ボクシングのゲーム、実写でボクシングのバナー(3)

具志堅用高 vs 渡辺二郎

まさか、この対決が実現するとは。

具志堅がフライウエイトに(50.80キロ)、
渡辺が通常より1キロ軽い(51.16キロ)にする契約ウエイトで行われる。
それでも具志堅にハンディがあるため、
具志堅6オンス、渡辺8オンスのグローブをつけての試合。

この「世紀の対決」ゴングの前には、
世界の渡辺貞夫が君が代を吹奏。
異例の豪華さである。
  

1R、両者静かな立ち上がり。
小刻みにフットワークを使いヒットアンドアウエイを取る具志堅に対し、
渡辺、冷静にこれを見ながらいつもの大人しめの、変則ヒットアンドウエイ。
互いに手が出ぬまま、ラウンドは終了。

打ち合い好みのファンは、興醒め、
玄人のファンはこの緊迫のにらみ合い3Rを堪能。

2R、先にペースをつかみたい渡辺が、積極的に前に出る。
いや、それ以上に彼のプライドがそうさせるのかもしれない。
右フック、左アッパー。
気の強い具志堅もこれに応じ、右ストレートを放ち、
渡辺の左コメカミあたりを捉える。
渡辺にこのパンチを当てられる所はさすが具志堅である。
しかし、渡辺もダメージを殺し、左のストレート、右フックで
具志堅をロープにつめるが具志堅も左右のアッパーで応戦。

下がらない渡辺の左ストレートが決まり、観客は総立ち。

具志堅、逃れてリング中央に出た所でゴング。
渡辺のラウンド。

4R中盤スタミナ配分を考えた渡辺の一瞬の隙を見て、
具志堅右ストレートからの怒涛の連打で渡辺をコーナーに釘付けにする。

渡辺クリーンヒットは許さないものの、受身に周りクリンチに逃れる。

再開後、渡辺も左のロングストレートを返す。
再び左、具志堅も左を出したところで4R終了のゴング。

勢いあまった二人は、顔と顔を近付け一瞬にらみ合った。
具志堅のラウンドだ。何時の間に、渡辺左目をカット。

  
以降、具志堅がやや手数で渡辺を抑える。
渡辺は的確ながら単発。しかし冷静で焦りは無い。
あるいは終盤の具志堅の疲れを待っているのか・・・・・
 
ハイピッチで飛ばした具志堅は、
10Rからスタミナ切れが見られるようになる。

2分30秒過ぎ、目のいい渡辺、右フック左ストレートを
具志堅のあごに決め、完全に主導権を握る。

具志堅はクリンチが目立つが、時折、左ストレートをヒット。

フットワークを駆使し逃げ切り体制か・・・。
追う渡辺、逃げ切りたい具志堅。

そして12R。渡辺は勿論、具志堅も死力を振り絞り応戦。
リングは修羅場と化した。

渡辺が連打をすれば、具志堅も連打。
ともに自分のパンチで打ち合いを終わりたい。

よりプライドの強い渡辺がここを制したか、
右フック左ストレートでロープにつめてゆく。

具志堅自分がスタミナをとっくになくしていることにここできずいた。
支えは、野性的な闘争本能、限界を超えた体は時としてよく動く。

一瞬だけ1Rのように軽やかな動きで
この地獄の入り口であるロープから脱出。

左目のふさがった渡辺のサイドに回り、
左ストレートを渡辺の顔面にヒット。

渡辺、「オオッ!」の表情となったとき試合終了のゴングが打ち鳴らされた。

 
「引き分けー!!!」
リングアナウンサーが叫んだとき、妙な安堵感がファンの心を満たした。

(三上氏)

ボクシングのゲームの区切り画像

注 … 上記文書は三上氏の試合予想の投稿文書です。
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