鰹の簡単なおろし方
釣った魚は自分で調理するのがルール。でも、やっぱり難しいから
比較的簡単な、かつおの身卸しに挑戦。

準備するもの
よく切れる包丁
(切れない包丁は、余計な力が入り、手がすべったとき手を切る危険がかなり高い)
まな板、布巾2〜3枚、ごみぶくろ、心配なので軍手
1 必ず守ること。基本です。
まず包丁の持ち方から。
しっかりと持ち、人差し指は出さないほうが良いでしょう。断面や、とげが鋭いため身おろしの時は出しません。(刺身に切る時は出しても良い)
包丁は、全体を使うのが理想ですが、ここでは安全を重視して進めます。

次に気を付けるのは、包丁の進む先に手を置かないこと。勢いで、手を切るのを防ぎます。
また、包丁を人に向けたり、乱雑においたりするのも危険です。不安定なところにおくのもだめ。足に落とします。
以上を守れば血の晩餐会にはなりません。
2 包丁を入れる角度は、写真を参考にしてください。
左手は頭を軽く押さえますが、

布巾などを使うと安全に切れます。

包丁を入れるポイントはひれの付け根。

ひれを指で軽くつまみながら、押さえると楽です。

中骨で包丁は止まりますが、

ここで骨を切ってしまうことがコツです。

内臓は切らないように。(まな板が血だらけになるため)
3 ひっくり返したら、かつおを写真のように置いて

ひれをつまみ、布巾などで軽く押さえます。

包丁を入れる角度に気をつけながら、切ります。
4 はらびれは、先に切っても良いです。
5 腹を切る時のコツは、

切っ先を深く入れず(約1センチ)

内臓を傷つけないこと。

するっと頭と内臓が外れるはずです。

その後、血を洗い流します。
6 次に、背びれを落とします。

尾びれをしっかり持って。
7 包丁がぶれないように親指を包丁の背に添えます。

めりめりと剥ぐつもりでOK。

多少深く入っても大丈夫。

勢いでとげに刺さらないように。
8 危険で硬い背びれはなくなりました。
9 ここからが骨に身がたくさん付くか

綺麗に下ろせるかの大事な局面です。

まず魚がぐらつかないように軽く押さえたら、

腹側の皮目に切れ目をいれ、骨の位置を確認して
10 ざくっ!中心まで切ります。下側も同じ。

ちょっとだけ骨に当たる手ごたえをつかんで下さい。
11 次に、ひっくり返さないで180度まわし

写真のように置いたら、

背びれのちょっと上(約3mm)を、

皮目だけ尾から頭のほうへ切ります。
12 二度目の包丁で背筋の半分ぐらいまで切るつもりで。

骨が包丁にかつかつあたる音がしたら、ベスト。

角度がよいのです。

骨の上を片刃の出刃がスキーのように滑っています。

切るというよりも剥がすと言うほうが、

良いかもしれませんね。