■構造について
『ボタン』と『定規』の2つのパーツから構成されます。
@ボタン
中央に十字線の入った凸状の部品です。
下面が弱粘着(貼りはがし可能)のシールになっており、原稿用紙に仮固定します。
A定規
ボタンにはめ込むための輪の付いた、扇形の定規です。
輪の部分をボタンと
合体し、定規をボタンを中心に回転させて使います。
■使い方(集中線の描き方)
ボタンを消失点(集中線の中心)に設置し、定規を回転ながら線を描いていきます。
予 集中線を描きたい部分に集中線と消失点のアタリを描きます。
![](IMAGE/s-liner/tukaikata-0.jpg)
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1 ボタンのシール面のフィルムを剥がし、ボタンの十字線と消失点が重なるように設置します。
![](IMAGE/s-liner/tukaikata-1.jpg)
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2 定規の輪の部分をボタンにはまるように重ねます。(定規は端のある面が上面です)
![](IMAGE/s-liner/tukaikata-2.jpg)
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3 定規をボタンを中心にスライドさせ、集中線を描きます。
![](IMAGE/s-liner/tukaikata-3.jpg)
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4 描き終わったら定規、ボタンの順に原稿から外します。
![](IMAGE/s-liner/tukaikata-4-2.jpg)
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後 「予」で入れたあたりを消します。
![](IMAGE/s-liner/tukaikata-5.jpg)
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■集中線定規 ご注意、Q&A
ご使用の際の注意点。
○使い始め(シールの粘着力が強かったら)
ボタン下面のシールは使い始めの粘着力が
かなり強い素材を使用しています。
本番前には一度裏紙などで試用し、粘着力を少しだけ落としてお使いください。
○使う時は
必ず水平な原稿用紙(紙)の上で使用して下さい。
凸凹な面で使用するとうまく回転できません。
○シールの粘着力が落ちてきたら(弱かったら)
シール面に細かい汚れやゴミが付着すると、シールの粘着力が低下し、
使用中に原稿からはがれやすくなる場合があります。
ボタンのシール面が汚れたら水洗いなどで汚れをおとして
自然乾燥させて下さい。粘着力が回復します。
※熱などで急速に乾かすと、粘着力が落ちる可能性があります。
○その他
・ボタンは繰り返し使えますか?
ボタンの粘着力が落ちない限り、限りなく使えます。
※定規が変形したり破損するような無茶な使い方はしないで下さい。
・ペン(インク)で描けますか?
ペンで使用できるよう、擦らないよう端(エッジ)を施しています。
・きれいに描けますか?
この製品は集中線を早く、きれいに描くことをサポートする『道具』です。
使う方の技術そのものを向上するものではありません。
・目盛つきのタイプはありますか?
現在のところ、本製品に目盛のご用意は行なっておりません。
※本製品では「描く」機能に特化するため、「測る」機能である目盛は省いた次第です。
ただ、スクリーントーンの余材で、目盛を作ることができます。
⇒目盛の作り方(←ここの赤字部分をクリックすると表示されます。)
●用意するもの●
・集中線定規の定規版
・四隅に目盛のあるスクリーントーン(I社、D社など)
@スクリーントーンの目盛をカッターナイフなどでカットします。
※不要な目盛はトーン用紙から剥がす前に先に削るなどして除去したほうがよいです。
![](IMAGE/s-liner/memori-01.jpg)
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A定規版の上面に貼り付けます。貼る位置は縁よりも少し内側がおすすめです。
(下書きやペン入れの際に目盛がぶつからないようにするため)
![](IMAGE/s-liner/memori-02.jpg)
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B裏紙などを当て、平たいもので軽くこすって定着させます。
![](IMAGE/s-liner/memori-03.jpg)
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☆完成☆
![](IMAGE/s-liner/memori-04-02.jpg)
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また、目盛機能を付与した
集中線定規Wをご利用いただくか、
市販の直定規を消失点に合わせて回転させる
一般的な集中線の描き方をおすすめします。
・色紙で使えますか?
色紙でも使用できますが、材質によっては、色紙の繊維がシールにつき剥がれやすかったり、
逆にボタンが剥がしにくい可能性がございます。
また、色紙は紙より反りやすい特徴がありますので、使用の際は反りを戻し、
水平な平面にしてから使用してください。
・ペンタブレット、液晶タブレットで使えますか?
基本的に原稿用紙(紙)上での使用をおすすめしています。
※メーカーや種類が多様で、未検証であること、
用紙が『しなる』紙と違い、タブレットではボタンが使用後に剥がしにくい可能性があるためです。
水平な平面であれば定規が回転できますので、タブレット上で使用することも可能ではありますが、
液タブの場合は画面上で定規を動かしますので、使用時に微細なゴミを挟むなどして
液晶画面が擦れる(傷つく)可能性がございます。
ご使用の際はタブ(液晶画面)上をフィルムやあて紙などで保護し、ご注意の上お試し下さい。
・保管の仕方はありますか?
定規は水平な状態での保管をおすすめします。
クリアファイルや鞄の中に入れたままだと、構造上一番弱いところが『ボキッ』となりかねません。
ボタンは粘着シールを保護し、テープなどで定規に貼り付けて保管して下さい。
※ボタンを定規に貼り付けると、定規から剥がしにくい場合がございます。
・もっと遠くまで線を描きたいんですけど。
本製品は同人誌用原稿用紙(A4サイズ1面)をカバーできるコンセプトで制作しております。
投稿用原稿用紙サイズ(B4サイズ1面)をカバーできるものでは
![](IMAGE/s-liner/s-liner_enntyou.jpg)
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・曲線用はありませんか?
曲線用のタイプは現在ございませんが、
雲形定規や楕円定規を集中線定規の上に重ねてテープなどで固定し「合体!!」することで、
曲線用にカスタマイズできます。
![](IMAGE/s-liner/s-liner_kumogata.jpg)
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・もっと消失点からずれないよう厳密に描きたいです。
アナログで描く場合、良くも悪くもアナログの誤差が発生します。
厳密に描きたい場合は市販のトーンやデジタルツールの使用をおすすめします。
・もっと大きいサイズはありませんか?
・これより大きい投稿用原稿用紙をカバーするサイズは?
(2012年5月現在)
現行品は持ち運びのしやすさとコンパクトさを重視し、
同人誌用A4サイズ原稿用紙に対応した長さにいたしました。
現在は企画中から計画中に移行しつつある程度の段階です。
弁解は罪悪と知ってますが、
いま少し時間と予算をいただければ…
登場するとしても実現化へは数年先になると思います。
(2013年9月末)
⇒
集中線定規Wできました!。
その他の使用・仕様については恐れ入りますが
お問い合わせ下さい。
■取扱説明書
イベント販売時に同封している取扱説明書の最新版を掲載しています。
・取扱説明書_第12版
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