NBMA 創立 20 周年を迎えて」

長野県視覚障がい者マラソン協会会長 保科

長野県内のブラインドランナーが本格的に活動を始めたのは、28年前の1992年、小林さん(NBMA 初代会長)と私、保科が最初だったと記憶しています。当時の日本盲人マラソン協会に入会したことが始まりでした。その後、日本盲人マラソン協会の長野県支部として活動していましたが、前小林会長と相談し、長野県内の会員が増えてきていること、長野県独自の活動を行いたいとの話になり、1999年に長野県視覚障がい者マラソン協会(NBMA)が発足しました。発足当時はブラインドランナーが地元で練習できるための伴走者会員を増やすこと、年に数回の合同練習会、各種大会に参加することを中心に活動しました。また、日本盲人マラソン協会の他県支部の活動などの情報を得るために山梨県、福井県などと交流練習会を行いながら活動内容の見直しを行いました。発足10年目には長野マラソン大会事務局に働きかけ、長野オリンピック記念マラソンに視覚障がい者の部を設けていただくことが出来ました。また、15年目からは長野マラソン視覚障がい者の部に招待選手を呼ぶことが出来るようになりました。そして、昨年 2019年にはNBMA 創立20周年記念イベントとして「24時間リレーマラソン兼伴走講習会」を、南長野運動公園をお借りして開催することが出来ました。このイベントでは、多くの団体企業さまに協力をいただき参加10 チーム、約100名のランナーで24時間タスキをつなぐことができ、20 周年に相応しいイベントを盛大に行うことが出来ました。これも、会員皆さんの日頃の活動が実を結んだものと思います。 NBMAはこれからも、会員皆さんの力で更に発展していけるよう願っています。そして、ブラインドランナーと伴走者が一緒に活動することにより、マーマライゼーションを図っていきたいと思います。 

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