SCO
高分子成形加工(Polymer Processing)、コーティング、繊維形成(溶融、乾式紡糸)関係のコンサルティング、ソフトウエア開発を専門とするコンサルタントです。
また、STEP(ISO 10303) AP227(3次元プラント設計情報規格)の国際共同開発経験もあり、この分野でもお役に立てます。

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ジョセフ・ヒコのこと
Hiko
横文字の墓
皆様もジョン万次郎という人の名前は、耳にされたことがあるのではないかと思います。土佐の漁船で漁をしている時に嵐に遭い、現在の鳥島に漂着した後、アメリカの捕鯨船に助けられてアメリカ本土に渡り、かの地で高等教育まで受けて鎖国中の日本に戻って、幕末、明治維新の頃に日本のために活躍した人です。

つい最近(平成18年2月1日)のNHK「その時歴史が動いた」で、日本初のジャーナリストとして取り上げていましたが、ジョン万次郎と同様に幕末に嵐のために船が壊れて漂流し、アメリカの船に助けられてアメリカ本土に渡った後、向こうの有力者の知遇を得て教育を受け、幾多の苦難の末日本に戻って活躍した人にジョセフ・ヒコ(アメリカ彦蔵)がいます。ジョセフ・ヒコの出身地は、明石にある現在の播磨町です。

万次郎が日本側の役人として活躍したのに対して、ジョセフ・ヒコは、開国後の横浜のアメリカ領事館の通詞(通訳)として働き、明治維新の頃の薩摩、長州、土佐藩のためにも働いています。

播磨町には、ジョセフ・ヒコがアメリカで写した写真や、両親のお墓も現存していて、町の文化財として大切にしています。両親のお墓の裏面には、それをジョセフ・ヒコが建てた旨、英文で書かれていて、「横文字の墓」と呼ばれています。

近くにこのような所があるのを知り、先日その横文字の墓と資料館を訪れ、お墓の写真を撮って来ました。

なおジョセフ・ヒコに関する読み物として、アメリカの人達との交流の様子を含め、感動的に描いた「アメリカ彦蔵」(吉村昭著、新潮文庫)があります。この本は、アメリカをはじめ西欧の考え方と、日本流の考え方の違いや共通する点をあらためて考えるよすがにもなる本であると思います。

神戸の地下鉄の中で
SubwayKobe
神戸の地下鉄
最近は、どこの電車や地下鉄でもそうでしょうが、携帯電話のメールが普及したおかげで、呼び出し音や、話し声が聞こえることがあまりなくなって、いらいらが少なくなりました。

車内で鏡とにらめっこをしながら、念入りに化粧をしている若い女の子をまだ結構見かけますが、漫画じゃない本を読んでいる人も近頃増えたようで、好ましい傾向だと思います。

先日神戸の地下鉄に乗っていると、女学生の二人連れがいて、一人が「うちのおじいちゃんがな、髪の毛なんかちょぼちょぼっとしか生えとらへんのに、散髪屋に行ってくるわ言うて帰ってきたら、シャンプーしてもろて気持ち良かったって言うねん。あんなんでシャンプーなんかしてもらわんでもええのになー」と言うと、隣の友達がキャッキャと喜んでいました。

こういうおしゃべりはあまり大声でなければ、こちらも楽しめて歓迎です。

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