08北の大地徘徊・知床続編。




嫌がる老人を無理やり誘い
一湖の湖畔をゆっくり歩きながら二湖へと。

風の音、鳥の囀る声、自分の足音以外に耳に入るものはありません。






天気が好ければもっと。。。
とは思うけれどいつもいってますが天気には勝てないからね。


暫し歩くと二湖の看板が現れます。






二湖は一湖よりも大きな湖。





知床の山は顔を覗かせてはくれません。








しかし幻想的な景色。
世界遺産というのもあるけれどここまで辿り着く道程を思うと感慨も一入。

ここには自然以外の余計なものは一切ありません。

さらにもうちょっと先へ進もうとするものの。。。







北海道に来ると熊出没注意なんて洒落みたいなTシャツとかステッカーとか目にしますが
ここでは洒落になりませんね。

すぐそこにいてもおかしくないよ。っていう雰囲気ですもの。

実際見たって人と一緒にいる訳だし。


ここで老人は嬉しそうに

「行き止まりですね〜」

と。。。

天気にも勝てませんが熊には勝ちたいとも思わないので
仕方なく道を戻り駐車場に。






こちらがご一緒した老人の50cc。

この子の総徘徊距離が気になるところです。

「私はこのあとゆっくり北海道を一周して帰りますのでどうぞお気を付けて。」

と笑顔で手を振ってお別れしました。

旅っていいね。。。


最後に散策中に老人が仰った言葉を。。。

「旅に出てしまえばそれが生活になるから旅では無くなってしまい
どこにいようとも日常になるんですよ。その日常を楽しむのがまた楽しいのです。」


深い。

やはり仙人の域ですね。

徘徊人もそんな人生歩みたい。。。



☆☆☆☆☆☆☆



でもまだ徘徊人にはそんな日常を楽しむ余裕も経験もないので
限られた時間を使い果たすべく次の目的地へと馬鹿号に鞭を入れウトロの町へ再び。


この旅の一番の目的であった知床クルージング。

漁港に到着してみると

欠航


の大きな文字。

町営駐車場のおじさんに聞いてみると

「うねりが高いから午前中は観光船もクルーザーも全便欠航だよ。」

と。

「このあと天候みて午後出航するか決めるから。」

時間に余裕が無いので時間の掛かる観光船ではなく
小型のクルーザーに乗って知床の先っちょを目指すつもりでしたが
欠航ではいかんともしがたし。

時刻はAM9:00

待ってみたところで午後の便が出るとも限らないので
諦めました。

またくればいいさ。

天気には勝てないからね。。。

ならば見たかった別の景色を目指せばいい。

それが徘徊道。


再び知床峠を越えて羅臼を目指します。


日が高くなったら霧も晴れるかと思っていたんだけど。。。





真っ白でした。。。





海まで下ると晴れているんですが標高の高い峠は雲の中。






峠を下りつつ道の先には国後島。

近いよ国後。

助走つけたら飛んでいけないかな。。。


知床の景色全部は見られなかったけど諦めません。
他にも行きたいところはいっぱいあるの。
道東には。。。


それでは次の目的地へ。





Drive めにゅ〜へ