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「咲-Saki-」舞台探訪−長野県内編 その1−
('10.01.31 内容を少し整理しました) ヤングガンガン連載中の、美少女(はいてない)麻雀漫画「咲-Saki-」。待望だったアニメ化もされて、ヒット作品となりました。 →ヤングガンガン公式サイト →アニメ版「咲-Saki-」公式サイト 友情と“美少女萌え”をベースにスポコン風にまとめるという分かりやすい魅力はもとより、麻雀の闘牌の組立てなど、深い読解にも応える奥深い魅力を持った作品なのは、もはや言うまでもないでしょう。 このページでは、そんな「咲-Saki-」の中から、『舞台探訪』を通して、その作品世界の魅力に迫って行きます。 ぜひ、作品を片手にその正確な背景描写ぶりを確かめたり、地図の上でその軌跡を追ってみて下さい。 上伊那郡飯島町 −JR七久保駅周辺−
('07.03.17)
ある日偶然、ネットのニュースで舞台の一部が判明した事を聞きつけました(頁末参照)。しかも、地元の長野県内というではないですか! ニュースを目にしたその週末には、情報のあった舞台へと車で飛び出した私だったのでした。 というわけで、やって来たのが、長野県上伊那郡飯島町にある、JR七久保駅。
ネットの情報通り、そっくりです。 [地図で見てみる] それならば、他にも何かあるはず、と思って見回すと、駅の目の前にありましたよ。
麻雀の県大会会場のモデルを発見。 その正体は、とある会社の社屋でした。 そして、この後も舞台を続々と発見…、するはずが、なぜか、見つけることが出来なかったんですよ、これが。車で飯島町内を1時間ほど回ったんですが、それがもう見事なぐらい、何も見つからなかったのです。 一体、他の背景はどこにあるんでしょうかねぇ?… ('08.07.16 追加) 第4巻の裏表紙として、この七久保駅が再登場しました。
のどっちが、透華様が、そしてステルスモモが! この場所に立っていたかと思うと感無量です。<いや、立ってないし 鉄塔の様子から最初は複線区間かな〜? と考えていたのですが、知人のひでさん氏から、
との情報をいただき、七久保駅に行ってみたら本当にあったという次第。 素晴らしい! まさに「鉄路を制するものは世界を制す」! 鉄人恐るべし、です。 この裏表紙の背景担当は、ヤオキン氏(巻末参照)との事。 ヤオキン氏担当の表紙、扉絵、口絵などの大物(?)背景の中で、初めて確認出来た現地物件であります。 こうして現地の写真と比べてみると、作中のモノクロ背景とは作風が違うことに気づかされます。 どちらも現地写真を元にした実在感を感じさせる絵作りですが、作中のモノクロ背景はシンプルな線画ながらもモデルに忠実に、細部まで描写する事によってリアリティを出しているのに対して、ヤオキン氏のカラー背景は柔らかいタッチでキャラとの調和を図りながら、実在感とか質感を出すために絵的に再構成しているように見うけられます。 これが分かったという収穫があっただけでも、現地に行った甲斐がありました。 …ところで、この写真の撮影位置なんですが、ものすごく低いんです。 ファインダーをのぞき込む一眼レフだと、窮屈にかがんだせいで首が痛くなるぐらい(汗 こんな低視線からの構図を狙うのは、作者以外いないんじゃないでしょうか? すると、小林立先生、やはりこの七久保駅周辺で取材旅行をしたという事でしょうか…?
第48局[超越]で、清澄メンバーが全員集合している(京太郎? 誰です、それ?)扉絵の舞台が判明したと聞いて行ってきました。(発見は、mixiのコミュニティの皆さんのご協力のおかげです。その経緯は、ブログの方で)
場所は、「清澄高校の最寄り駅」ことJR七久保駅の近くにある、芝宮神社です。ここが「清澄高校の最寄りの神社」でしょうか? 良い感じですね〜。 [地図で見てみる] そして、その裏手には…、
第34局[魔物]の背景もありました。 七久保駅の取材の時↑に、『小林立先生、やはりこの七久保駅周辺で取材旅行をしたという事でしょうか…?』と書いたのですが、どうやらこの付近を現地取材した事は確定のようです。 ちなみに、この背景担当は、「咲-Saki-」のカラー背景と言えばこの方、ヤオキン氏です。 [地図で見てみる] この場所は、mixiのコミュニティのメンバー、つくもさんに教えていただきました。発見不可能と思われていた物件ですが、見つかって感激です。どうもありがとうございました!
第5巻の番外編扉絵、カラー口絵の場所が見つかったと聞いて行って来ました。
場所は、JR七久保駅とJR高遠原駅の間、どちらかというと高遠原駅寄りの場所です。 [地図で見てみる] この場所は、mixiのコミュニティのメンバー、カジさんに教えていただきました。どうもありがとうございました!
カジさんから情報をいただいて、第21局の扉絵の場所に行って来ました。
写真右手奥の架線は、JR飯田線。地図で見ると「田切駅近く」なのですが、普通の複線の駅だと感覚的には「駅構内」ぐらいの近い場所。 [地図で見てみる] という事は、作者は意図して田切駅に寄ったと考えるのが自然なのですが、田切駅と言えば、「究極超人あ〜る」ぐらいしか有名でないところ。同行したメンバーも、 SUGI「『究極超人あ〜る』の舞台探訪に寄ったんですよ!」 QLAND「実は小林先生って鉄っちゃんじゃないの?」 などなど、議論が紛糾して、結局結論は出ないままでした…。
mixiのコミュニティのメンバー、えりぃぜさんから第6巻カバーの場所を教えていただきました。
撮影に使用したのは、10.5mm(35mm換算で15.8mm相当)の魚眼レンズ。 カバーの絵を見た時から「この歪曲具合は魚眼に違いない」と読んではいました。しかし、実際に魚眼でピッタリの絵が撮れると、「ここまでやるか!」と、小林先生の現地取材にかける情熱には感嘆の念しか浮かんで来ません。 ちなみに、↑の写真をクリックすると、1,230万画素の等倍の元データが開きます。非常に大きいので注意して下さい。 市販されている魚眼は35mm換算で15mm相当までしか無いため、撮影地点はだいたいここで合っているはず。 とすると、第6巻カバーで咲が座っているガードレールは、実は撮影位置からこんなに離れた位置にあります。 にもかかわらず、まるで一番手前にあるように見えるのは、描き込みの度合いで遠近感を作り出している背景のマジックですね。ちなみにこの背景担当は、例によってヤオキン氏です。 えりぃぜさん、情報のご提供どうもありがとうございました! [地図で見てみる] >>次へ -2- -3- -4- -5- -6- -7- −番外編「FATALIZER」− この探訪記で参考にさせていただいたサイトさんです。感謝。
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