平成19年7月7日 三浦 居島新堤
| 神津島へ夜釣りに行く予定だったが、天候が芳しくないため居島新堤に変更した。 ここは時には神津島、いや、場合によってはそれ以上のクーラーにするとこができる。 予報によると北東の微風、天気は曇り。 しかし、港に到着すると小雨が降り始めた。お客さんは少ない。 今日はフカセ以外に泳がせの小アジも調達してきた。 例年同時期に三崎港一帯で大型のアオリイカ、その外道で90cm近いヒラメが釣れているからだ。 堤防に到着し、くらさんは先端内側、残りの3人は堤防中ほどの生簀の近くに陣取り開始。 潮は笹にごりで、沖で潮が蠢いている。泳がせの仕掛けを準備したが、 いつものように当て潮が強く、すぐに堤防際に戻ってきてしまう。 魚の活性は低い。サシエがそのまま残ってくる。 時折頭がかじられるが、正体はイワシのようだ。 コマセを入れるなり早々、オセン(スズメダイ)の絨毯になるのがいつものパターンだが、 一昨年の夏にも、今日みたいな濁った潮が入ってきている日があり、まったくエサが取られない、 ということがあった。その時はチヌ釣りの要領で底を攻めると答えがあった。 (平成17年8月14日) 他方、潮が澄んでいる時は魚の活性が高く、さらに今日のように沖で潮が蠢き、 早い潮が差してくると、海面一帯をシマアジが回遊しはじめ、その下にはメジナ、マダイ、 エサトリのオセンたちは堤防際から離れようとしない、沖の浅ダナで爆釣ということもあった。 (平成17年7月31日) 今日は両方をあわせたような感じだ。今日は一体どちらの攻めが正解なのだろうか、悩ましい。 3時間程度、浅ダナを狙いつつけるがたまにイワシがかかる程度で本命の気配はない。 底狙いに切り替えようとするも、沖磯のような潮が入っているため、15mという深ダナにうまく コマセを沈めてポイントを作ることは難しそうだ。M先生の、「もう少し浅ダナでやってみないか」、 というアドバイスに従った。 |
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| 午前7時ごろだったか、雨足は強まり、 北東の向かい風も強くなってきた。 さらに眠気に襲われ、 傘を差しながら2時間ほど横になった。 その間、木っ葉メジナが浮いてきたらしく、 M先生とミスターKはコンスタントに釣っていた。 さらにミスターKはサンバソウも。 塩焼きにするんだと、嬉しそうにキープしていた。 そしてぼくはあまりの寒さに目が覚めた。 背中ががびしょ濡れだった。寒い・・・。 しかもなぜかぼくには木っ葉が釣れない。 |
![]() 雨の居島新堤 |
| ミスターKと、「12時の船で揚がろうか」、とひそひそ話をしていたら、 先端内側で頑張っていたくらさんがやってきた。 どうせ「あっちもダメ」という報告が待っているんだろう、そう思っていた。 「シマアジ釣れてるよ。」最初ぼくにはそう聞こえた。 でもよく聞きなおしてみると「シマアジ釣った、この前の鵜渡根のより全然でかいよ。」 ということらしい。とりあえず他人事のような感じでよくわからないので、ブツを見に行くことに。 「みんなであっちでやりましょうか」という話になったときには既に、 ぼくは自分の竿とコマセを持って先端方面に向かって歩き始めていたらしい・・・。 |
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| クーラーをあけてみると紛れもない、シマアジだ。 チヌが釣れると聞いて、深いタナを狙っていたら 食ってきたそうだ。 しかも、浮かせてから、タモ網の場所まで20m ほどあり、ゆっくりゆっくり魚を持っていったとか。 「途中何回も潜られたよ〜。ここでもし逃げられたら、 みんなにど〜説明すればいいんだろ。」(byくらさん) たしかに、そんな話はだれも信じてくれない。 結局、石鯛師のおっちゃんがすくってくれたらしい。 「居島はちっちゃいメバルしか釣れない」 「雨で寒い、帰りたい」 「○休のエサがムカつく」 「やっぱり今日もだめだ」 「もし神津にいっていたら今頃・・・」 そんな悶々とした気分をすべて覆す超貴重な一匹だ。 「チヌを狙ったらシマアジが釣れた」というのも、 ぼくらが編み出した「居島セオリー※」の応用の ようで巣晴らしい。 (※居島セオリー) @メジナを狙うと外道でシマアジが釣れることがある、 Aチヌを狙うと外道でマダイが釣れることがある、 Bでも、ハナっからシマアジやマダイを狙ったら釣れない。 |
![]() くらさん、シマアジ44cm |
| 先端内側の状況は、城ヶ島大橋のほうから入ってきた早い潮が堤防の中ほどの最初の釣り座あたり で当て潮になってぶつかり、それが堤防に沿って先端から沖に向かって流れ出ている。 コマセを入れてもエサトリの姿は見えない。 10mほど沖に仕掛けとコマセを入れ、左方向への当て潮に乗せて先端方面へ流して行く。 数投目、濁った潮の中でコマセをついばみ、反転して潜っていく数匹のシマアジが見えた、 僕のウキはちょうどそこにあった。ウキが潮に引っ張られるように入っていく。 まだこの時点では潮に引っ張られているだけか、それとも魚か、判断できない。 そして1mくらい沈んだところからス〜とスピードを上げて潜って行く。 さっき見えた尾びれの黄色いライン、このウキの入り方、シマアジに間違いない。 一呼吸おいてしっかりと飲み込ませてからアワセを入れる。 最初は軽い、木っ葉のような感じだ。その後胴の部分にジワ〜と重さがのり、 そのままグイグイグイ、ギーッ!!!と下に下に突っ込み、リールシートの上が絞り込まていく。 |
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| 竿で溜めてもお構いなしに、 ジリジリと道糸を引っ張り出しながら潜っていく。 久々のこの感触・・・。 ここはシモリがないから心配はいらない。 竿の限界までためて、ラインを出して、 またためて、、、魚の重さを全身で感じながら、 ゆっくりゆっくりと浮かせていく。 ギーッというドラグの音とともに、 魚は右へ右へと突っ込んでいく。 一匹目はどうしても慎重になってしまう。 ウキが海面から見えてもそこからしつこい。 なんども堤防際に突っ込んでいく。 |
![]() 格闘中(ぼく) |
| 濁りがきついため、魚の姿が見えない。 水面下1mくらいまで浮かせて、ようやく見えた。 シマアジだ!!! これ以降、夢中になりすぎていて記憶がないが、 だいぶ時間をかけていなしたためか、 海面で暴れることはなく、すんなりタモにおさまった。 およそ2年ぶりの良型シマアジだ。 絞めて血抜きをして、余韻に浸る間もなく、 2匹目のドジョウならぬシマアジを求めて竿をだす。 さっき、相当浮いているのが見えた。 今がチャンスだ。みなさん俄然気合がはいる。 ぼくとM先生のここでの目標は「2桁釣り」だ。 この状況が続けば、今日こそ達成できるかもしれない。 |
![]() シマアジ47cm |
| 同じパターンでもう一発当たった。 が、軽いままで絞り込んでいかない。丸々太った木っ葉メジナだった。 しばらくして今度はM先生の竿が突っ込んだ。 一瞬、G−TUNE1.75号が根元から絞りこまれたかとおもったら、竿が跳ね返った。残念。 その後、ウキは入るが針掛りしないのが何回かあった。 と、次はそれを見ていて左の一番潮下に入ってきたが、なかなか釣れてなかったオニイチャン の竿が突っ込んだ。シマアジだ。タモを持ってきていないらしく、すくってあげた。 その後、しばらくの間アタリが遠のいた。エサはまったくとられない。 もう時合いが終わったかとおもったらそのオニイチャンの竿がまた突っ込んだ。 竿を立てにかかったらしい、インテッサのリールシートの上がパンッ!! という高い音をだして折れた。さらに折れた竿が堤防の角にぶつかり、そこからも折れた。壮絶・・・。 今日のぼくの仕掛けは、ウキドメを付けていない。それは、 @シマアジに違和感なく飲み込ませるため、 Aシマアジは食ってくるタナが随時変化するため、 Bシマアジは上から落ちてくるエサにしか反応しないため、だ。(とてもメジナを狙っているとは思えない) その副産物か、竿2本くらいのタナまで落とした時、さっきと同じようなウキの反応があった。 「来たぞ!来たぞ!来たぞ来たぞ来たぞ!!!」といいつつも、潮に引き込まれているのか、 例のごとくシマアジが食って横に走っているだけなのか、わからない。 とりあえず道糸を送り出し、しっかりと飲み込ませてやる。 そしてまさにそのために作られたような「制覇技」の繊細な竿先で、 魚が食っているか聞きアワセを入れてみると、コンコン、コンコン、と脳ミソが沸騰しそうになるような反応! アワセを入れると、ズシリと乗った。 どんどん重たくなっていくが、さっきの程ではない。 また、首を振って竿先を叩いている ・・・これはひょっとしてバリじゃないか。 この堤防際の深いタナで食ってくるのは大体バリだった。 それにシマアジだったら、もう少し右に左に走るが、下にしか行こうとしない。 バリっぽい・・・。頭のなかは完全にバリ。 |
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| そして浮いてきた、濁りでなかなか姿が見えない。 そして茶色っぽいのが見えた、バリだ〜〜、と言ったら、 誰かが、マダイだ!!と。 正体はマダイだった。 よく考えると、 バリは浮いてきた瞬間「白くみえる」んだった。 (平成17年5月22日) バリじゃなくてよかったけど、 シマアジじゃなくてちょっとがっかり、 ちょうど尾長を狙っていたら45cmくらいの口太 が釣れた時のような微妙な心境。 |
![]() マダイ43cmくらい |
| 今日とことん冴えてないのはM先生とミスターK。 M先生、計3回くらいすっぽ抜け&バラシ。 ミスターk、 自己最小記録(というかチーム最小記録)更新。 ・・・冴えないときはとことん冴えないものなので。 神津をやめて居島、というのは英断だったのかどうか、 それはよくわからないが、もしくらさんが先端内側に入って 粘っていなかったら、「居島はもういいや」という結論に なっていただろう。 今年の夏はまたここに足を運ぶことになりそうだ。 |
![]() ミスターK、記録更新 |
| 港に戻ると城ヶ島岸壁ではイワシが釣れ盛っていた。 くらさん&M先生&ぼく「ここにヒラメがいない訳がない」 ミスターK「今日はもうダメです、かえりましょう!!!」 結果、2時間程度泳がせをやってみた。 M先生のイワシがアオリらしきにガブリとやられていた。 |
ぼくとくらさん |
| 以下余談、 この堤防を中泊に例えるならば、 当て潮で若干左に流れる潮の中、沖目を狙う生簀前は さしずめ「大三角の奥の奥」 (平成17年5月5日)、 堤防際に当てて先端をかすめて沖にでていく潮で、 手前を狙う先端内側は さしずめ「大三角」(平成17年7月) に似ている気がした。 |
![]() 本日の釣果 (メジナはほとんどリリース) |
![]() シマアジのアラ煮 |
![]() シマアジの刺身(3日目) |
| (仕掛け) 制覇技1.2号、道糸2.5号、環付ウキ0号、JクッションG3、 ハリス2.25号×1.5ヒロ、ハリ上50cmの部分にG5のガンダマ、A1一発グレ6号 (エサ) オキアミ9kg、遠投グレ2袋、チヌパワー少々 (10時間分) |
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