかなる場合も関与すべきではない。

1 ○ ○ ○ ×
2 ○ × ○ ×
3 ○ × × ○
4 × ○ × ○
5 × × ○ ×







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