| 旅行記のTOPに戻る |
「AIR」舞台探訪〜AIR編〜
プロローグ
さて、話は、この1ヶ月ほど前にさかのぼる。 気がつけば、いつの間にか、西は広島県三次市から北は長野県大町市、東は千葉県海上町まで、いろいろな作品の舞台を訪ね歩いてしまった私である。 しかし、その旅の最中も、ずっと心の中にあったのは、あの、ゲーム「AIR」の舞台だった。 特に、あのストーリーの中で強く印象に残っている、学校と堤防については、どうやっても手がかりが得られないでいた。 月日が流れても、まるで「夏への扉」を探す猫のピートのように、私は「AIR」の学校と堤防を探していた。 と、そんなある日のことだった。偶然にも、メールをいただいたサイトさんのページで、「AIR」の学校のモデルがあることを知ったのだ。 私と、そして同じく「AIR」の舞台を探していた大先輩のQLAND氏は、早速、情報収集を開始した。 そして、紆余曲折の末に、ついにモデルの学校を特定したのだった。 それは、九州の地にあった。 「AIR」の発売から3年、ついに、この日がやって来た。 我々は、「夏影ツアー」と名付けた、「AIR」の学校を目指す旅へと出発した。 異例の残暑がかすかに夏の気配を残している、秋の日だった。 新ヒロインの口ぐせ
京都で合流した我々は、QLAND氏の車で高速をひたすら西へ走る。
そして、九州に着いた時には、すでに初日の夜になっていた。 とりあえずホテルを探して宿泊。 これだけの長距離を走ると、助手席に乗ってただけでも結構疲れるもので、ぐっすりと就寝。 翌朝、早朝に起き出して、いよいよ目的地目指して出発。 昨日までの台風の雲が去って、まるで空の上の観鈴ちんが祝福しているかのような快晴の朝だった。 途中、幽霊が出る心霊スポットとして有名(らしい)トンネルにさしかかる。 私「ココ、子供の幽霊が出るらしいですよ」 と、その時!
※トンネル内でフラッシュを焚くのは、対向車が危険なのでやめましょう。 そこから話は脱線して、
もはや当人たちも何言ってるんだか分からなくなるぐらい盛り上がって来た頃、目的地周辺に到着。 私「ついに来たーっ! ここが舞台の町!!」 ゲームの街に似てる?
そんなわけで、「ゲームの雰囲気と似ているか?」という点に関しては、今でもQLAND氏と意見が分かれたままである。 堤防を越えて海岸に降りてみる。
石ころだらけの海岸で、ゲームのような砂浜は無い。 波は荒くはないのだが、見た感じ潮の流れが速そうで、あまり穏やかそうには見えない海岸である。 せっかく舞台に来たことだから、ということで、
お約束は全部やります(笑) 全体としては、町というよりも「地区」という規模の集落である。 古くからの集落と新興の団地にはっきりと二分されていて、中心となるような商店街があるわけではない。 しかし、よく探してみると、そこにはっ!
鍵者には何でも「AIR」の背景に見えてしまうのだった。
周りにそんな人がいたら、そこは一つ、あたたかい目で見守っていただきたい。 ついにめぐりあえた学校のモデル!
そして…、
ついに着きました、「AIR」の学校のモデル。
これに左右反転をかけると、見た感じゲーム中に近い画像になる。 ゲーム中には、手前にマンホールの蓋が描かれているので、実際の位置的には、
こっちの方が近いのだが、木々に学校が隠れてしまう。 (ゲーム中では、マンホールの周りは舗装されて描かれているが、その後工事があったらしく、マンホールの周りは砂利がむき出しになっている) 実は、この撮影位置のすぐ後ろは別の建物になっていて、「AIR」の背景の元となった写真は、この建物の2階か3階あたりから撮られたようだ。 判明:「AIR」の舞台となった堤防の上は、この後ろの建物の2階か3階。 えらく高い堤防だなぁ(^^; 実際の海岸は、この後ろの建物からさらに40〜50mぐらい後ろである。 以前の、「AIR」舞台探訪〜Dream編〜にて、
さて、QLAND氏によると、ここには、もう一つの舞台があるらしい。 それは…、
観鈴ちんの学校からは、200mも離れていない。 なんと、「AIR」の舞台は、「ラブひな」の舞台でもあったのだ! この写真は敷地の外から撮ったもの。「ラブひな」では、この角度からでなく、反対側の入り口側が描かれているので、敷地の中から撮られた写真を元にしたようである。 「AIR」の舞台モデルの謎について 佳乃シナリオ探訪〜博多湾〜
そんなわけで、高速に乗って、福岡市街の渋滞に悩まされつつ、博多湾へ。 書店で見かけたガイドで、「元寇防塁」が復元されていると書いてあった「生の松原」に到着。 この日の博多湾は、台風15号の通過直後だったもので、風が強いのなんの!
実際、この写真を撮った後、佳乃は倒れるし…。
佳乃のスカートがめくれてパンツは見えるし…。 それでも、
一応の達成感を胸に引き上げた我々だったが…。 この時の我々は、2つ上の写真の標識の「元寇防塁」の文字の下に、佳乃の後ろに隠れて、「↑」という記号が描かれていたことに気がつかなかった。 実は、この200mほど先に、当時を再現した、高さ2mぐらいの、ちゃんとした元寇防塁の復元モデルがあったのである。 戻って来て、この探訪記を書くためにインターネットで調べて、ようやく気がついたというマヌケっぷり。 「フッ、認めたくないものだな、オタクゆえのあやまちというものを…」 教訓:舞台探訪の下調べは入念に。 番外編 「朝霧の巫女」舞台探訪〜「モーツァルト」編〜
翌日、我々は「AIR」の舞台の地を旅立った。
そして、その帰り道の途中、高速を福山で降りた。 やって来たのは、福山市内のケーキ屋さん「バッケンモーツァルト」。 「朝霧の巫女」に出て来た「ザッハトルテ」と「チーズケーキ」を食べようという作戦である。 (って、やっぱりそんなのばっかりかい>オレ) だけど、店内に入って探してみると…、 「な、ない! ザッハトルテがない!」 仕方ないので、チーズケーキと、間に合わせとして「朝霧の巫女」の柚子にひっかけて、もみじクッキーの”ゆず”を注文。
店内の片隅にテーブルがあって、コーヒーもセルフサービスで無料でいれられるようになっているのがナイスな心遣いです。 こうして我々は、おいしいケーキとコーヒーで、今回の舞台探訪の旅を締めくくったのだった。 −あとがき− 以上で、「AIR」の舞台探訪は終了。 とにかく、念願の学校のモデルが見られて良かった〜、というのが実感。 思ったよりも小さな地区で、「街の雰囲気を味わう」という感じでなかったのがちょっと残念でしたが。 さて、私の個人的な事情から、ちょくちょく舞台探訪に行ける状況ではなくなってしまいました。 舞台探訪は、これからは年1,2回のペースが良いところになると思います。 そんなわけで、第一期(?)を締めくくる上での、記念すべき舞台探訪となりましたが、それが「AIR」で良かったな、と思っています。 最後になりましたが、今回の旅行では、またしてもQLAND氏にドライバー,旅程の立案など大変お世話になりました。多謝m(__)m そして、今回の舞台探訪のきっかけとなったサイトさんの紹介です。感謝m(__)m
終わり。
| 旅行記のTOPに戻る |
|