高城神社の三つ穴灯篭 三輪の三ツ鳥居
高城神社と三郷の三つ穴灯篭
三郷市の丹後神社の石碑に、万葉集の『鳰鳥(におどり)の葛飾早稲をにへすとも そのかなしきを外に立てめやも』が彫られている事を知り、行ってみました。
三つの穴が、左右の灯篭で逆向きで対になっています。以来、関東近辺の神社を調べ、三つ穴灯篭が鹿島神宮や香取神宮にある事を発見しました。しかし、三つ穴灯篭の由来は誰に聞いても分かりません。
高城神社の三つ穴灯篭
高城神社に行ったのは2012年の1月だったと思います。そこで、偶然、三つ穴灯篭を発見しました。さらに、高城神社は紺屋(藍染業者)から信仰されていたという看板を発見しました。
高城神社は熊谷市にあり、豊臣秀吉が北条氏を攻めた際、行田の忍城が攻められ、高城神社も社殿を焼失しました。(のぼうの城)その後、別の忍城の城主により再建されました。
三輪の三ツ鳥居
三ツ鳥居は三輪鳥居とも言い、1つの明神鳥居の両脇に、小さな2つの鳥居を組み合わせたものです。一番有名な三ツ鳥居は、三輪大社のものですが写真は撮れません。
右は三峯神社の三ツ鳥居。写真を見れば、鳥居の柱は4本だという事が分かりますが、三峯神社の説明書きには、三ツ柱鳥居と記されています。三柱鳥居と関係があるのでしょうか。三峯神社 駐車場の案内板
三ツ鳥居に似ている。左が三輪の三柱鳥居。右が大和町の三柱鳥居。
三輪の三柱鳥居
三輪大社から西に500mほど行くと、大神教会の三柱鳥居があります。三柱鳥居も三ツ鳥居と同様に、鳥居を三つ組み合わせたものです。この不思議な鳥居を調べていくうちに、郡上市大和町の三柱鳥居にいきつきました。
大和町の三柱鳥居
大和町の三柱鳥居は4回目の調査でやっと見つけました。標高1000mぐらいの所ですが、鳥居だけで、神社はありません。大和町三柱鳥居に一番近い集落の地名は「三洞」です。そこから1時間ぐらい登った所で見つけました。2009年の4月です。
三柱鳥居と三つ穴灯篭を追いかけてきました。偶然ともいえない因縁があるみたいで。ちなみに、三柱鳥居と三つ穴灯篭の両方がある神社は三囲神社です。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。