いろいろ 2008年9月28日

思い出したくない思い出というのも変ですが、凄く嫌だった膀胱造影が一度だけあります。 今は、ディスポのパンツなどを貸してくださって、膀胱造影検査が行われる事が多いと思いますが、そんな物が一切無しでした、その時は。でも、膀胱瘤をどこでどのように治療できるかということがわからない方が大きな問題としてあったのですけれどね。
いろいろな病院を受診して、何度かこの検査を受けてみると、膀胱造影検査そのものは同じなのだけれど、病院によって手順がそれぞれだと思いました。最近の女性外来などは、とても気遣いされていることと思います。

一方「排便造影検査」は一度受けただけですが、嫌な体験というのではなく、何も知らなかったので結構たまげたものでした。
レントゲンの透視台に洋式便座が装備されていましたからね。

そんなこんなで、「排便造影」という聞き慣れない検査に関して「骨盤臓器脱ネット」のコラム「前向きに暮らしましょう」に記事をアップしました。写真をお借りすると共に、この検査にたまげていたほどの知識の私ですから、解説文も市立砺波総合病院の骨盤底再建センター泌尿器科の江川先生が書いて下さいました。

「治療で治るのですか」直腸瘤・直腸内重積編です。
解説文を私が理解し解りやすくと、またまたページ作りに熱中していたので、今日は写真撮りに行くこともなく、ブログもアップしていないというわけです。

私はこの検査を受けた時、人工肛門からの排泄を行っていたために使っていなかった腸が萎縮性腸炎となり、下血を起こしているという状態でした。排便造影検査の結果、直腸内重積であることがわかり、人工肛門をクローズして直腸を仙骨に固定するという手術が可能であることがわかりました。


いろいろ 2008年9月27日

一気に秋がやってきました。
皆これに驚いたのでしょうか、ユニクロのレジは行列でした。昨年の秋冬は、ポチを連れていましたので前開きの服しか着ることができずに襟元が寒かった・・・。今年は便利なユニクロのハイネックを買ってきました。

先週、2.5ミリグラムに増量したワーファリンですが、本日の採血でも効いていません。一体どうしたのでしょう。更に増量、3ミリグラムとなりました。

こちらの方はこんな不安定な状態ですが、小腸バイパスの方は、いつの間にか半年経過しました。 朝、昼は、ラコール及び流動食、夕食に固形物少量という状態は安定しつつある様に思います。固形物で最近印象深かったのは、秋刀魚の塩焼き。少しでも、季節感がありました。
暑い時期には、氷を入れてぐいぐいだったラコールも、寒くなってくるとね・・。暖かい物が欲しくなります。お弁当にスープや汁物を持って行くことができるように弁当用品コーナーで容器も購入。去年よりだいぶ進歩ですよね。


いろいろ 2008年9月23日

私のお出かけのポイントは、マイペースでの行動。疲れてしまったらすぐに帰る決断をすること。勿論、洗腸済みのこと。
疲れの方が先に立って、どこかに出かけるのがなかなか億劫なこの頃でしたが、秋晴れです!単焦点レンズ持って東山公園に行ってきました。
いつもの通り、星ヶ丘門から植物園に入りましたが、園内は大変な混み様でした。 みんな好天に誘われましたね。
しらたまほしくさの所はカメラマンがたくさん、そこに大きな蜘蛛がいたので、私はカシャっと、そして、お隣さんに「蜘蛛がいますよ」と声をかけたら、「あ・・・蜘蛛・・・?」という顔つきでした。写真はふらりんぐ・・・しゃしんにアップしました。

さて、私の肺塞栓後ですが、いままではトロンボの数値が安定していたので、消化器外科の主治医が他の薬と一緒にワーファリンを処方していましたが、先日の採血でコントロールが難しいかもしれないとのことで、肺塞栓発症時に診て下さった循環器内科の医師が担当することとなりました。


いろいろ 2008年9月21日

昨日は土曜日の一日勤務を終え、疲れてしまった一週間もなんとか乗り越えられました。
先日、かなり背中が丸くなって、歩く時の目線は自分の足先数センチの辺りだろうと思える方を車椅子でレントゲンにお連れすることになりました。
お歳をみると88歳。
少し会話を交わすとその声があまりにきれいなので、レントゲン待ちの間に「お声がきれいですね」」と声をかけてみました。
これも非言語的コミュニケーションというヤツに入るのかな?
すると、意外な答えが戻ってきました。
「あらっわかる?テレビでオペラ歌手の発声の練習を見ていて、その練習法を真似てみたの・・・・でもあなたが初めてよ、声に気がついてくれたのは・・・」 ご高齢を甘く見ては行けない実にしっかりとした話っぷりでした。

こうやって会話の糸口をみつけるのだねと「メンタルケアスペシャリスト講座」をやった甲斐があったものだと思っていたりしたら、やってきました、精神対話士派遣業務参加選考の為の面接試験の結果。
「誠に残念ではありますが、貴殿につきましては、ご意向に添いかねることとなりました。今後は、養成講座を終了され培われた知識、技能を生かし、社会の置いて貢献されることを切に願っております。」

不合格。点数で評価されるわけでなく、この短い文章で二年間の目標は終わりました。 もし、合格したら、派遣となるので現職を辞めなくてはならないのかな?などと先走った心配もしていましたが、心配ご無用。


いろいろ 2008年9月19日

「仕事をスポーツと考えたら」どうか・・・こんな風に考えないと着いて行けない程、連休明けの内科外来は私にとっては過酷でした。

就業時間内は保たれている緊張と体の動きも、それが終わるとプチンと切れ、車まで歩くのに一回休憩してからという始末。

加えて、新たな「肺梗塞」(4月に起こった「肺塞栓」の際に血流が止まってしまって壊死した部分)がCTにより確認されたことが更に疲れを強いものにしています。
復職後、越えることができるかという一つの時期にいることは間違いありません。


いろいろ 2008年9月15日

「骨盤臓器脱ネット」は昨年10月14日以来のアクセス数がいつの間にか10000を越えていました。
アンケートに書かれたご質問の中で一番多いのは、やはり、「骨盤臓器脱」の治療ができる医療機関がどこにあるのかという点です。

このご質問にお応えすることができたら素晴らしいと思うのですが、「骨盤臓器脱ネット」は私が患者の一人として自分の体験を書いているものです。私自身が受診したことがある病院であれば、ご紹介できますが、そうでない場合はそれができません。
そこで、だれでも検索すれば解ることだと思いますが、医療機関の分布図を作ってみました。

お住まいの地域の近くで専門に扱う医療機関があるのかどうかという参考になればと思います。


いろいろ 2008年9月15日

工事現場の横を通ったら、周囲は「安全第一」とかかれた黄色と黒のしましまの柵で囲われていました。これ、食品売り場にもこれ必要ですよね・・・。

ちょっぴり「食」が開始できていて「外でのお食事」を楽しみにしている私に、この三連休に三人の友人からそれぞれモーニング、ランチ、ディナーのお誘いがありました。もちろん大喜びで 、固形物を食べるのは「その時」だけで他は「ラコール」で過ごす作戦で行ってきました。
昨年は9月13日に二回目のポートの埋め込み術を行っているので、信じられないような日程です。レタスのサラダも小腸バイパスを通過しています。量的な調節を心掛けていれば、なんでも行けそうな気さえします。この心掛けさえ忘れなければね。


いろいろ 2008年9月11日

今日は、ローストビーフ通過の話を。
テレビの食べ物ランキングの番組を観た時から、私もローストビーフが食べたくてたまりませんでした。
この切なる思いを、昨夜、スーパーのローストビーフに込めていただきました。
ついでにドレッシングでレタスのサラダもね。

相変わらず、食べてから2時間程してからの胃液の嘔吐はありますが、こんなこと大したことではなく、目出たく通過したローストビーフの方を喜びます。量的には少しですけれどね。

とにかく、外での食事がしたくてたまりません。
ランチメニューの時には、食べきることができるものがなく失敗しましたが、居酒屋さんなどは目立たずに食べることができそうなものをつまめて好都合です。


いろいろ 2008年9月10日

キャラメルをなめた為に詰め物がとれてしまってから二週間程待って、やっと歯科の予約日となりました。
治療を行うにあたってのワーファリンの取り扱いに関して、大きな抜歯をする程の治療以外は、出血は抑えることができるので、むしろ、ワーファリンを止めることでもともとの病気の状態が悪くなる方を懸念して止めずに治療をしていますとの説明がありました。 私もワーファリンを止めることが怖かったのですが、これならば安心して歯の治療が出来るというわけです。

薬は効用と共に副作用というものがあります。
例えば、ワーファリンの効用と副作用を見てみます。
血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症等)の治療及び予防。
血管内で血液が固まり、血流を止めてしまう状態を「血栓」といいます。心筋梗塞や脳卒中(脳梗塞)がその代表です。血管が詰まってしまうので、その先の組織が障害を受け機能を失ってしまいます。
そのほかにも、静脈血栓症、肺塞栓症、足の壊疽、腎炎など、血栓に起因するいろいろな病気に広く用いられています。
血液の凝固系に関係しているビタミンKの働きを阻止します。そうすると、血液を固めるのに必要な凝血因子「プロトロンビン」という蛋白質がつくれなくなります。結果として、血液が固まりにくくなり血栓が防げます。ただし、できてしまった血栓を溶かす作用はありません。血栓の予防あるいは進行の抑制を目的に使用するものです。
副作用としては、血液さらさらにしてあるので、出血したり、血が止まりにくくなることがあります。もしも、出血がみられたら、すぐに受診してください。たとえば、歯ぐきの出血、鼻血、皮下出血、血尿などです。重症化することはまれですが、消化管出血や脳出血など重い出血を起こす危険性がないとはいえません。

とありますが、私は、どちらかというとあまり疑いを持たず、効用の方に多いに期待するタイプです。 時々、「この薬を飲んでもいいのでしょうか?」という心配をされる方がおられます。副作用を気にかけてのことだと思いますが、治療目的で受診して、症状にマッチした薬が処方された時にその効用より副作用の方に目を向けるのならば、受診した意味がないんじゃないのという感じで。
先回の敗血症の時に使用した抗生剤のザイボックスは、まだ使用した患者の副作用を追跡している位の薬のようです。が、私はこれによって助かった。使用中は肝機能はやられていましたけれどね。

薬ばかりではなく、その時の患者の状態を一番よく知っているのは主治医ですし、医療者は常に患者に対して、よかれと思って治療をすると思っています。
骨盤臓器脱に対して専門医がみつからなかったけれど、オペに踏み切るしかないという状態だった時、それが後の長い経過につながったのですが、あの時にはそれ以外の選択肢は私にはありませんでした。

・情報が治療を左右する。
・必要な情報は何か考えよう。
・主治医とよく話そう
・セカンドオピニオンを活用しよう。
・医師以外の病院職員も活用しよう
・インターネットを活用しよう

確かにこれは理想のようですが、患者側がインターネットで見た、見ただけで理解はできていない程度の情報(知識とはいえない程のこと)を診察の時にひけらかしてしまうのはね・・・どうなんだかね・・・・。

骨盤臓器脱に関して、メッシュを使った手術がとんとんと決まったためにそれに関して疑問を抱いて手術を延期されたという方がおられます。執刀医は症例をたくさんこなされている医師であった為に私は「あれま」という感想をいだいたのですが、これはご本人が納得していなければ、なんとも他からは言えない問題です。
また、ご本人は手術を受ける覚悟で受診したのに、手術適応でなかったという方もおられます。こちらは「辛さが理解してもらえなかった」との感想をお持ちです。

骨盤臓器脱は、排便が出来ない、排尿が出来ない又は尿漏れが常時発生するなどの困った症状を伴わない限り、すぐに対処しなければならないものではないので、情報が多くなったことは良いことなのですが、迷うことも多くなるのですね。

先週の中日新聞に骨盤臓器脱のことが掲載された時も友人からメールをいただきました。それに続き、今度は朝日新聞の関東地方に「骨盤臓器脱」のことが掲載されたとの連絡をいただきました。こちらの地方の時以上にアクセス数は増です。
私が、骨盤臓器脱の方はいらっしゃいませんか?とぐずぐず泣いていた頃に他にも悩んでいらした方は多かったのですね。「骨盤臓器脱ネット」を運営する私としては内容を充実させたいと思う次第です。


いろいろ 2008年9月8日

少し秋めいて来たということからか、ツーリングに出かける自転車人を多く見かけます。これを見て、私も気持ちがうずうずします。
足や腕に関しては、今年の始めに中心栄養の状況で東山ツーリングを行った時の様にトレーニングを積めば何とかなりそうで。が、気にかかるのは肺塞栓後の肺。
症状としては、時々痛みを感じる程度です。が、定期健康診断の胸部レントゲンで見事ひっかり、緊急に呼吸器内科を受診しなさいとの指示で、呼吸器内科の医師は肺塞栓後だと知る由もないのでたまげたのでしょうね・・・また、CTを撮りました。
結果、左肺野の多発陰影の増悪、改善が混在しています。ですって。

そんな中、こんな記事が。
自転車ロードレースの最高峰ツール・ド・フランスで00年にステージ優勝した元プロライダー、ハビエル・オチョア(スペイン)は練習中の交通事故で頭と胸を強打し、意識が回復しないまま眠り続け、9週間後、医師は生命維持装置を外すことを提案したが、両親は拒み、治療の続行を求めた。一週間後彼は、目覚めた。
脳に障害が残り、片肺も損傷していて、医師は寝たきりか車椅子の生活を予想したが、彼は再びライダーに戻ることを決めた。舞台をツールからパラリンピックに変え、戦い続けることを選んだ。懸命なリハビリの末、事故から21ヶ月後、サドルに座った。


いろいろ 2008年9月6日

黒のバックとパンプス、グレーのパンツ、そしてこの日の為に選んだ薄いブルーのストライプのシャツ・・・今日は、いつもとちょっと違うこんな出で立ちで精神対話士、最終面接試験に行ってきました。
この会場は、トイレが和式オンリーと解っていたので、今朝は念入りに洗腸し、途中便意を感じることがない様、お腹具合を整えました。そしてトラブルなく、集団面接と個人面接を終えることができました。

結果はともあれ、面接試験にたどり着くことができましたし、今のところ復職しているし・・・・ということで、レンズ購入・・・解禁!!
試験が終わった足で、名古屋駅前ビックカメラに立寄り、手に入れてきましたよ。

EF50mmF1.8
わずか130グラムという徹底した軽量・コンパクト化と高いコストパフォーマンス、フットワークよく使える大口径レンズです。リーズナブルな価格で単焦点ならではのボケやファインダーの明るさを実感することができます・・・そうです。


いろいろ 2008年9月3日

「お久しぶりですね」と偶然エレベーターに乗り合わせた内科の医師から声をかけられました。お久しぶりの訳をかいつまんでお話したのですが、その後に「いやいや、今の顔とってもいいですよ・・・笑顔もいいですよ」と、ま、ほめられちゃった。
笑顔の心掛けが少しはできているのかな。

また、先日の24時間テレビの話になりますが、あそこに登場した障害のある子どものご両親は皆、障害を受け止めようということを考えたと話しておられました。自分たちが隠したら、そこからは何も始まらない、受容しようと、大変な思いの後に考えられる様になったのですね。

外見でわかる障害と内部障害の違いは、内部障害は見えない為に理解されにくいと同時に逆に隠すこともできちゃうんですよね。
人工肛門を例にとっても、人工肛門に関する一般の方からの理解は深めたい、そして暮らしやすい環境が欲しいと願っている・・・が、自分がそうであることは知られたくないというややこしいことになります。

障害ではありませんが、ドラマ「エンジン」でキムタクは、レース前の練習で脱臼してしまった自分の手のことを対戦相手に知られない様にテーピングをグローブと同じ色にしてレースに挑みました。自分にとってのマイナス部分を相手に知られない様にしたわけです。
脱臼していたから負けたなんで言い訳はしないわけですよ。 なんだかこの考えの方が格好よいですね。
私も大変痩せていますが外見からは状況は解らない。そして、自分の状況を弱点と考えれば、それは隠しておきたい気もするのです。が、やはり周囲の理解が不可欠です。ここまで書いて、それでは「理解」とはどういうことなの?ドタ休みしても当然で、許してという意味?そうじゃないだろ・・・。 更に考えた末「休んでしまう状況に一般の方よりも陥りやすい・・・すみません・・・」という旨の診断書をお願いし、お守りにします。

昨日の中日新聞に「骨盤臓器脱」あなたは大丈夫?という記事が掲載されました。企画制作は中日新聞広告局ということですが、この影響で私の「骨盤臓器脱ネット」は過去最高のおよそ半日で100越えのアクセス数、本日も同様となっています。


いろいろ 2008年9月1日

新聞の記事、「あなたの安心」に「障害からの仕事復帰」という連載が載っていました。
これは、脳の病気などで障害が残ってしまったケースなども含まれているのですが、その連載の最後の日に、いよいよ復職となった時には、具体的に自分のできることを表示しよう、障害手帳は取得しようなどと並び、「疲れたときには休む」という事が書かれていました。

定期的な通院の必要性や薬による影響をきちんと伝えるとともに、「疲れた場合には休む」事への理解を求めることも重要だといっています。
長期休職をしたことで、何も言えません・・・「NO」をいわずに仕事をこんなに体当たり的に頑張っている私にとっては、ある意味ショックな記事でありました。
新聞紙上に書かれた別の世界の話のようでした。金曜日に、「休みます」の電話を入れて休んでしまった時でしたのでね、更に新聞記事を見つめるのでした。

業務内容に関しては変更は出来ないことは知っていますが、休みに関しては、「休むこともありうる」という内容の診断書を提出しておく必要もあるのかもと、何も根回しをしなかった自信を不安に感じています。

月毎のいろいろ

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