ガッツ石松 vs 畑山隆則
ライト級を制した両雄が
同階級最強を決定するために
組まれた幻のカード。
「森の石松」衣装で入場した石松の肉体は
過酷な減量で無駄な肉は皆無だ。
対する畑山は、氷室の曲でさっそうと登場。
試合前から会場は異常な熱気に包まれている。
が、試合はそれを超える興奮を与えてくれた!
初回、距離を取ると思われた畑山は
ガッチリとガードを固めて前進を選ぶ。
石松のジャブをスルリスルリとかわして
放つキレのある右ストレートには
スピードと豊かな才能が感じられる。
(が、そのストレートはオトリ的意味合いが強く
次に放つボディショットが
石松の弱点ボディを狙っているのだ!)
石松は派手な上体動作でその攻撃を空転させると
ボディにショートフック、離れ際に右フックといった具合に
無駄のない攻撃を選択、
ボクサーとしての優れた頭脳で対抗している。
そして弱点のボディを数回打たれはしたが、
すぐに狙いを空転させるべく迎撃を用意した。
石松の待ち受けアッパーは
畑山に警戒心を抱かせるには充分なスイング。
接近戦が思ったほど効果的でないと判断した畑山は
中間距離でのジャブ突き勝負へと作戦変更。
石松はこの機会に前進するかと思われたが
意外にも手数を控えて、バックステップで消極策。
畑山の作戦に付き合う様子はない。
(実はボディが効いていたのかも?)
両者手数の少ない中盤戦は
積極性から畑山にポイントが流出したかもしれない。
が、的確性では石松の左右フックが上回っており
畑山の下頬が変色を始めた。
終盤、吸い込まれるかのように前進した畑山に
石松の右フックがジャストミート。
小さなフェイントの直後に放ったそのパンチこそ
現代に蘇った「幻の右」!
一瞬、体が浮いた畑山。
(膝の伸びた不自然なフォームは
強いダメージの証明かも?)
待っていたとばかりに石松は
汗で光る肉体をフル稼働させて猛烈な追撃!
意識混濁状態だが、
困った時ほどガードを固める手堅い畑山。
意地でも「倒される」という屈辱シーンは演出しない。
ロープに詰まりながらも
決して諦めない畑山は
ゴングまで逃げ延びた。
逆に石松のスタミナは
この攻勢で尽きたのかも知れない。
11Rは踏込むシーンの少ない
地味な3分間となる。
意識が回復した畑山は
ダメージのある体で
最終ラウンドに必死の前進を敢行。
が、ゴツイ容貌とは不釣合いな
石松の軽いバックステップを前に
空転気味、有効打が奪えない。
逆に単発ながら、地味な右フックを浴びてしまう。
戦前から考えていた石松のボディを叩く作戦が
どうしても結果を残せない。
試合終了のゴングは
歓声でほとんど聞こえなかった…
両者リングを歩き回る中、
発表された判定は2-1で石松!
トレーナーのエディさんが
顔をくしゃくしゃにして笑っている。
畑山の敗因は器用さゆえの作戦変更。
フルラウンドに渡って
前進を続けていれば
もしかしたら石松も諦めて
バックステップを封印したかもしれない。
確かに石松は有名な弱点をエサにして
各種迎撃、ステップを用意していた。
が、それでも弱点は弱点。
徹底的に圧力をかけるしつこさがあれば
試合の結果は変わっていたでしょう。
注 … 上記文書は全て管理人サンドバックの予想です。
夢の対決リクエストはこちらまで。
金縁のガラスケース内にある王者一覧を読むのならこちらへ。
水晶玉をもっと眺めるのならこちらへ。
王座の間を後にするなら中央広場へ。
HSPコンテストにて最優秀ゲーム賞を受賞!
本格ボクシングゲーム「実写でボクシング」
↓ バナーをクリックすると公式HPへジャンプ ↓
↑感電しながら実写でボクシング!(サイズ200*80)
↑忘れられない瞬間を増やさないか? 実写でボクシング!(サイズ300*100)
↑動かしてみないか? 実写でボクシング!(サイズ150*100)
バナーは随時募集中しています。
あなたのデザインを見てみたい…!
実ボクとは?/トップ/掲示板/ダウンロード/ボクシングの街/グラボクとは?/