指名された者とかわれないときは、どうするのか相手の指示を聞くようにする。
どうするか質問する場合
指名された者がでられないときは、自分の側がかけ直すのが一般的だが、相手にどうするか指示を求めるようにする。
「いかがいたしましょう(か)?」
「お急ぎで{しょうか/ございますか}?」
「(こちらから)折り返しお電話{差しあげましょうか/いたしましょうか/させましょうか}?」
「(こちらから)(折り返し){かけ直しましょうか/おかけ(直し)いたしましょうか}?」
※指名された者が不在や外出中、接客中のときは「(こちらに)戻り次第、こちらから折り返し〜」、会議中や電話中のときは「{会議が/電話が}終わり次第、こちらから折り返し〜」のように言うとさらにていねいである。
相手:「難波建設の橋本でございますが、坂田課長はいらっしゃいますか?」
自分:「申し訳ないのですが、坂田は外出しております。こちらに戻り終わり次第、こちらから折り返し、おかけ直しいたしましょうか?」
相手:「桃園重機の王でございますが、神田様はいらっしゃいますか?」
自分:「あいにく神田は会議中でございます。(終わる時間ははっきりしないのですが、)会議が終わり次第、こちらから折り返し、お電話いたしましょうか?」
自分では対応できずにかけ直す場合
※自分では対応できずにかけ直す場合は、電話を切ってかけ直してもよいか許可を求める。
「私にはわかりかねますが、担当の者は席を外しておりまして……。{こちらから/担当の者から}、折り返しお電話差しあげてもよろしいでしょうか?」
だれにとりつげばよいのかわからずにかけ直す場合
自分では対応できないが担当者がだれかわからない場合は、あとでかけ直してよいか相手に尋ねるようにする。
「{恐れ入りますが/申し訳ないのですが}、(ただいま、お調べいたしますので、)確認後に{担当者/担当の者}から折り返しお電話(を)させていただいてもよろしいでしょうか。」
「{恐れ入りますが/申し訳ないのですが}、ただいま{担当の者/担当者}が席を外しておりますので、折り返し{担当の者/担当者}からお電話させていただいてもよろしいでしょうか。」
※だれが担当者なのかよくわからないまま、適当に他の人につないだりしないこと(相手を『たらい回し』にする結果となる恐れがある)。
相手:「申し訳ないのですが、ただいま担当の者が席を外しておりまして。こちらでお調べいたしますので、確認後に担当の者から折り返しお電話をさせていただいてもよろしいでしょうか。」
伝言を受けるように提案する場合
※相手が自分の知っている人であったり、指名された人が同じ部署の同僚や上司ならば伝言を受けるように提案してもよい。
「({よろしければ/お急ぎでしたら})ご伝言(を)承り{ましょうか?/ますが。}」
「({私でよろしければ/(お)差し支えなければ})ご用件をお伺い{いたしましょうか?/いたしますが。}」
待つかどうか尋ねる場合
※
指名された
者が
電話中などのときは、
待つかどうか
尋ねてもよい。
「お待ちになりますか?」
「このままお待ちいただけますでしょうか?それとも、こちらから折り返しお電話いたしましょうか?」