「自動脱落式サイレンサー」作成の巻。



たいそうな名前が付いていますけど、結局
「団地内での朝の車の暖機 はちょいと気兼ね。できるだけ静かに暖機するために
可能な限りやすいコストでサイレン サーを作っちゃいましょう」と言うだけの話です。

「サイレンサー零号機軍手を丸めマフラーの出口にくっつけてい ました。
こいつはコストは0円に近く、また消音効果もなかなかのものだった のでお気に入りでしたが、
自動脱落した後の姿が「どう見ても汚い軍手が転がっている」だけな ので、
カミさんに捨てられて
しまった経緯がありました。

しかたがないので、もう少し、「捨てるのには考える余地のあるも の」、つまり
「なんだか分からないけど、何かの部品のようだから捨てずにおこ う。」と言うくらいのものを
つくろうと思った訳です。


で、まずは基本構想ですが、
1・排気ガスの通り道は確保。
2・消音効果を出すために、スポンジのようなものを詰める。
3・自動脱落する。(いちいち外す手間を省くため)

この3つです。
「3」はどうにでもなるとして、「1」の理想は、直径2センチくら いの金属製のパイプに
パンチングで穴が無数にあいているもの。
その周りにスポンジか何かを巻くようにすれば、「排気道確保&消 音」ができそうです。
・・・すごい安易な考え方だなあ・・・。

早速、100円ショップで似たようなものが無いか物色です。
「2」は適当なものがあっさり見つかりました。コレ。



台所などで使う「スチールウール」です。まさに、マフ ラーの素材そのまんま。笑。
ご丁寧に、すでにロールに巻いてあります。まずは原材料1つ確保。

しかしなかなか「1」に適当なものが見つかりません。どうしようか なぁ、と思っていたところに
目に飛び込んできたのはコレ。



「パーマ用カラー」です。女性が髪に巻くアレですね。
しかも、スチールウールが巻きつきやすいように、ベルクロのオス側 のような小さなツメが
たくさんついています。いちおう中心の筒にも隙間があるようです し、まずはこれでやってみましょう。
本体はプラスチックですが、マフラーの出口付近だし、低回転でのア イドリングなので
「溶けるような温度」

にはならないと判断しました。


早速帰ってから作成開始です。
作業は簡単。カラーにスチールウールを巻いていくだけです。

   
こんな感じでつなげて行こうと考えて見ます。  スチウルも図ったように同じ長さ。笑。

で、3つを1束にして直列させてみます。

   

本当はこれで済まそうかと思ったんですが、あまりに もアレですし、また「捨てられ」ても困るんで
いちおうアルミホイルでも巻いてみます。



さらに、直列したカラーの両端にもスチールウールを 詰めてみます。
これで「サイレンサーZ初号機の完成です。笑。



で、翌日、さっそくマフラーの出口に「初号機」を差し込んで見ます が、「初号機」の径が微妙に大きいらしく
奥まで入り込みませんでした。>設計ミスです。
まあ、中身はスチウルなんでぎゅっと握って1/3ほど差し込んでエ ンジン始動。

「・・・ぼおぉんっ!」とエンジンがかかった と同時に、

「初号機」は後ろに 飛んでいってしまいました。

慌てて再度挿入してみると、消音効果はボチボチと言った感じです が、
心なしか「零号機」ほ ど
ではない気がします。


しかも、排圧であっという間にアルミホイルが破れて しまいました。
あきらかな失敗ですな、これは。笑。

「初号機」の反省点。
1・径サイズが大きすぎた。→3本束を2本にするか?
2・スチウルを包んだアルミホイルの強度が無さすぎた。→レンジ回 りに使うアルミ板にするか?
3・排ガスを押えすぎて?フン詰り気味。→スチウルを少なくする? でも音が大きくなるような。

以上の点を参考にして、「弐号機」の作成に移ることにします。

続く。




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