11/8(土)昼頃、ベリーダンサーのoohlala嬢が弘田氏とようこさんを伴い、車で来たる。 「さっさとお積み！」女王様然とした２人の美女に命じられ、下僕たる私め犬吠埼ヂルと弘田氏はひいひい言いながら荷物を車へと積み込んでいく。だけどほんとは２人とも嬉しいのだ。 　しかし荷物が多い。全ては私の所為なのだが、マネキン１体・生首ｘ３・コンクリートブロックｘ３・卒塔婆ｘ８・竹棒ｘ３・ビデオカメラ・巨大な見世物絵２巻・物販用ＣＤ−ＲＯＭ・小型金庫・当日チラシ類・鉈や衣装等々・・・。その他にもちろん弘田氏のベースやアンプにエフェクター、oohlala嬢の衣装や刀・落ち武者饅頭・２ｎｄビデオ等もある。これ全て一台の車に入りきるのだろうか？ 　案の定、車の中はぎゅうぎゅう詰め。マネキンが車内のスペースを縦に分断し、トランクには生首や鉈が。 　サツに停められ調べられたらアウトだ。飛ばせ、oohlala！ ドリフトだ！ 　ちなみに乱歩の小説などではこういう車が事故を起こし、路上に落ちたマネキンに蟻がたかる。そしてひび割れた石膏の中から腐乱した死体が発見されるのだ。良かった、見つからなくって。
		「さっさとお積み！ 下僕ども！」 「ははあーっ、仰せの通りに」
今回はライブハウス側の好意により２時から小屋入りできることになっている。これは非常に助かる。４時からリハの予定なので２時間でちゃっちゃっと仕込みを終えてしまわねば。 　おれは集まったメンバーに対し厳然と命令を下した。 「申し訳ないですけど、予定通りセッティングしてもらえますか？ すいませんけど、お願いしますね」 　強烈なリーダーシップの成果か、瞬く間にステージが出来上がっていく。こうでなくっちゃね。 　小屋側スタッフへも照明などで複雑なことを頼んでしまう。腰は低く、内容はハイレベルに！ うふふ、これが今後の課題だな。 　リハを前に、メイクも早めに済ませてしまう。リハが長引くことがしょっちゅうあるからだ。
上の二つの写真、なかなかお気に入り。
早速リハだが、これはけっこうスムーズに進む。なんかこう鉈を振るう腕にも気合いが入るね。あとは本番で何人殺れるかだ・・・。た・の・し・み！
５分押しで開場。舞台袖でスタンバイする者もいれば、 狭い楽屋にうずくまったり仁王立ちになる淑女や漢(おとこ)たちも。 　私は楽屋でこんなものを眺めながら開演を待ったのでした。
ヴァンプだよ	年をとらない女さ
オレが弘田や、文句あっか！	ＦＯＯＬ嬢・・・顔無しみたいになっちゃってゴメン
世の中には見てよいものといけないものがあるということに気付きました・・・。

このページの写真は、メイク中・床・ランタン(中央３枚)は、たなかようこ女史の撮影。
それ以外の「さっさと〜」と「楽屋内」は下僕・犬吠埼が携帯で撮影しました。
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