パソコンの消費電力

2003年4月4日公開
2003年4月12日改訂

いろいろなパソコンの消費電力を計ってみよう
 前回製作した簡易電力測定アダプタを使って、いろいろなパソコンの消費電力を計ってみました。電力バカ食いCPUを積んだ最近のパソコンを見るにつけ、クロックが低かった時代はそれほど電力を食わないという感覚がありますが、実際どうでしょうか?
 捨てずにとっておいた古パソコンを引っ張り出して、測定してみました。

 ブルーの棒が待機時の電力、その先の赤い棒が負荷をかけたときの最大電力を示しています。
 さすがにPentium4やAthlonXP搭載のPCは、大きな消費電力を示します。
 P6コア以前のパソコンでは機種によってばらついており、クロックが低いからと言って省電力となっていません。強いて言えば、PC-9801RA21やOptiplexGX50のような、ある程度こなれたCPUを採用した機種が省電力です。
 大昔のパソコンであるPC-9801VM2の消費電力が、クロックの割に多いのは、マザーボードその他に汎用TTLロジックICを大量に使っているためでしょう。

(2003/4/12追記)
 Pentium4搭載マシンは、待機時と負荷をかけたときの差が大きいのが特徴的です。特にメーカ製コンパクトPC、FMV-C600では待機時45Wと、PentiumIIマシンより省電力です。省電力管理が行き届いていることを伺わせる結果です。
 これからのPCは、待機時には限りなく省電力、負荷がかかれば大電力を消費して高速処理という、気っ風の良い電気の使い方になりそうです。


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