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「AIR」・「Kanon」舞台探訪〜“ハレの国”岡山編〜
〜プロジェクト×(ばつ)〜 <田口トモロヲのナレーションで> 1枚の写真があった。 美少女ゲーム、「Kanon」に登場する体育館のモデルと言われている写真だった。 場所は、岡山だった。 それを見た一人の男が、いた。 …美少女ゲームに萌えていた。 「よし、行こう。行って、この目で確かるのだ〜」 愛用のデジカメと人形を手に、立ち上がった。 …イタイ旅が、始まった。 ♪風の中の〜(以下、著作権上の問題のため略)〜 そんなこんなで、岡山の風の中をスバルで走っている私だった。 時は、連休中日の2003年3月22日(土)。他のメンバーは、この企画のためにわざわざ千葉から帰省させた畏友I氏、美声のO氏、ピアノ教師のY女史という顔ぶれ。 私以外は全員が非オタク。元々、私がI氏を巻き込んで企画を立てていたところに、「オタクの舞台探訪ってどんなものだろう?」と物珍しがって地元のO氏、Y女史が飛び入り参加したという、変わった取り合わせのツアーである。 まずは肩慣らし(?)、ということで、Y女史に案内されて、「天地無用!」の“砂沙美”の名前の由来である、倉敷市玉島の沙美海岸へ。
ハッ、イカン、これではまるで自分一人がさらし物ではないか! そこで、この状況を打開すべく、そそくさと二人に人形を押しつける。
みちる=USO9000、美凪=Y女史、観鈴=O氏、カメラマン=I氏、という組み合わせ。 エロゲーキャラとも知らずに人形を持つ二人。 これで全員共犯である。ニヤリ この後、砂浜に観鈴ちんを立たせてI氏に写真を撮らせたのだが、どうもアングルに積極性が欠ける。 デジカメを奪い取り、 「こうだ!」 と砂浜に四つん這いになってローアングルを決めて撮ったのが、↓の写真。
む、これでこそ『マイ観鈴ちん』アングル。激プリチー。 と、撮り終わって砂を払いながら振り返ると、3人のあきれ顔の視線が…。 も、“萌え”にはこのぐらいの覚悟が必要なのだー!(^^; さて、肩慣らしが終わったところで、いよいよここからが本番である。 「AIRのバス停に似ている」というウワサのあったバス停へと向かう。沙美海岸から西へ1kmほどのところに、そのバス停はあった。
ん? 何か以前にWebの情報で見たのより似てないような? 「AIR」のバス停の後ろにある傾斜のかわりに、このバス停の後ろ側には灌木の茂みがあって、それが偶然に似せて見せていたのだが、それが刈り込まれてしまっているために、ちょっと雰囲気が違ってしまっている。 ここは、まぁまぁ次第点ということで。 さて、いよいよ、「Kanon」の体育館のある学校へと向かう。 今回は、地元のY女史の案内があるので実にスムーズな旅である。
途中で見つけた看板↑
山に雪の残る信州から来た身には、岡山はすっかり春の気配である。 と、そんなことをしているうちに、着きましたよ、「Kanon」の体育館のモデルがある学校。
こ、これがホントに公立中学校なのか? 市の文化センターかあやしい団体の建物にしか見えませんが?
う〜ん、豪華すぎる。 さすがは佐祐里さんが通っている学校だ。
さて、このオタク旅行に付き合っている他のメンバー、さぞかし退屈してると思いきや…、 ちょうど取材の日は、グラウンドでは野球の練習試合らしきものが開かれていて、この校門すぐ横のバックネット付近に人が沢山いたのだが、 すっかりノッてしまったO氏なんて、 「USOさん、ここ登って写真撮りましょう!」 と自転車置き場の屋根に登ろうとするわ、あわてて止める私に向かってI氏が、 「え、いいの?} と意外そうな顔をするわ、取材の裏側で隠れた暗闘があったりして…。ええ、私の認識が間違っていましたよ。非オタクだからといって、私の知り合いが並の「良識人」のはずがなかった(笑)
案内のY女史いわく、 「平成8年に作陽音楽大学(今はくらしき作陽大学)が、県北の津山市から倉敷市に移転して来たんですが、中学校のあった場所に作陽が出来るというので、少し場所が変わって造られたのが、この写真のようなバブリーな建物です」 とのこと。 たしかに「時期はずれのバブリー建築物」という印象が。 建築事務所勤務のO氏いわく、「デザイン費と建築費,内装合わせたら、普通の予算の3倍できかないんじゃないかな〜?」との感想。たしかに、維持費も高そう。 かといって倉敷市の市立学校全部がこんなではないそうで、行政担当者には「費用対効果」とか「学校間格差」とかについてぜひ伺ってみたいところです。 と、いうわけで、結論は、「やっぱり佐祐里さんの通ってる学校はすごかった」、ということで。 〜番外編〜へ続く
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