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「咲-Saki-」舞台探訪−長野県内編 その4−
('10.01.31 内容を少し整理しました) 福路キャプテン率いる、風越(かぜこし)女子高校。そのメンバーが登場する舞台が、なんと飯田市の風越(ふうえつ)山の麓にあるという情報を得て、長野県飯田市に足を延ばしました。
飯田市の西には、風越山という山があり、そして市内には「風越」の名が付いた高校まであります。そう、福路キャプテン率いる、あの「風越女子高校」と同じ綴りです。
読み方は作品中と違って「ふうえつ」なのですが、第2巻カバー裏のキャプテンのエプロンには、なぜか「Fuetsu」と書いてあるという、芸の細かいネタが用意されてたりします。 そんなわけで、以前にも風越山麓付近を調査したのですが、その時には何も見つけることが出来ませんでした。 しかしその後、ヤングガンガンの'09年No.2号にて、今まで見たことが無い町並みが登場しました。 調べてみると、背景中央の鉄塔は、飯田市の中部電力の通信塔に似ていました。 また、それと同時に、ブログでETAさんから同じように飯田市内の位置の推定情報を教えていただき、続いてGen Oishiさんからは、別の有力情報もいただきました。 そんなわけで、自分にとってはリベンジも兼ねた、「咲-Saki-」舞台探訪の飯田市編です。
まず最初の物件は、第44局の扉絵。 場所は、飯田市内の風越山麓にある、今宮郊戸八幡宮の裏道にあたる階段です。ここは、ETAさんに教えていただきました。 [地図で見てみる] ここで、持ってきた24mm相当(35mm換算)の広角レンズでも背景の両端が切れるというハプニングが発生。これが今回、後々までずっと付いて回るのだけど、それはブログの方で。 また、第43局[窮地]の扉絵のモデルも、同じ今宮神社の境内にあります。
↑はヤオキン氏が背景を担当された、第43局の扉絵ですね。 ここは、舞台探訪アーカイブのGenOishiさんに情報をいただきました。ありがとうございます! [地図で見てみる] そして、これが今回の目玉。
第44局で驚かされた、一面の見開き場面ですね。 画面左側奥の鉄塔は、予想通り、中部電力飯田営業所の通信塔。 ここもETAさんに教えていただいた物件です。どうもありがとうございました! さて、ここから第44局屈指の名場面が展開します。
と、まるで映画のワンシーンのような、場面と背景と、そして現地での位置関係がピッタリ一致した立体的な場面が展開されます。 これは現地ロケはもちろんの事、あらかじめ使うストーリーを考えて撮影しないと出来ない技です。 複数のスタッフで作るアニメでもめったに見られない手法なのに、マンガでこれをやるとは恐れ入りました。これを見られただけでも、飯田市に足を延ばした甲斐がありました。 ('09.07.07 追加) 増刊ヤングガンガン '09年Vol.6に掲載の番外編に、この近くの坂道が登場しました。
これと、↓の第6巻 目次の背景担当は、ヤオキン氏。 ぜひ原作の絵と見比べながら、細かい部分まで描き込まれた精細さと、小林先生の柔和なキャラとマッチする柔らかな色調でまとめられた背景を堪能してみて下さい。(コミックス収録時は白黒かな? これはぜひとも大判の画集で見てみたいですね) [地図で見てみる]
(以下、'09.01.12 分) ここで華菜がキャプテンに「毎日一緒に帰って下さい!」と言ってるので、きっと向かう先はJR飯田駅。二人は電車通学ですかね〜。 そしてこの通学路を逆にたどって行くと…、
第40局でのキャプテンと華菜の通学路での会話シーンの背景があります。なんと、小林先生、既に'08年10月に風越女子の飯田市内の背景を登場させていたんですね! …いや、何というか、恐れ入りました(笑) [地図で見てみる]
('10.01.30 追加)
'10年1月29日発売の「ラブじゃん マホちゃんの必殺技完成!」の表紙のモデルは、↑の坂を上る手前の交差点です。 [地図で見てみる] (以下、'09.01.12 分) 近くにある学校を静かに素通りしつつ、回り込んで行くと…、
これもありました。まさに第44局は「風越女子スペシャル」だったわけですね(笑) [地図で見てみる] そして…、
第44局のキャプテンと華菜の下校シーンのラストの1枚はここです。 [地図で見てみる] 同じくキャプテンと華菜の下校シーンの途中の1枚は、
かざこし子どもの森公園から飯田市の西方面を見下ろした構図になります。 [地図で見てみる] 今回、色々な場面の撮影で広角側が不足しましたが、ここに至ってはついにパノラマ合成まで使わなければなりませんでした。「咲-Saki-」背景、あなどりがたし…。 ('09.07.07 追加) 増刊ヤングガンガン '09年Vol.6にこの場所からの背景が登場しました。
左手の柵を目安に原作と同じ構図で撮影しようとしたのですが、柵を1本間違えてしまったみたいで、作品よりも後寄りで撮影してしまいました。実際の構図は、たぶん超広角です(笑) (以下、'09.01.12 分) そして…、
第4巻の表紙も、ここから南西方向の高速道路沿いにありました。 キャプテンが手前なのは飯田市内という事を暗示していたのでしょうか? もしかして、表紙に部長とゆーきがいるという事は、清澄と風越女子の交流戦という設定だったりして?
ここの情報元は、知人のQLAND氏。発見のポイントは、画面中央背後の風越山との事。 これは難しいと思っていたのだけど、よく分かりましたね〜。同じくETAさんからもピンポイントで当てられて二度ビックリ。みなさん、達人すぎですw
第7巻のカバー絵の舞台を取材して来ました。
それは、意外にも風越エリアから少し離れた…、
飯田市八幡町の伊那八幡駅近くでした。 [地図で見てみる] 小林先生の背景によく登場する、神社,そして坂の組み合わせ。しかも、神社と道路の2つの消失点を、それぞれ表紙と裏表紙に置いた二点透視法という、凝りに凝った構図です。遠くから取材に来られて、よく風越エリアから離れたこんな場所で、こんないい構図の場所を見つけるなぁ、とうならざるをえません。しかも、キャラのアップは話題の風越大将・池田ァ! 「咲-Saki-」の中でも屈指のイラストである事は間違い無いでしょう。 そして、この背景作画のご担当はヤオキン氏。相変わらず精細ながら、書き込み過ぎでキャラを殺さない、地方の空気感を捉えたような素晴らしい絵ですね。
ヤンガン誌上にて連載再開された「咲-Saki-」、その第109局の扉絵の舞台に行って来ました。
キャプテンが一番手前に描かれていることから「風越エリア」である事が想像つきますが…、
それは、飯田市愛宕町にある愛宕坂でした。 背景作画のご担当は、おなじみのヤオキン氏。「咲-Saki-」らしい俯瞰構図と背景の空気感のマッチングが素晴らしいですね。 [地図で見てみる] ここは、発売日の朝起きたら既に未明にmixiの「咲-Saki-」舞台コミュのkenさんによって特定されていたという。「咲-Saki-」舞台探訪クラスタ、おそるべし(笑) ところで、この場所なんですが、実は、3年前にアニメ版「咲-Saki-」の「残酷な願いの中で」ED.に登場した場所じゃないかと思って取材に行った場所なのです。原作にも登場したという事は、ここで正解で良かったようです。 この故事により、ここは「残酷坂」と、「咲-Saki-」舞台コミュのしにふぃえ さんによって命名されたのでありました(笑)
第62局の扉絵は、飯田市の天竜峡にある田尻稲荷神社でした。 ここは、ヶローさんのブログから情報いただきました。どうもありがとうございました! 四校合宿編にあたる回の扉絵なんですが、実はここ天竜峡はアニメ版の合宿回にも登場しています。つまり、ここはもう一つの合宿会場のモデルとして、原作とアニメ版の両方で設定を合わせているようなんですね。なんともまぁ、設定が細かいです。 [地図で見てみる] (以下、'12.10.14 追加)
上↑で、一つだけ離れた場所に舞台が…、と思っていたら、なんと近くで未発見の難物件、第76局扉絵の舞台が発見されました。
この場所は、第8巻の購入特典でも使われているのですが、アングルとかモノクロ→カラーの違いとか、わざわざ一つの舞台で2つの違う絵にされているんですよね。それだけに、探訪者にとっては一箇所で二度おいしい物件と言えるかも? この場所は、mixiの「咲-Saki-」舞台コミュの輪舞 さんに教えていただきました。どうもありがとうございました! [地図で見てみる] (以下、'13.05.26 追加) またしても、難物件と思われていた扉絵が天竜峡で発見されました!
この扉絵ですが、話の前後からして、東京にあるというのが大方の予想だったのですが、mixiの「咲-Saki-」舞台コミュのken さんの調査により、予想外の天竜峡で発見されました。kenさん、情報どうもありがとうございました! [地図で見てみる]
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