シャーシ・パネルの加工
2000年5月7日執筆

いよいよPC/AT化工作の山場。シャーシとパネルの加工を行います。

パネルの加工
.
 CD-ROMを装着する穴は、元のパネルの窪んだ部分をカッターで切り抜いて開けました。
 3.5'FDDは、中央部下のボタンスイッチの一部を切り抜いて取り付け穴にしました
 両方とも切り抜くだけでほとんどぴったりの大きさの穴となり、少しヤスリで成型するだけでOKでした。CDP-970は図らずもPC/AT化改造用のシャーシとしてなかなか使いやすい製品です。
 写真は加工後のパネルです。
ボタンスイッチ基板の加工

 残したボタンスイッチを、ATX電源スイッチやリセットスイッチとして活用するため、フロントパネル裏のスイッチ基板を加工します。写真上がその基板ですが、赤線の部分で切断し、必要となるスイッチのみが残るようにします。
 この改造CDP-970では、再生ボタンをATX電源スイッチに、リピートボタンをリセットスイッチにします。該当するマイクロスイッチとマザーボードに接続するため、写真下のように、コネクター付きのケーブルを基板裏から半田付けします。
リアパネルの加工

 リアパネルには、ATX各種コネクター類と排気ファン、AC電源コネクター用の穴を開けます。
 コネクター用の穴開け位置は、マザーボードの位置に依存するため、実際にはマザーボードの位置が決まってから加工しました。
 加工後、市販のラッカースプレーで艶消し黒に塗装します。上が(けびき線が入っているが)加工前、下が加工後の写真です。
シャーシの加工

 シャーシの加工ですが、不要な突起物や邪魔な構造体を削るだけです。ルーターでガンガン削ります。シャーシの材質がプラスチックなので、加工はすこぶる楽です。
 写真は加工後のシャーシです。
サブシャーシの製作

 CD-ROMやHDD、マザーボードを載せるためのサブシャーシ製作します。2mm厚のアルミ板を切り出して、固定用の小穴を開けるだけです。
写真左がマザーボード用、右がCD-ROMとFDD用の完成したサブシャーシです。
CD-ROM、FDDの塗装

 フロントパネルが黒基調なので、CD-ROMとFDDも黒く塗装します。
 最初、模型用の水性塗料を使ったのですが、筆塗装だったせいか塗りむらが目立ってしまいました(写真)。結局、塗装はがしてラッカースプレーで再度塗装し直しました。
電源スイッチの加工

 元の電源スイッチを加工して、ATX電源スイッチに加工します。
 元の電源スイッチは基板上に実装されていますが、このままではATX電源基板と干渉するので、余分な部分を切り取ります(写真左)。
 切り取ったスイッチ部分に、ATX電源から取り外したノイズフィルター、コネクタを半田付けします(写真右)。もちろん半田付け部は、熱収縮チューブで絶縁します。


CDプレーヤーのPC/AT互換機改造記に戻る
トップページに戻る