お気に入りオーディオリンク

  1. 富士レコード社 主に神保町周辺に数店あり、定期的にLP/SP祭りを各地で行う。

  2. Audiotools.com この英国のサイトは各国オーディオ機器製造会社の沿革/旧製品の回顧録等が載っている。2013年で更新が止まっていますが、他所では得られない情報が満載。欧米人でもこのサイトを知らない人が多いようです。

  3. オーディオの足跡Online Audio Museum=名機にこだわらずオーディオ全体の歴史を語る機器の紹介をやっています。1975年、秋葉原のオーディオ店で勧められるままに揃えた最初のオーディオセットが載っていました:レシーバーSony STR-7025/プレーヤーPioneer PL-1100D/スピーカーScandyna A10 送料込み合計14万円以内の買い物でした。

  4. Vinyl Asylum掲示板とその姉妹版The Vinyl Engine(その膨大なLibraryからは過去の貴重なManualなどがダウンロードできる)。

  5. ドイツのVinyl lebt[アナログレコードは生きている]とAnalogue Audio Association等を見るとまだまだアナログは生き続けると思われます。後者のAAAは掲示板のほかにanalog aktuell[アナログの現在]という内容の濃い季刊誌を出しておりその抜粋は有料会員にならなくてもpdfファイルでダウンロードできます。2/2008の抜粋にはAAAのメンバーがドイツのPallas社を訪問しメッキ・プレス工程などを見学した報告記が丸ごと7頁写真付きで載っています。「プレス後冷却してから静電防止薬付きタオルで一枚一枚拭く作業を以前は行っていた。現在は一枚ずつ検査してから顧客が望めば内カバーに入れている。印刷所からあがって来たジャケットが積み上げてあって勤勉なご婦人たちがジャケットにレコードを入れている。すぐ横にはフィルムパッケージング機械がおいてあり手作業で一枚ずつシーリングをしている。。。」と書かれています。静電防止薬付きタオルは明記されていませんが、レコードを拭いても静電気が起きないタオルという意味で積極的に薬剤を塗布したわけではないと思われます。メッキ作業の予備段階でラッカーマスター(裏表2枚必要)を高速回転させながら硝酸銀を噴霧し導電皮膜を付け純水で洗浄>次にゴム枠で固定しメッキ槽に漬け電気鍍金(銀皮膜は陰極、ニッケル片をバスケットにいれて陽極)>牡蠣貝をあけるような道具でメッキ箔をラッカーマスターから剥がしてFATHERとする>後は同様のプロセスを経てMOTHERを作成し実際に再生して検盤し不具合があれば顕微鏡を見ながら鉄楊枝で溝から残滓を突付いて除ける>さらにメッキプロセスを経てSON(スタンパ)=プレス押型を作る。厚さ0.3-0.4ミリ程度のニッケル盤(メッキによる形成部が十分厚いので電鋳メッキとも呼ばれている)が台座に取り付けられて数百回のプレスに耐えられることが私には不思議でならないー東洋化成では「プレス作業での耐久性を考慮し、ニッケルメッキの上にクロムメッキ加工」をして耐久性を高めているそうです。Pallas社訪問記ではプレスしてシールする前に盤をチェックした時ダメな盤(ミスプレス)が或る確率(ぶどまり)で発生する事実が印象的でした(ルーズな検査ではプレスミス盤が市場に出回る恐れがある)。硝酸銀を使うことやネガポジ(反転作業)など写真の技術を連想させる。

  6. US Patent オーディオとは直接関係ありませんが多くのオーディオ関連特許の第一級資料が見つかります。2022年10月検索方法が更新されましたが、以前の検索(Legacy Systems)に慣れた人には使いにくくなりました。Basic Searchに公開・特許番号を入れて探す点では変わりありません。アナログディスクレコードに関した特許番号と概略を暫定的にリストアップ(エクセルファイル)しました。私個人の恣意的なリストなので漏れや余計なものも含まれています。1930−60年代の英米そして電磁気学の伝統なのかたまにオランダ・デンマーク・ドイツ他、70年代からの日本の技術者たちの流れが概観できます。実体化した製品名は私の推測にすぎませんー誤解も含まれるのをご承知ください。製品と特許の間には微妙なずれが多く見られますーある場合には改良が見られる一方、経済的理由から簡略化した構造をとることもあります。Foreign Application Priority Dataにある日本の関連特許番号は出願/公開/公告のどれかを示し、番号の後に[U]が付いたものは実用新案(Utility Patent)を意味します。特許申請⇔実用新案申請間の移行制度については各国独自の体制をとっているようです。USPTO(United State Patent and Trademark Office)番号には他にD=Design Patent(意匠登録)やPP=Plant Patent(園芸品種登録)や商標の範疇が含まれます。
    本文の完全HTML化は一旦断念したようで現在PDF(non-searchable)画像として結果が示されています。
        面白い特許に轄総ロ電気通信基礎技術研究所の研究グループによるUS Patent 7079659(2006)がありますーガムランなど高域(10kHz)のエネルギーが大きく超音波域に達する音楽(もしくは変動する超音波を含む自然の環境雑音=森の葉のすれる音やせせらぎ)が脳の血流を増やす効果があるという研究でその状態を再現するための音響装置を発表しています。発明者の一人の大橋力さんは山城祥二として芸能山城組を主催し科学者として情報環境学を提唱する異能の人です。1980年頃、青山劇場で芸能山城組を観劇しましたー芸能のカタルシスを脳科学で説明するコント、インドネシアのケチャや青森のネブタに似た土俗的な(animism)音響演出なども印象的でした。大橋事務所や竹中工務店と協力し熱帯雨林型環境情報を再現する「環境設定方法及び装置並びに環境設定のための情報」(特開H17-111261)も発明しています。日本文化の基盤にあるものは:公には儒教、底流にはanimismがあると私は思っています。 生物や風景や天候も含めて変化に富む自然が「全てのものにアニマ(魂)がある」という思想に結び付くようです。
        超音波の知覚実験は筑波大などでも行われ、超音波単一純音では知覚できないが、39kHzと41kHzを同時に発生するとその差音2kHzを知覚しているらしい(脳内反応がある)ことが報告されています。混変調歪がなければ差音は<物理的には存在しない>はずなのですが、<心理生理学的に感知される>虚音だそうです。フルーエンシ理論で有名な寅一和男教授指導の下、2003年頃の機器を使用しオーディオ的レポートを含む修士論文を興味深く読みました。しかしこの手の実験はトリッキーで<混変調歪がなければ差音は物理的には存在しない>ということは<混変調のあるスピーカーでは物理的にも差音は存在してしまう>ことを示しています。<フルレンジスピーカシステムでは超音波の影響が聞こえ、マルチシステムで帯域分割したスピーカで超音波を含む音を再生したら超音波の影響は聞き取れなかった>との別の研究報告もあります(つくばの産総研のグループが2001年5月アムステルダムで開かれたAES 110回Conventionで発表した"Detection threshold for tones above 22 kHz")。音響心理学の実験は音響機器の開発完成度に依存しているようで、現段階では純粋科学にはなりえないように思えますーだから面白い開発分野なのでしょう。 主にこの分野は日本の研究者達が熱心に研究していますーAES 2008年125回Conventionでも”A Psychoacoustic Measurement and ABR for the Sound Signals in the Frequency Range between 10 kHz and 24 kHz”の報告がありました(ABR=auditory brain-stem response聴覚脳幹反応)。

  7. 英国を含むヨーロッパの特許文献を調べるにはEuropean Patent Officeの検索ページ(Espacenet)が便利です。ドイツの特許文献については独立したサイトDPMA(Deutsches Patent-und Markenamt)もありますがECを総括したサイトの方が見やすいと思います。文書の後にある(A)(B)(C)は特許の各段階を表し、Aは公開、Bは公告、Cは特許取得の意味で各国特許文書に共通のようです。USPTO同様に最近Descriptionの部分をhtml化したようで一部の文字列変換が変で読みにくい (2024年1月現在追記:古いものはスキャン画像のまま表示されるようで、USPTOやESPACENETは最近ドタバタしています:htmlによる改善?あぁダメだ、古いのはやっぱり元に戻そう)。原文資料のスキャン画像からの文字起こし(HTML化)は難しいようです。Data originating from sources other than the EPO may not be accurate, complete, or up to dataと弁解しています。Enter your search termsに特許番号だけでなく発明者や製品分野を入れても反応します。姓と名を前後すると検索結果が異なり、うまくいく場合もあります。
  8. https://worldradiohistory.com/index.htm にてAudio Engineering Magazine(1947-Jan 1954)/Audio Magazine(Feb 1954-)のバックナンバーがpdf化されて読めるようになりました。学術的なAESと比べると、新製品の宣伝などが多いのですが、面白い論説も見つかりますー例えば1953年7月号RCAのMoyerによるNew Orthophonic(後のRIAAカーブ)の解説があります。同サイトから英国WIRELESS WORLDのバックナンバーも読めます。最近アドレス名称がamericanradiohistoryからworldradiohistoryに変わりました。日本にはこのようなデーターベースがないのが残念です。この米国のサイトは出版社(StereophileやHi-Fi Newsなど)からバックナンバーの掲載を止めるように求められており最近の更新で読めなくなっているものもあります。
    LPの誕生についてはHigh-Fidelity 25周年誌(April 1976)56-61頁”Creating the LP record"に詳しい記述があります。RCA-Victor出身で1939-1951年Columbia Recordsの社長だったEdward(通称Ted) Wallersteinからの聴き取りです。LPの発案者Peter Goldmarkの変わらぬ熱意(実際的な仕事は何もしなかったとWallersteinは述べている)、1946年GEから招聘した有能な技術部長William(通称Bill) Bachman、RCAでビニール材料Victorlac(USP2269267)を開発しColumbia Recordsの製造部長になったJames(通称Jim) Hunter等の努力とCBS(Columbia Broadcasting System)の社長William S. Paleyの支援によりLPの本格的な生産が実現した。LP誕生の名目はColumbia Recordsですが他社出身者を含めた総力チームによるものです。William S. Paleyの問いが面白い:どれだけ長ければLong Playと言えるのか?当初片面11分程度のものを想定していたが20分程度に改善された。
    機器の測定についてはHI-FI Choice: High-end UK monthly audio magazine starting in 1983 (worldradiohistory.com) 特に1977年から1984年のカートリッジ、ターンテーブル、アーム総覧は圧巻です。自国のDecca Goldについてお薦めできないが"a strong appeal to a minority"と評しています(1979年版)。弾けて生々しく聴こえるのでそれ(美味しい歪)を良い音と錯覚する事はアナログ・レコードの再生ではよくあることです。基本的な技術解説もありためになります。月刊になる前の内容は濃いですが、時間とコストを掛けないで広告宣伝を多くし安易に月刊にすると内容が疎かになるのは何処でも同じです。

  9. 国立科学博物館に付属する産業技術史資料情報センターは各産業の代表的歴史的製品をリストアップしていますが、斜陽産業のオーディオ技術については製品リストが更に貧弱になり危惧しておりました。しかし内部では調査が進んでいたようで国立科学博物館技術の系統化調査報告Vo.21 2014、Marchに【アナログディスクレコード技術の系統化報告と現存資料の状況】があります。66頁にも及ぶ総括的な資料(pdf)は日本のオーディオディスク製作の黎明期から1970年代以降PCM録音など、再生側よりも主に録音側の技術を記述しています(Denon出身の穴澤健明氏の報告なので信用が置けます)。一方で完全な歴史になるほどアナログは衰退したとも感じます。HI-ENDとか称してガレージメーカーによる高価な製品が流布していますが、それらもオーディオの衰退の証左(悪あがき)のように思えて、1990年以降のアナログ製品に魅力を感じないのです。

  10. 交換針の入手先: 互換性は問題ないがJICOと純正とナガオカ間などで微妙に造りが違う場合があります。また時代によって針番号と製造元が同じでも少しだけ作り方が変わっていることもあります。ダンパーの形状・材質/マグネットの磁力/カンチレバーの材質など社外品は古い純正とは別な作りがされており改悪・改善の両方があります。ダンパーの性質により針圧を少し増やさなければならなかったり、磁力が増した磁石により出力が上がったりいろいろです。一時期の特殊な工夫がされたカートリッジは純正針しか手に入らず、そのカートリッジメーカーが消滅したり製造中止になって久しい場合には交換針が入手不能になっていることも多い。最近は選択肢が少なくなりました。

    ナガオカのネット店 http://www.communet.co.jp/shop/nagaoka/index2.html

    2009年5月JICOの直販Webサイトがオープンしました。 http://shop.jico.co.jp/ SAS針の注文殺到とのことでまずは目出度い出だしです。

近年の個人(無料)ホームページの動向(プロバイダーサービスの変更・終了)

終了年 NAME COMPANY
2006 SPACETOWN SHARP
2010 Infoseek isweb Rakuten
2014 ジオログ(ブログ) Yahoo
2015 OCN NTTコミュニケーションズ
2016 Nifty 富士通
2017 DION(au one net) KDDI
2019 GeoCities Yahoo

 2019年にはヤフーの他にも中小のプロバイダーが無料ホームページやブログサービスの提供を終了しました。プロバイダー会社としては儲からない無駄なスペースで、個人ユーザーの動向もHP→ブログ→TwitterなどのSNSへと変化したことが原因とされています。広告収入(affiliate)もなく趣味のサイトを維持する物好きなユーザーも減少しました。誰のためにもならない自由な処が面白かったんですが。。。有償で提供するコンテンツサービスに関心がないミニマリストの私としては2019年が転回点に成らないことを祈るばかりです。

余談:2020年10月10日頃からカウンタに「illegal HTTP_REFERER supplied」(何故かreferrerでは無くreferer)の表示が出るようになっていました。11月2日それに気付き修正しました。vpackから始まるイメージアドレスが変更になっていました(詐欺サイト対策として国際的なreferer ruleが変更になり接続会社名を先にしてvpack等を後にしたらしい)。昨今のデジタル世界では落ち落ちしてはいられませんね。個人ホームページまでhttps化しないとブラウザーで「保護されていない通信」や「セキュリティ保護なし」が出るのには辟易しています。他人の個人情報を扱わない・趣味のサイトに対して最近のブラウザーの対処はいただけない。2021年2月中旬IE8以来の互換表示が廃止になったようで私の頁の表示が変になりました(文章が画像のセンター表示に引っ張られてセンター表示になっていました)。これはFrontPage2000を使い続けて、不正確なHTMLタグを訂正しないでそのままにしてきた私の怠慢によるものです。それとサーバーの環境依存因子(FrontPage Server Extensionsが利用できない環境になったこと)によるものらしい。久しぶりにタグをいじり表示だけは修正しましたが、Microsoft Expression Web 4によると環境依存因子による問題箇所は数千箇所あり訂正する気が失せました。FrontPage由来のフォルダーが悪さをしているようなので削除したらフォントや飾りなどが変貌してしまいました。最新のhtmlに基づいたものにするには書き直すしかなく、そのエネルギーはありません。最新のフォーマットも数十年後には読めなくなる可能性があります。まぁネット上のクラウドゴミは地球環境に影響しないのでエコだといえますね。

 

最近Google検索が広告や画像ばかりで有意義なコンテンツが見つけにくくなったと感じています。画像はcatchyなのでBing検索でも優先されています。画像をクリックしているうちにとんでもないところにおびき寄せられる場合があり次への付いている画像には触らないように警戒しています。商業目的でもないのにCookieを使用するサイトが増え煩わしく感じます。マイクロソフトを含め最近のWEB製作者の身勝手な傾向(お節介)には納得出来ないものがあります(ユーザーの囲い込みenclosureを目指しているのでしょうが私たちは羊ではありません)。日替わりでデザインを変えるブラウザーには信用がおけません(「やってます」感を出すための社内衝動に過ぎないように思えます)。自己責任でお遊びですが、XP機のブラウザーとしてMypalをインストールしてみましたところ、検索エンジンはDuckDuckGoが標準搭載されており意外な発見がありました。個人の検索履歴をトラッキングし押しつけがましいセールス画像や賑やかな宣伝手法が鼻につく昨今のブラウザーと違い、個人をトラッキングしないところも気に入りました。古き良き時代のPC生活が送れます。最近のPC環境はその楽しさをむしろ削いでいるように感じます。内容のあるぺージの閲覧はスクエア・モニターでゆったり読みたいものです(古いゲームやソフトも使いやすい)。映画でもないのにワイド画面は集中力が失われると感じます(従来の写真の縦横比率などのほうが自然に見え、文章も引き締まって見える)。両目による俯瞰vs集中した時の視野。最近の検索画面はスマホ等を対象にしているのか、左右に大きくスペースが開いていますね(横長画面いっぱいだと読みにくくなるようです)。一方でElectric Commerceでの買い物やメールは現行のPCでと、使い分けを考えています。
利用すれば利用される:(特にサインインしない)不自由の自由(未属)、自由という不自由(所属)。

 

小学館の辞書類を電子化したMicrosoft Bookshelf Basicを常用しています。このソフトは日本独自の開発だったようで認証が要らずOSに関係なくインストールできます。この電子辞書には幾つか間違いが散見されますが、原本からの自動変換ではなく手動での写し間違いのようです。英語圏では手書きや本の画像から文字を認識しpdfなど電子上の文書に変換するソフトが2000年頃からありましたが、日本では漢字・ひらがな・カナの3つの複合文字と当字や恣意的な外来語表記があり、電子上認識可能な文字に変換するソフトは限定的にしか利用できない(最近の日本語のPDF文書は検索や翻訳が可能になっています)。古い日本の本の写しを頼まれることがあるのですが、その画像から自動的に英訳するソフトがありませんーこの日本語の特殊性を単一文字しか知らない外人に理解してもらうことが難しい。いずれ日本語も電子上認識可能な文字に変換するソフトが開発されると思いますが、それまで日本と日本語が理解されにくい状態が続くのが懸念です。敗戦後ローマ字運動が再燃したことなども思い出されます。明治期にもローマ字運動があり石川啄木には『ローマ字日記』があり、長生きしていればエロ作家として成功していたかもしれないと思わせられる内容です。注:「恣意的な外来語表記」もしくは発音は基本的には元来の発音に準じるのが妥当。シーメンス(Siemens社は標準ドイツ語ではジーメンスで南部ドイツ訛ではシーメンスだが第二次世界大戦敗戦後のアメリカナイズ・グローバル化の影響も大きいようだ)、一般の電気伝導率の単位としてはsiemensジーメンス。慣習や言葉には正しいも間違いもなくその時代に通用しているかどうかだけです。

 

検索方法についてのTIPS:Googleでは"検索文字"のように"..."で囲むと内容指定の検索ができ、Edgeでは+検索文字のように+を前につけるとより限定的な検索ができました(過去形なのは近年検索アルゴリズムが頻繁に変更されています)。URLの一部の文字列(例えばyosh/sitemapなど)を用いて自分のサイトのエゴサーチをすることがあります。「斜体文字は読みにくい」など有益な意見には耳をかしますが、ゴシップには興味ありません。主に海外での引用を観察しています。検索エンジンの違いだけでなく、日によっても検索結果が異なることがありますーそれだけ世の中は激しく動いている証拠なのでしょう。Bing検索に対してはいくつか不満があります:同じプロバイダーの同じドメイン(7a.biglobe.ne.jp)を使用している「学習教材の部屋」と私のサイトを混同しています。同様の混同が別のドメイン内(5f.biglobe.ne.jp)同士でも発生していて別人・別サイトのURLの上に無関係なタイトルが表示されています。Googleなど他の検索ではこのような強引な結びつけはありません。

 

リンク切れについて
数年前のリンクで生きているのは僅かです。インターネット上のページは便利ですが、各ページの管理者達はその維持管理に苦労しているようです。写真や掲示板などを持つページではプロバイダーを変更したり彷徨った挙句に消えてしまうことが多く見られます。インターネットアーカイブスという過去のHPを適宜保存する事業もありますが、そのインフラや方針も定かではありません。Internet Archive Wayback Machineでは消滅したプロバイダーにあった私のページの大半が参照できるのには驚きました。日本では電子情報の長期保存は国会図書館が担当しています:よくあるご質問:電子情報の保存|国立国会図書館―National Diet Library (ndl.go.jp) これによると「光ディスクや磁気ディスクの予測寿命は20年、録音テープのような磁気テープは30年といわれています。一方で紙は700年」とのことです。UNESCO/IASAによる2003年の調査ではアナログレコード(Shellac/Vinyl)の経年劣化は比較的少ないことが報告されています(私のページ「古いイコライザーカーブ」参照)。
インターネットの情報は本と違って即時的なもので継続性や常時性を考えていないものが多いようです。
私はプリントされた本を時代遅れになっている内容であっても尊重しています(何故なら当時の理解内容が述べられているからです)。私の個人的な経験から歴史の半分は嘘(intentional or unintentional misleading)で本当のところは誰にも(当時の者にも後代の者にも)その真実は分からない、と感じます。多面的な視点critical readingが必要です。

  1. John's Radio Web: オランダ語ですがハイファイ以前の古いオーディオ機器の写真と記事が沢山あります。カートリッジのページToonopnemer indexは70年代初めまで主流だった圧電型カートリッジの貴重な資料です。昔はオーディオの中心がラジオだったので世界中に古いラジオのファンクラブが存在します。 サイトオーナーが死去されたそうです。

  2. Deusches Phono Museum 独逸の黒森(Schwarzwald)のSt.Georgenにあるフォノ博物館。St.Georgenは時計製作や精密金属加工で18世紀から有名だった土地柄だそうですーPapstのモータも同地で生産されています。同地で1907年兄弟(Josef & Christian Steidinger)が興したシュタイディンガー兄弟社が精密部品を供給していたが1911年兄Josef(1867-1925)がPerpetuum(後のPerpetuum Ebner:Albert Ebnerはロールフィルム・カメラや電蓄の発明者でJosefの娘婿且つPerpetuumのCEOとなり1936年Perpetuum Ebner創立)という別の会社を興した。兄弟社に残った弟Christian(1873-1937)は1927年”スプリング・モータと電気モータを組み合わせた”DUAL二重モータを発売して成功したが社名は兄弟社のままで1950年代になってDUAL GmbHに社名変更したそうです。1971年頃にDUALとPEは協力関係になり1973年にはDualに合併統合した。1982年Dualは突然倒産し仏トムソンに買われ、1988年にはさらにSchneider-Rundfunkwerke AGに買い取られたそうです(そういえば当時からアナログ関係でDualの名は聞かれなくなった)。Dualは1982年以来縮小され1993年にはSchneiderがトルコに生産地を移したためSt.Georgenの土地から姿を消したが、1993年以降Alfred Fehrenbacher GmbHがSchneider Electronic AGの下請けとして再びSt.GeorgenにてDualプレーヤーを生産。Schneider Electronic AGがレコードプレーヤー事業を停止したので2006年生産経験のある(PEの時代からDualに関係してきた)Alfred Fehrenbacher GmbHがDualの販売商標権を得て新たにDUAL-Phono GmbHを興す。これとてもヘラクレイトスの”万物流転”を掲げる会社によるものですからどこまで続くものやらーまさにアナログ機器の名門が疾風怒濤の時代にあることを物語っています。Family EraのDUALは1982年6月30日をもって終了した。Family Eraというとブライヤー・パイプの製造でも同様でSasieni/Barling/CharatanはFamily Eraから離れると同時に品質も声望も落ちてしまった。
    黒森の別の都市Lahr
    からはEMTが誕生しています。1960年頃のEMTの正式名称はElektromesstechnik(電気測定技術)Wilhelm Franz K.G.(合資会社)でした。Thorensのプレーヤの製造所の一つはLahr Geraetewerk GmbHと称していました。


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