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とりで障害者協働支援ネットワーク主催 
「障がい者のための防災訓練」
                                                             
平成25年9月21日
 東日本大震災から4ヶ月後にとりで障害者協働支援ネットワークでは、災害から障害者を護る為に、防災マニュアルの作成に取り組みました。NPO法人活きるも編集委員として作成に協力しました。そして、3年がかりで今年の3月11日に「障がい者のための防災マニュアル」が完成しました。
全ページカラーのマニュアルを12000部印刷して、そのうち取手市在住の障害者全員に無料で配布したのです。
 
 しかし、配布するだけでは理解を得られないと思い、それを生かすための訓練を計画し、やっと今日、市の関係部署、取手市社協、市消防本部の協力を得て実現しました。
 初めての試みで多くの参加者に加え市の広報、新聞の取材もあり関係者を含めて約120人の大掛かりな訓練になりました。

 まず、「障害者のための防災マニュアル」の重要事項の説明をし、自助、共助の重要性を訴えました。
 それから、今回の訓練の目玉である障害種別ごとの救助対応を簡単な寸劇にして紹介しました。みんな役者じゃないけど、熱演により内容がよくわかった上に演技に対する拍手も多くあり、大変盛り上がりました。

 次に消防本部が訓練参加の心構えと階段救助の用いる「イーバックチェア」を紹介してくれました。
 これで第1部の屋内訓練を終了し、次は車椅子で悪路を避難する方法を紹介し、実際にやってもらいました。外に出て消防本部が用意してくれた煙体験ハウスに全員が煙の中に入って恐怖を味わいました。
 満理子も煙体験をし、もう入りたくないって言ってました。

 初めてのことで、どうなるか分からずぶっつけ本番でしたが、意外とスムーズに進行し、内容も概ね皆さんから良い評価を得られたと思います。
  今後はこの訓練に対して関係各所の意見やアンケートの内容を精査し、訓練プログラムを作成して毎年開催する意気込みです。
          
(記 宮脇)