絶対値の外し方の基本は場合分け
- 絶対値を外す事を、符号を反対にする事と思ってはいけません。|-X|=+Xは間違いです。
- 絶対値を外すと±プラスマイナスがつくと、覚えるのは危険。
絶対値の中が数字の場合
- 絶対値の中がプラスの場合は、そのまま絶対値記号を外す。|+3|=+3=3。
- 絶対値の中がマイナスの場合は、マイナスを取る。
[マイナスを取る]というのは[マイナスをかける]と思った方がいいでしょう。
|-3|= -(-3)=3。これが重要な考え方。
絶対値の中が文字の場合
|X|の場合、文字 Xがプラスだかマイナスだか、わかりません。そこで、Xがプラスの場合とマイナスの場合に分けます。
- 文字がプラスの場合は、そのまま絶対値記号を外す。
|X|=X。(付帯条件 X≧0) ≧は>=の意味。 - 文字がマイナスの場合は、[マイナスをかける]。
|X|= -X。(付帯条件 X<0)
絶対値の中が文字式の場合 本論
|X-3|の場合、文字式 X-3がプラスだかマイナスだか、わかりません。そこで、X-3がプラスの場合とマイナスの場合に分けます。
- |X-3|=X-3。(付帯条件 X-3≧0)
- |X-3|=-(X-3)=-X+3。(付帯条件 X-3<0)
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。