〔参考文献〕
「バスラマインターナショナル88」（ぽると出版）

石見川
Ishimigawa
大阪府河内長野市
Kawachi-nagano City, Osaka Prefecture

　なんばから高野線急行で30分、バスに乗り換えて30分。わずか１時間強で山間部の「秘境」の終点に着くのは、東京・首都圏に住む者にとっては驚きかも知れません。一応国道310号線の沿線にあり、トンネルを経由して奈良県の五条市に抜ける事も出来るにも関わらず、車の往来さえほとんどなく、静寂そのものなのは結構であるが。
　祠だけの小ぢんまりした神社や、物産店も兼ねた天然水補給の場所もあるが、人の行き来はほとんどなく、この終点にたどり着いた河内長野駅からの夕方の便、そして１時間後のあまりに早い最終バス、共に私一人以外の乗降がないままでした。それでも沿線はあちらこちらで花が咲き始め、春が近い事を感じさせてくれました。
（撮影日／２０１６年３月７日）

※石見川終点は、河内長野駅〜石見川路線と共に、2022（Ｒ４）年３月いっぱいを持って廃止。代替交通は皆無の模様。

First up road : August 16, 2012

南海グループのシンボルマークとロゴ。
１９９４（Ｈ６）年の関西空港開港を機に制定されました。２００１年１０月１日のバス部門分社後も変わっていません。