11月16日、EXマニ交換を実施。
交換物は1028のタコ足であ
る。
今年の清里ミーティングはMPVで行ったことは先のレポートでも書いた
が、これが思わぬ方向へプラスとなった。
事は、清里ミーティングで行なわれたスワップミート(フリマ)で1028のタコ足が出品さ
れていた 所から始まる。
通常(RSでの参加)なら持って帰ることを考えて諦めるところだが、今回はMPVである。十分に
テイクアウト可能。
おいちゃんはその場に居合わせてなかったのだが、とても気が利く会長
のおかげで、それをGET。
値段にしてなんと15000円
でそのものを手に入れることが出来たのだ。
しかし、安いなりに問題あり。4−2−1と繋がるパイプの2−1へ繋がるパイプ同士の接合
面が割れていた。
(この割れは定番らしい)しかしこれまた、便利でやさしい会長
が、ちょちょいのちょいでガス溶接しなおしてくれて問題も解消。
晴れて1028タコ足の装着と相成りました。
おいちゃんの他にすでに1028のタコ足を装着している人がいる
。そう、ながつ教授である。まずは教授に指示を仰いだ。
・ おいちゃん 「あ、どうもです。1028のタコ足
つけようと思うんですが、何か注意点は?」
・ 教授 「装着は面倒くさいぞ・・・」
・ おいちゃん 「う、 やっぱりそうなんですか。で、どんなところが?」
・ 教授 「エンジンマウントをフリーにして、エンジ
ンをジャッキで持ち上げつつ、片側に寄せながら
知恵の輪状態で隙間に突っ込み、装着だ。」
・ おいちゃん 「そりゃー、面倒くさそうです
ね・・・」
「やっぱり」といったのは訳がある。
物知りな会長から「1028
のタコ足は装着が面倒くさい」とあらかじめ聞いていたのだ。
でも実際にどう面倒くさいのか確認をしたかったのだ。
通常、タコ足交換でエンジンマウントをフリーにする必要はまったくなく、エンジン側の取り付けと触媒部分を外せば簡単に取り外せる。
ジャッキアップから装着、ジャッキダウンまで1時間くらいの作業だろう。(各ボルトがスムーズに外れれば。)
しかし、今回はエンジンマウントにまで手を下さなくてはならない。しかも知恵の輪状態だと?
ひとりでは困難を極めることが発覚したので、人員を集めようとした矢先に、千田ガレージで
田丸氏が足回り交換をする ということだった。
うむ、それに便乗。愉快な助っ人
ちぇる様 も動員してタコ足の交換を行なった。
まずは今のタコ足を外す作業。
今まではフジツボの4−2−1タイプ
をつけていた。
これはこれで特に不満はなかったのだがやはり1028の方が魅力がある。
おいちゃんのRSのマフラーはすでに1028用である。入手ルートは明確に出来ないがこのマフラーはお気に入りだ。
それとマッチしたフィーリングが期待できるはずである。
取り外しの作業自体は簡単である。
エンジン側のナットを外し、エキマニセンサーを外し、触媒から切り離せば終わりである。
といっても、今回はこの作業をすべて田丸氏・チェル様が行なってくれた。
感謝である。
おいちゃんはといえばセンサーの延長作業
をしていたのだ。
センサーの延長?
そう、1028のエキマニセンサーはちょっと普通でないところにある
。
通常は4−2−1の2部分に取り付け位置があるが、28用は1部分に
あるのだ。しかも画像を見て分かるとおり 2部分が異様に
長い。
とても長い。すこぶる長い。触媒の手前まで2が来ているのだ。これだけでもトルクアップが望めそうな形状である。
と、いうわけで、通常のセンサーコード長では全然届かないため、ホームセンターでコードを買ってきて延長させる訳である。
そのハンダ付け作業をおいちゃんはやっていた訳だ。
さて、ここでフジツボと1028のタコ足を少し比べて見ることにする。
エンジンとの接合面(フランジ部分)のカッコよさはフジツボに軍配が上がる。
28用はステンレス板そのままといった感じ。この無骨さがまたよいのかもしれない。
フランジとパイプの接合面の綺麗さは28用に軍配が上がる。
フジツボも悪くはないがパイプ内部とフランジとで若干段差が生じているのに対し、28用は段差無しである。
マキシムワークスのタコ足のようである。
パイピングはそれぞれ特徴がある。なにをどうこだわってこういう取り回しになっているのかはさっぱりだが。
特に1番と4番が四番の取り回しが違うのが目を引く。
やはり特徴的なのはその2の長さである。
これはどういうことなのだろう。これだけ長い2のタコ足は外に01用ぐらいしかおいちゃんは知らない。(まあ、あまり知らないのだが。(^^;)
ちょっと ここで発想を変えてみる。
社外品は「2」以降でジャバラ部分を設けたり、触媒との接合部分で幾分自由
度が出せるようになっている。
つまりマフラー・触媒との位置関係で「びしっ」と精度が出せていない
ということか?
こういう推測が成り立つのは無理があるだろうか。
まあ、2をそこまで長くしなくても4部分の取りまわしなどで味付けが出来るのかもしれない。
この辺りのことはさっぱり分からないのでおいちゃんの推測にとどめておこう。
さて、話を元に戻して、今度は取り付けである。
一応、何もしない状態で28用タコ足を突っ込んでみるが、やはりパイプがメン
バーに干渉して入らない 。
大人しく教授のアドバイスどおりエンジンマウントをフリーにし、エンジンを少しばかりジャッキアップ。
さらにエンジンを右側に引っ張って隙間を広げてやる。これでようやく挿入完了。いったん入ってしまえばあとのマッチングはすばらしい。
触媒との接合も無理なく「ビシャッ」
と決まる。
エンジン側ももちろん。なんとか延長させたエキマニセンサーも取り付けて一段落である。
延長させたコードには熱対策で銀紙テープを巻いてみた。どの程度熱に対抗できるかは分からないが暫くはこれで様子をみてみるつもりである。
さて、これでOKかなと思ったが、タコ足の盛り上がり部分とエアクリーナーが非常に接近してしまった。
こいつは出来るだけ離してストラットタワーバーにタイラップで固定。あとから遮熱版で仕切ってしまえばいいだろう。
さて、問題のフィーリングだが、あきらかに28用タコ足の方が「気持ちい
い」。
全体的に一枚トルクが上乗せされた感じである。
3千回転までの低回転域で特にトルクが増した。
通勤路の峠道で朝の渋滞中、3速2千回転でとろとろ登る時に「カ
リカリ」とノッキングしていたのだが、タコ足を変えてからはなくなった。
何の問題もなく普通に登っていく。うーん、
28用タコ足大正解。
4千回転からは実にスムーズに回転が上がっていく。
おいちゃんのエンジンが更に気持ちよく回るようになった。うれしい限りである。
28用タコ足の特性からか、回転を上げていくときに「シャァーァ
ン!」 と
タコ足近辺から音がする。教授によれば、パイプの肉厚が薄いために鳴るのだとか。まあ、気にならない程度である。
28用マフラーと相まって、乾いたエキゾーストサウンド
を響かせている。
RSファクトリーステージのマフラーも気になるが、これはこれでいい感じである。
これからも気持のいい車を目指していくことにしよう。(お金ないだろ!
12月中旬に、アルミ板を買ってきて遮熱板を作成。
400mm×600mmのアルミ板(0.7mm:1800円程度)をホームセンターで買ってきて、Pカッターで切断し作成。
ボディ側には既存のネジ穴を利用し、助手席側はウオッシャータンクのネジ穴を利用して固定。(最右画像)
これで、タコアシとの熱干渉はほとんど無くなったと言っていいと思う。
さらに、余っていたアルミでエアクリステーも作成してイイカンジに仕上げてみた。
安く、長く楽しめる。ええクルマですわ。RSって。(^^)