はじめに
2000年4月29日公開

改造に至る事情・・・
 実は、最初からCDプレーヤーなど改造しようなどと思ってはいませんでした。前書きというわけでもないですが、改造に至る、その辺の事情をまず紹介したいと思います。

マザーボード
 まず、最初のきっかけはマザーボードを買ったことでした。エプソン286の改造と同様、何か古いパソコンを改造しようと思い、日々パーツ類をあさる日々を過ごしていたのですが、そんなある日、行きつけのDOS/Vショップに、ECS社のP6SET-MLというマザーボードが出ているのを見つけました。このボード、Slot1とSocket370の両ソケット装備でどちらにも対応可能なだけでなく、ビデオ、サウンド、イーサネット、さらにモデムまで内蔵したオールインワンのボード。さらに極めつけに、MicroATX規格で非常にコンパクトなマザーボードだったのです。
 もうこれはパソコン改造に使ってくれ、といわんばかりの製品。見たとたんに購入を決意。即、入手しました。

ジャンク屋にて
 まだこの段階では、手に入れたマザーボードで古い98を改造しようと考えていました。それで、改造用のベースマシンを見に行くために、行きつけのジャンク屋さんに買い出しに行きました。ところがその日は運が悪く、あまり改造心をくすぐるマシンはありません。まあ、ジャンク屋さんですから、そう都合よくお好みの製品があるわけではありません。こんな時は素直にあきらめるのが賢明。パソコン購入はあきらめ、店内をぶらぶら見て回って帰ることにしました。
 ジャンク品のオーディオコーナーを見て回ると、かつて一世を風靡したコンポ達が、乱暴に立て掛けられています。ジャンクでもう使えないとは言っても、デザインなどよく練られた製品たちです。。
 それらをつらつら見ていると、オーディオコンポと比較すれば、今のパソコン、特に自作用のDOS/Vケースなど、家に持ち込むものではないよな〜、なんて考えてしまいます。どうせなら、こんなデザインを見習えばいいのに・・・と考たところで、はっと気がつきました。今、目の前に並んでいるオーディオコンポをPCに改造すれば良いのではないかと。そうすれば一般家庭においても違和感なくパソコンを置くことができる・・・そう思い立った瞬間、私のジャンクコンポを見る目は、パソコンに改造できそうなオーディオコンポを探す改造マニアの眼差しになっていました。
 あれこれ見て回り、よさそうなのがCDプレーヤーでした。なにしろCDというぐらいですから、パソコン用のCDドライブを装着するのも楽でしょう。あとはデザインと大きさです。あまり小さなプレーヤーだと、パソコンのパーツ、特に電源が入らなくなるからです。そのジャンク屋さんには20台ぐらいのジャンクCDプレーヤーがありましたが、それらの中で、SONYのCDP-970がデザインもそこそこ良く大きさも手頃なことから、改造には適している感じです。価格は¥3000。値札に「再生可」あって、壊れているわけでもなく、改造してしまうのは惜しい気もしたのですが所詮ジャンク、思い切ってばらして改造することにしました。
 こうして、CDプレーヤーSONY CDP-970のPC/AT互換機改造作業が始まったのです。


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