2010 Lomaiviti Islands Fiji
Naigani island resort

8月6日(金)〜8月7日(土)

今年のフィジーは、賑やかな西部地区を抜け出し、オールドフィジーと言われるオバラウ島を中心としたロマイビティ群島と呼ばれる地域に行きました。
何も飾らない素顔のフィジーに出会うことが出来たような気がします。
出発から帰国までレポートしますのでお付き合いくださいね。

自宅を8時30分に出発、9時の新幹線で上野からスカイアクセスで成田まで行きました。
ちょうど夏休みなので混みあうかな?と思っていたのですが、いつもの乗車率だったような。
成田に到着してまずは宅配カウンターで荷物を受け取りました、料金は往復3600円、20kg以上ある荷物を自宅から運ぶのは大変だったのでとても楽になりました。
コンチのカウンターでは、事前にチェックインしていたので荷物を預けるだけ、空の旅も便利になったものです。
カウンターに発券機があるので操作すると搭乗券が出てきます、あとは荷物の預り証をもらって、出国するだけです。

行きのコンチ007便はグアム経由なので、グアムに滞在する人がほとんど、満席でした。
グアムでの乗り継ぎ時間は1時間ちょっと、乗り次には一度入国審査を受けなければならないので、かなり時間がかかります。
特にセキュリティーチェックに時間がかかり、乗り継ぎ便に乗ったのは、出発15分前になってしまいました。
グアムからナンディまでは6時間30分のフライト、深夜便なので機内食をとると爆睡モード突入!

到着1時間くらい前に目が覚めました、というか、機内の照明が点灯されたので、強制的に起こされます。
外の景色も朝焼けが見えて来ました。

ナンディ空港へはほぼ定刻6時15分頃到着、スリーピングジャイアントと呼ばれる山が見えると、帰ってきたんだなーと言う思いでした。
さっそく「難関?」の入国審査へ、皆さんは記念写真やらで入国審査はトップでした。
「滞在目的は?」「ホリデー」汗
「いつまで滞在されますか?」「15日まで」汗汗
「お仕事はなんですか?」「農業関係」大汗
「帰りのチケットはありますか?」「これです」・・・涙
「滞在はホリデー?」「はいそうです!」冷汗
私のパスポートにはフィジー入国のスタンプが5コもあるので「この男怪しい」と思ったのかなー。
昨年に続き質問攻めに合いました。涙

税関を出ると到着ロビーです。
現地ツアーatspacificの、小林さん、ナウイードさんが待っていました。
suva行きの出発まで2時間ほどあったので、いろいろお話しましたが、オーストラリア経由はロストが多いことが判明、あまりお勧めしないとのことでした。
国内線待合室に進み小林さんとオバラウ島のことなどいろいろ聞いていたら、チーフの野田さんが挨拶に来てくれました。

搭乗機の到着が遅れているとのことでしたが、定刻どおり8時30分にスバナウソリ空港に向けて出発しました。

しかーし!私の座席は一番前、なんと、座席が後ろ向きですぅ。
飛行機が離陸体制に入りふわっと浮き上がると、「前かがみになって気持ち悪い」
しかも他の乗客と向かい合わせなので、私だけ注目されているようで落ち着かなかったです。
でも、離陸する瞬間は外の景色の眺めが良くて、いいかんじでしたよ。

ナウソリ空港はとても小さな空港でした。
荷物を受け取り、外に出るところでタクシーの運転手さんが声をかけてくれました。
港まで1時間くらいかかるそうです。

キングスロードという国道を走ると所々に村があり、学校などが見えたりします。
港に向かう分岐点に商店街のある村があり運転手さんが「ここが最後の村になるけど、買い物とかするかい?」とっさに言われたので「買い物はしないので進んでください」と言ってしまったが、後で思うと部屋で飲むビールやスナック菓子など購入すればよかったかなと思いました。

分岐点を過ぎ、海が近くなってくると、ところどころご覧のようなダート道になってきます。
舗装工事も少しずつしているようですが、完成するのはいつになることやら。
時々マングローブや海が見えたりして、港が近いことが解りました。

不意に視界が開けるとナトビ港に到着です。
日本の港に比べたら「えっ?これが?」と思うような小さな港です。
港では先に到着したゲストがすでに船に乗り込むところでした、このゲストが、ブレッドとトニーです。
港でのんびり船が来るのを待とうと思っていたら、なんか慌しくなってしまいました。
遠くに見えるナイガニ島、「後もう少し」と言う思いとワクワク感がたまらない瞬間でした。

ナイガニ島に到着しました。
遠浅の海で、いつものように膝まで水に浸かりながら上陸しました。
島ではスタッフが集まり「ni sa bula」を歌いながら歓迎してくれました。
1年ぶりにやっと帰ってきたという思いと、安堵感でいっぱいになり、涙がポロリと。
レストラン入り口のテーブルで、宿帳の記入と簡単な説明、そしてランチとデイナーを注文しました。

部屋に案内されるまでの間に、一緒にきたゲストと挨拶を交わしました。
先にブレッドが声をかけてきました。
「こんにちは、私の名前はブレッド、どうぞよろしく」
「こちらこそ、私はしぃー、日本から来ました」
「東京?」「東京から北へ200マイルほど行った仙台という街だよ」「北かー」
「私はサンフランシスコから来ましたロス経由で」
「滞在は何日?」「ワンウイーク、土曜日まで」
「じゃあ一緒だね」

トニー夫婦とも同じような会話でした。
東京の西の町に行ったことがあると言っていましたがどこなのか不明。
私たちと1日短い滞在のようでした。

ナイガニの最初の感想は、とにかく庭が広く、よく整備されていてガーデンリゾートのような感じでした。
間もなく宿泊するブレに案内されました。

部屋はとても広くて、ダブルベッドとシングルベッドが置いてあります。
ルーパー付きの大きな窓がたくさんあって、風が通りぬけ、爽やかな感じでした。
でもやや施設が古い感じで修理が必要なところも。
特筆ものは、大きなシンクが付いていること、長期滞在者には自炊も可能のようです。
私は日中・夜と遊びまわっていたので、ほとんど寝るだけですごしました。
午後2時から5時までは電気が止まるので注意。
持って行った携帯ラジオは重宝しました。

ランチを食べて部屋で横になっていたらいつの間にか眠ってしまい、あっと言う間に夕方になってしまいました。
荷物を解いてロッカーに片付けたりしているうちに、デイナータイムとなりました。
その前にバーで一杯やろうと早めに行ったら、ギターの音が聞こえてきました。
おおー懐かしのフィジーソング。
バーには私が一番乗りでした。

ni sa bula〜♪
「私の名前はしぃー、日本から来ました」
「私はテビタよろしく」
「フィジーははじめてかい?」
「8度目だよ」
「え〜!8回?すごいなー、リゾートには何日?」
「ワンウイーク、土曜日に出発する」
「食事が終わってから、カバタイムしよう」
「いいねいいね〜」





食事が終わって、再び彼らの元へ。
「テビタ、この箱ベースやってもいいかい」
「弾き方知ってる?」
「前やったことがあるから大丈夫」
曲が終わる頃には他のゲストも来ていて、喝采を浴びてしまいました。
私は暑い暑いと言っていたら突然テビタと目が合い。
「カタカタ(フィジー語で暑い)」と同時に言ったら、二人で大笑いしてしまいました。
この時から彼は気の合うやつだと思ったのか、いつも友達のようにしてくれました。

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