アブラボウズ  カサゴ目ギンダラ科

ギンダラ科のアブラボウズ 21kg

アブラボウズの頭部

手前のは56kg
■地方名
 沖ねう オキネウ


■分布

 北海道中部以北の太平洋岸〜千島列島、カムチャッカ半島〜ベーリング海〜アラスカ湾、中部カリフォルニア


■生息地
 水深300〜600mの岩礁帯


■形態
 ギンダラに比べ頭部が丸く体高があり、二つある背ビレの間が眼径より狭い。体色は幼魚期には黒地に白の模様があり、成長すると不明瞭になる。最大で1.8m、90kg

■生活
 あまり知られていない。動物食性で小型魚類を食べる。水族館の飼育記録では、十年で1m。


■利用
 旬は冬。白身でギンダラのように脂肪含有量がかなり高い。照り焼きや味噌漬で美味。刺身にすると身質は柔らかいが、食感がしっかりしていて脂がこってり。

人と比べてみるとこんな感じ
■アブラボウズをblogにしています。

アングラな魚日記
 アブラボウズ

■毒魚?
 三陸ではよく食べられているが、漁獲量が少ないため、生鮮スーパーなどではほとんど販売されていない。この魚の脂質は食べ過ぎると下痢をするようである。

似た名前
 アブラボウズと似た名前のアブラボウアブラソコムツクロタチカマス科がワックス性のアブラでなので、食べると下痢をする。このため混同しやすい。