『はまこ〜のこんなボクシング 恋の物語』

私は小学生の時からボクシングの
世界チャンピオンを目指していました。

もちろん大金持ちになる為に!


でもその将来の夢は、
ある日夢をみて変わっていたのです。

その夢とは・・


高校生の時私は疲れて深い眠りにはいっていました。

そんな時、こんな夢をみたのです。
それはリングに上がって試合をしてる夢でした・・

いくら戦っても打たれっぱなし、ボコボコに殴られて
そして夢の中で負けてしまったのです・・

その夢の中で私は見たこともない女性に
こんな言葉を言っていました


『俺馬鹿でどうしょうもなくかっこ悪いけど、
ただボクシングしてる時は一番かっこいいねん・・』

そして私は夢の中で、その女性にこんな質問をしていました・・!

『俺・・・かっこよかった?』

そして、夢の中の女性が話そうとした時!!!
私は親に起され目が覚めたのです!!

あああ!!もうちょっとで聞けたのに・・

それから・・
その眠り夢の続きを見ることはありませんでした・・・


私はいつのまにか、大金持ちになる夢から、
ボクシングの姿を見せて、好きな女性に
『俺のボクシングどうだった!』と聞くのが、
私の夢に変わっていたのでした。

その夢の続きを今度は現実でみたくて・・・・


そうして時は過ぎ20歳になりました、

プロテスト受ける何ヶ月前!
いよいよプロになるぞーと思ってるとき、

私は肺の病気でボクシングができなくなったのです・・・
いよいよプロってところで・・


悩みましたよ・・

そりゃ何もかも絶望になりましたね、
それこそガキの頃からの夢でしたから・・


しかも、ボクシングの最後の姿を見てもらい
彼女に『どうだった?』って言葉を聞く事も出来ずに・・・

私はその時の彼女にボクシングのグローブを渡したんです。

『俺の大切なグローブ受け取って・・
もうボクシングやめるから』

その時はやっぱし涙はでましたね、

そうとう辛かったし、
やっぱボクシングの情熱伝えたかったし・・

『これは俺のすべてやねん』
彼女は何も言わず受け取ってくれました。


そして何ヶ月が過ぎ、神戸の港にドライブしてた時、
ジムの先輩のプロボクサーの人と出会ったんです、

その人は結構強く西日本新人王でもいいところまでいった人、
その人がこんな事を言ったんです


『なんで辞めたん!もったいない!
いいところまでいけたのに!!』


私は何も言わず、笑いながらその場は立ち去りました・・

そして私は彼女に自慢げに
『みたやろ!俺あんな人とも互角に話せるねんで!すごいやろ!』


そしたら彼女は突然泣き出したんです・・

私は何で!?ないてるん!?って聞くと、彼女は


『見てたら悲しくなる、辛い気持ちを隠して、

楽しそうに話してるけど何もかも分かる
本当はすごく辛いのに泣きたいのに、

あんな事言われてもっと辛かったのに!!』


私は・・・何も言えませんでした。

私の心境をすべて見通しだったんです・・・

そして彼女は私にこんな事を言ったんです・・・


『ボクシングの試合は見なかったけど!

泣きながらグローブ私に渡す姿は!
ボクシングの最後を見たのと同じ・・・
誰よりも、どんな人よりも!かっこよかった・・・』

私はその時はじめて夢が叶ったんです・・
ボクシングの最後を見せてどうだったって聞く夢を・・・

涙がとまりませんでした・・涙がボタボタおちて、

『はじめて夢が叶った・・・』

私は彼女に

『俺の夢を叶えてくれて、
ほんとうにありがとう、今度は俺がお前の夢を叶えたる』

彼女の夢は私との結婚でした。

そしてその年のクリスマスイブの12月24日に・・・
私は自分の夢が叶った神戸の港に連れて行き、結婚指輪を指にはめ、

『これで夢が叶ったやろ・・・』

そうなんです^^私の妻はその時の彼女なんです・・・

こんなボクシング恋の物語・・・


お・わ・り


わたしは今会社の社長をしています
ボクシングと出会ったから今があります。

貧乏な家庭で生まれ、お金持ちになる!
それがボクシングの最初の出会いでした・

ひとの未来は神様だってわからない

それが私の経験した答えでした〜

http://ameblo.jp/neoinnter1120/
http://www.earth-infinity.co.jp/


ボクシングのゲームの区切り画像

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