イサキ

頭部のアップ。ちょっとかわいい


■地方名
 イサキ


■分布
 関東、新潟県以南、黄海、東シナ海、南シナ海の沿岸


■生息地
 沿岸岩礁域、浅海域や内湾。黒潮流域に多い


■形態
 体は紡錘形で、やや平べったい。口の端より後方に目があり、唇は薄い。尾鰭は湾入し背側には、三条の暗色縦帯がある。幼魚は黄色っぽく鮮やかな線が見える。


■生活
 産卵期は北ほど遅く5〜8月。30cmの魚体のイサキは、128万もの卵を産む。小型の魚類や甲殻類を餌とし、成魚は昼は沿岸の深場に隠れ夜に海面近くまで上がり摂餌行動する。


■利用
 美味で刺身、塩焼き、煮付け、フライなど。脂ののる時期は6〜7月。定置網や釣り、刺し網などで漁獲されているが、増殖もされている。


※三陸ではあまり漁獲されない。

幼魚は線がはっきりしている。約20cm


イサキ スズキ目イサキ科コショウダイ亜科