ボクシングのゲーム、実写でボクシングのバナー(3)

喜友名 朝博

投稿

この選手は天才だと思う。

同じ時代に活躍した
同じ階級の大橋選手が「150年に一人の大器」なら
喜友名選手は「151年に一人の大器」だと私は思っています。
とにかくバランスが良かった。

体の入れ方、そして相手との位置関係を瞬時に計りパンチをかわす技術は、
今は亡きメキシコの名王者ヒルベルト・ローマンのよりも
上をいっていたと思います。
とにかく巧かった。

韓国で挑戦したWBA15回戦は、リアルタイムで日本でも放映されました。
無敗の柳王者が負ける時がきたのだと、勇んでテレビ観戦しましたが、
しかし結果は12回TKO負け(11回でしたっけ?)。
なぜ? 
ペースは握っていた。判定勝ちはまずありえない敵地での試合。
しかしソナギと呼ばれる柳選手の連打によって
ストップされてしまった。
強かな王者の実力を見せつけられた瞬間でした。

でも喜友名選手のボクシングは素人眼には悪くなかったと思います。
後に日本王者に返り咲き、世界再挑戦の準備を
徐々に整える喜友名陣営。

そこにライバル大橋秀行が立ちはだかった。

日本Jフライ級タイトルマッチ10回戦。

でもこの試合、
なぜか私は不思議と最初から判定の試合を望んでいました。

両者に負けてもらいたくないと思った唯一の試合。
試合結果は聞きたくない。そんな試合でした。

俗に言う【好カード】というものです。

試合はスプリットデシジョンで大橋の勝ちでした。
負けた喜友名選手の不満そうな表情が忘れられません。

もしこの試合に勝っていたら…。

しかし、その後また日本王座に返り咲き、
モチベーションを保った喜友名選手は本当にすばらしい。

後輩である元世界ランカーの渡真利選手との一戦では
試合中に右拳を痛め、左手一本でリードからフックを連打。
全然攻めてこない後輩に
苛立ちの仕草を見せながら戦っていた姿が印象的でした。

この試合は深夜放送でも観たのですが、
よく観ると喜友名選手が悲し気な表情で戦っていたんです。
拳の痛みと、腑甲斐無い後輩への思い。
複雑な心境で戦っていたことは観客にも充分伝わっていたと思う。

職人肌の天才ボクサー。
もちろん練習は人一倍やっていたのでしょう。

今となってはこの選手が
世界を取れなかったことなんてどうでもいい。

生で観れて本当に幸せでした。

こんなにも巧い選手が世界を取れないのだから、
ボクシングというスポーツは本当に理解できない。

「弱かったから取れなかった」だけでは決して終わらせたくない
記憶にのこる選手です。
思い入れがあるからなのでしょうね。

(メール投稿・無記名)



判定はスプリットではありません。99―96のユナニマスでした。
この採点には当時異論も多く、喜友名勝利とみる向きも少なくなかった。

(メールによるご指摘・無記名)



皆さんの喜友名選手に関する文章を募集しています。こちらまでお願いします!
本格ボクシングゲーム「実ボク」の無料ダウンロードは こちら


戻る


HSPコンテストにて最優秀ゲーム賞を受賞!
本格ボクシングゲーム「実写でボクシング」

↓ バナーをクリックすると公式HPへジャンプ ↓

↑感電しながら実写でボクシング!(サイズ200*80)


↑忘れられない瞬間を増やさないか? 実写でボクシング!(サイズ300*100)

ボクシングのゲーム、実写でボクシングのバナー(3)
↑動かしてみないか? 実写でボクシング!(サイズ150*100)

バナーは随時募集中しています。
あなたのデザインを見てみたい…!

実ボクとは?/トップ/掲示板/ダウンロード/ボクシングの街/グラボクとは?/