被害者の会2
「お前…細せえな。」
「え?」
「半年じゃこのくらいか?…もう少し筋肉ついてもいい気がするが…。」
「バクゴー、セクハラ!」
「何でだよ!栄養状態の話をしてんだ。」
「半年前よりはふっくらしたよ?」
「そうだが…。運動してんのか?」
「えっとね。敷地の中庭をお散歩するよ。」
「…運動じゃねえな。気分転換だ、そりゃ。」
「…そうなの?」
「メシは?」
「食べてるよ。」
そういってエリが言うメニューを聞いて一同顔をしかめた。
確かに食事としての体裁は取り繕ってあるが、内容としては、簡素な軽食と言えるだろう。
栄養が必要な育ちざかりの子供が、3食そんな貧相な食事で健康に成長できる訳もなかった。
「おやつとかあるか?」
「間食はしちゃいけないんだって。」
「………。」
勝己の眉間に皺が寄る。
「あのな。ガキってのは胃袋が小せえから1回にたくさん食えねえんだよ。けど、成長するには栄養がいる。それを補うのが間食だ。スナック菓子とかは良くねえが。時間を決めて、牛乳とかクッキーとか果物とか、食事だけじゃ摂り切れない栄養を摂るのは必要なことなんだぞ。」
「そ、そうなんだ…。」
「え、栄養士とかついてないのかな?」
「比較対象が無えからなあ。」
ため息をつきつつ勝己が言う。
「え?どういう意味?」
「一人じゃ他と比べようないだろ。」
「一人…って……、え?子供がいっぱいいる施設にいるんじゃないの?」
「エリがいるのは養護施設とかじゃねえぞ。むしろ研究所って方が近いだろ。」
「研究所?」
「こいつの個性は特殊だから、研究したいんだろ。」
「え、…ちょっと…待って…。施設で教育やケアをしてもらってるって…。」
「だから、研究施設に居んだよ。ある程度の教育や体のケアはしてもらってんだろ。」
「心のケアは!」
「…何にもしてねえってことは、ねえんじゃねえの。」
苦虫を噛み潰したような勝己の顔。
周りは大人ばかりで、多分無言の圧力で『いい子』でいることを強要されているのだろう。
そりゃあ、ストレスもたまるはずだ。
心を許す勝己の顔をみて大泣きするのも道理だ。
周りで聞いていた面々も、唖然と勝己と出久のやり取りを聞いている。
「研究馬鹿で頭でっかちな教育係とかが付いてんだろうな。」
「………。」
「動物でも飼えりゃいいんだけどな。犬とか。」
「なんで犬?」
「犬は毎日散歩しなけりゃいけねえから、外に出て走るか歩くかするようになんだろ。」
そしてアニマルセラピーにもなる。
「ここの飯は結構いけるから、今日は美味い物が食えるぞ。」
「本当!?」
「分かってりゃ昼飯も学食行ったんだがな。」
「お兄ちゃんと食べたサンドイッチもおいしかったよ!」
もしかしたら普段食事は一人でしているのかもしれない、と思ったら出久はずんと気持ちは落ち込んだ。
助けられたと思っていたのに。これは本当に助けたことになっているのだろうか?
勿論以前の環境よりはずっと良いとは思うけれど。
「あ、あのね、エリ大丈夫だよ。ちゃんと頑張れる。」
「エリちゃん。」
「頑張れるんならお兄ちゃんがグチ聞いていくれるって言ってくれたから。」
「え?いつ?」
「つかまってた時に。」
「ち、お前余計なこと言うんじゃねえよ。」
では勝己は元々こうなることを予想していたというのか。救出される前から?
「よし、終わった。」
勝己がパタリとノートを閉じた。
「え、嘘。」
「ぐわあ、タイムリミットか!」
「待て、爆豪、これだけ確認頼む。」
瀬呂がようやく終えた和訳を見せる。
「しゃーねえな。」
和訳を確認して、首をかしげる。
「おかしいか?」
「いや…概ね合ってる…が…ここ、一文抜けてねえか?英文写し忘れてんじゃねえ?」
「え、マジ?どこ?」
慌ててノートと教科書を見比べる。
「ああ、1コ抜けてるー!」
「へ、ダセェ。」
そう笑って勝己は立ち上がった。
エリの頭に手を置く。
「ノート部屋に置いてくるからここにいろ。すぐ戻る。」
「…うん。」
その勝己の後を出久は追った。
「待って、かっちゃん。君、知ってたの?」
「つうか想像つくだろ、そんぐれェ。あいつの個性は特殊だからな。」
「研究したいって?」
「なるだろ、普通に。」
「君はそれで良いの?」
妹のように可愛がっているのに。
チンと軽い音がしてエレベーターの扉が開いた。
二人で乗り込む。
「俺が文句言ったところでどうにかなるかよ。」
「それは…。そうかもしれないけど…。」
「アイツにしたって自分の個性の詳細を知るのは悪いことじゃねえだろ。」
「そうかも…だけど…。」
「そういう基本知識があって、初めて安全に使えんだろうが。」
「安全に…使う…。」
「手前だってその個性、せっかく手に入れたのに『パワーが強すぎて危険なので使用禁止』って言われたらどうするよ。『調整して安全な範囲を見極めて使う』ってなるだろ。」
「そう…だね。」
今まさにそうしている。いずれは100%使いこなす予定だが。
エリだって前代未聞の個性だろうが、あれが彼女の持つたった1つの個性なのだ。
「それにどうせ研究されんだ。せめて将来自分の為になるって思ってる方がマシだろ。」
「っ。」
再びチンと音がして4階についた。さっとエレベーターを降りた勝己はすたすた歩いて自室へと行ってしまう。
「ねえ、なんで?なんで分かるの?そういう事。」
「…まあ、簡単な言葉で言えば、『大人は汚ねェ』ってこったろ。」
肩をすくめて部屋に入る。
さすがに中までついていくのは躊躇われてドアの前で待った。
本当に教材を置いただけですぐに出てきた勝己は、出久を見て鬱陶しそうに眉を顰めた。
「大人は汚いって…けど。」
反論をしたくてもうまい言葉が見つからなかった。
『そんな大人ばかりじゃない』とか『ヒーローは違う』とか。けれどそんなの意味はない。
現に目の前でエリは研究材料にされているのだ。
「まあ一応、担任かオールマイトに言ってみるわ。待遇が改善されればちっとは変わんだろ。」
「う、うん。」
「半年か…微妙だな。」
「え?
「『俺』が使えりゃいいんだが…。」
「………?」
時間になって、食堂で夕食をとった。
『おいしー』を連発するエリを微笑ましく見ながらも、複雑な気分になる。
ほぼ食事が終わったころ、相澤がエリの着替えをもってきた。
紙袋に入ったそれを勝己は受け取って、そのまま八百万に渡した。
そして食堂の入り口のところで相澤と話を始めた。
エリのことだ!出久も急いで駆け寄った。
「栄養士か…。」
「ってより生活全般だ。食い物もそうだし、運動に生活習慣。後、勉強も。」
「そんなにひどいのか。」
「ひどいっつうか、偏ってる。飯が貧相で運動もほぼしてねえ。服装や衛生面はそれなりみてえだが、一般常識みてえのは偏ってる感じがするし、学力もばらつきがある。
本ばかり読んで過ごしてるみてえだから、国語はそこそこ。漢字も知ってるし四字熟語や慣用句も意外と知ってる。けど、算数理科社会はせいぜい本人が聞いたことを教えたってとこだな。後、申し訳程度に足し算と引き算を教えてるくらいだ。」
「家庭教師がいるな。」
さっきエリとの話ながらの勉強で、そこまで見ていたとは…。
相澤は難しい顔をしながらも。
「俺には無理だろうが、オールマイトなら政府とのパイプも持ってるだろう。…すんなりと受け入れられるかは分からないが…。」
「『俺』は使えねえか?」
「…なるほど…。半年…か、ギリギリ使えるかも知れん。」
「へ、貸しは作っとくもんだな。」
「オールマイトに話しておく。明日は朝彼女を見送ってから授業に出ればいい。」
「分かった。」
勝己が頷くと相澤は戻って行った。
「『貸し』って何?」
「お前には関係ねえ。」
「半年前って、あの時のだろ!」
「だから、お前には関係ねえって。」
「関係あるよ!僕だって関わったんだから!」
「デク。」
眉をひそめて勝己がたしなめるように出久を呼んだ。
ガタンと椅子が音を立てた。
「緑谷。」
轟が自分の席で立って出久を呼ぶ。
「っ。」
気付けば食堂中の視線が自分たちに集まっていた。
「後にしないか?」
「うん、そうだね。ごめん。」
誰にともなくそういって自分が座っていた席に戻った。
「お兄ちゃん、喧嘩?」
「違げえよ。」
エリの不安そうな声。
そうだ、彼女に心配をさせてはいけない。
「デク君。大丈夫?」
「うん、ごめん。」
心配そうに見る麗日にぎこちないながらも笑顔で返した。
夕食が終わったら、エリを風呂に入れると女子たちが席を立った。
エリは一瞬不安そうな顔をしたが、さすがに風呂まで一緒にとは言えなかったらしい。
麗日と手をつなぎ、芦戸に頭をなぜられながら、女子の風呂へと連れられていった。
「走ってくるわ。」
そういって勝己は食堂を出って行った。
「逃げたな、あいつ。」
切島が苦笑する。
「かっちゃん…。」
そんなに出久がウザいか、いや、ウザいんだろうなあ。
勝己がいなくなったことで、男子も皆共有スペースや部屋へと戻っていった。
はあ。ため息をつきつつ出久も部屋へ戻ろうとすると、その肩をポンと轟が叩いた。
「聞く気、あるか?」
「轟君?何で?」
「爆豪から口止めされてないし。」
「っ、」
「飯田も聞くか?」
「何をだ?」
傍にいた飯田に声をかけると。
「俺もいいか?」
常闇が聞く。
「常闇なら…後、瀬呂。」
食堂を出ようとしていた瀬呂を呼び止める。
「何?」
「爆豪に近い奴が知ってた方がいいと思う。」
「だったら、切島のほうが…。」
「アイツは真っ直ぐだから顔に出そうだ。」
「そんな、嫌な話なのか?」
「飯田の家はヒーロー一家だろ。」
「ああ。」
「だったら、ヒーローが真っ白じゃないこと。知ってるよな。」
そう聞いて飯田の眉が片方上がる。
「…そういう話か。」
「そういう話だ。」
「聞こう。」
談話スペースにはまだ数人の男子が残って話をしていたので、食堂の隅の方のテーブルに出久と轟、飯田が付き常闇と瀬呂はすぐそばに立った。
「仮免の補講の時、俺は爆豪と一緒に外出する機会が多かったから気が付いたんだが。あいつが外出するときは監視がついてるんだ。」
「監視?何で?」
「いろいろ意味はあると思う。」
少し言いづらそうにする。
「爆豪が再び敵に襲われたり誘拐されたりしないように護衛するというのが、まあ、一番の目的だろう。」
「それだけじゃないの?」
「…実はあいつがもう敵に寝返っているんじゃないかと疑う人間も…多分いるだろう。」
「そんな!」
「一般人とのトラブルを避ける意味もあるかもしれん。」
「トラブル?」
「爆豪は外出時、いつもipotで音楽を聴きながら行くんだ。そんなに俺と話をしたくねえのかと思ったんだが。」
「違うのか?」
「それもあるのかも知れねえが。外であいつは目立つ。」
「有名人だからな。」
「そして、大抵は悪く見られる。」
「う、…うん。」
「そうすると陰口をたたかれるわけだ。
『あいつのせいでオールマイトが…』とか『実はもう敵の一味なんじゃないか』『内通者はあいつなんじゃないか』とか。」
「な、ひどい!」
「ほかにも色々な。音楽を聴いているのはそういうのを聞きたくないんじゃないかと思ってた。」
「…違うの?」
「ある時、本当にひどいことを言う奴がいて、俺が思わず相手に掴みかかりそうになったことがある。」
「え、ひどいってどんな?」
「悪いが言えない。言いたくない。」
顔をしかめる轟。
「…そ んなに…?」
「俺の体が動いたとき、止めたのは爆豪だった。聞こえてなきゃ、あのタイミングで止められねえだろうと思う。」
「………。」
「あいつが何でipotを…聞いている風でいるのか、本当のところは俺には分からねえが。そういう他人とのトラブルが起きたら止めるって意味もあるんだろう。とにかくあいつには監視が付いてたんだ。俺が気付いたんだ。本人だってとっくに気付いてたと思う。
半年前のあの日。あの日も俺たちは仮免の補講に行くはずだった。けど、爆豪にだけ連絡事項があるとかで、彼は遅れるから先に行けと連絡が入った。
まあ。そんなこともあるかと先に行ったんだが、その日とうとう爆豪は来ず、学校に戻って見れば大怪我でリカバリーガールの治療を受けていた。」
「…うん。」
「多分あの日、爆豪の監視は意図的に外されたんだ。」
「え。」
「どういう事だ?」
「敵の居場所を特定するために、爆豪をわざと誘拐させた。監視が外れたことに気付いた爆豪も、多分本気で抵抗せずに誘拐された。」
「………。」
「そして、誘拐された先でエリちゃんに会った。彼女の居場所を特定するために自分は誘拐されたんだと理解しただろう。」
「…それが、『貸し』…?」
「『貸し』ってなんだ?」
「さっきかっちゃんが相澤先生と話してた時に言ってたんだ。エリちゃんの待遇改善を出来ないかって。オールマイトなら政府とパイプがあるだろうって。その時『かっちゃん』が使えるかもって。」
「フム。まだ学生で当時は仮免も持っていなかった未成年を、意図的に敵に誘拐させたんだ。これが公表されたら政府はかなり非難されるな。」
「交渉するときに相手が渋るようなら、爆豪の名前を出して良いってことか。」
「という事はオールマイトも相澤先生も爆豪君のことは知らされていなかったという事だな。」
「知っていたら交渉材料にならない。」
飯田と轟の言葉に出久は少しだけほっとする。
「なあ。あいつはさあ。」
瀬呂が表情はいつもの飄々としたまま、けど少しだけ迷うように言った。
「爆豪はどう思ったんかな。あいつは頭が良い。こういう大人の…なんつーか、思惑とか悪意とかそういうの、ちゃんと気付いてるだろう。」
「だろうな。」
「俺、うまく言えねえけど…。大きい目的の為に必要なら、子供一人誘拐されたって仕方ない。後でちゃんと救出しとけばいいんだろってさ。
エリちゃんだってそうだ。珍しい個性だから、隅々まで研究したい。その目的は分かるけど、けどエリちゃんは『珍しい個性』じゃなく『エリちゃん』っていう女の子だ。感情だってある。…あー、うまく言えねえけど…。」
勝己の気持ち…。傷ついただろうか?大人はしょうがねえなあと呆れたのだろうか?
エリはどうだろう。自分を研究材料としか見ない大人に囲まれて、どう感じているだろう。
「緑谷君、瀬呂君、常闇君。」
飯田が3人を呼んだ。
「何?」
「今回だけではないよ。ヒーローは往々にしてこういう手段を使う。」
「っ!」
「もちろんヒーローは人助けをする。目の前に敵がいたら戦うし、困っている人がいたら助ける。…けど、一人では対処しきれないくらい大きな事案になった時、こういう手段を取る。…ことがある。」
「飯田君。良いの?それで!」
「良いと思っている訳ではない。けれど、『強硬手段を使わないことで、結果、敵を野放しにしてしまい、さらなる大きな被害が出る。だからやるんだ。』と言われたとき、君はどう反論するんだい?」
「っ。」
「これかも多分俺たちは何度も直面するだろう。理想と現実の差というものに。」
「…っ、けど。」
「ああ、けど、それをただ受け入れてしまってはいけないんだろう。」
「うん。」
「自分の理想を実現させるにはさらに強くならないといけない。」
「そうだね。」
仮免が取れたからとか、インターンで色々経験させて貰えてるからとか、そう言うことで満足してはいられないのだ。きっと。
そこへ爆豪が戻って来た。
「じゃ俺、行くわ。」
瀬呂が食堂を出て行った。
「爆豪、おかえり。」
「おう。」
「今のうちに風呂入っちゃえよ。」
「そのつもりだ。」
勝己の視線が一瞬こちらを見た。
轟がいることでどんな話をしていたのか察しただろう。
だが、特に何も言わずに自室へと上がって行った。
このメンバーならOK。そう思ってもらえたのだろうか。
「アイツのああいうところ、ズルいよな。」
「普段が普段なだけにな。」
轟と常闇が言う。
それを聞いて分かっているのかいないのか、飯田が小さく首をかしげた。
勝己が風呂に行ってしばらくして、エリたち女子が共有スペースに戻って来た。
「わあ、エリちゃん、可愛いね。」
誰にやってもらったのか髪を左右で緩く三つ編みにしてもらっている。
「えへへ。」
エリが嬉しそうに笑う。
やはり女の子だ。オシャレができるのは嬉しいのだろう。
そのうちに勝己が風呂から出てくる。
「あ、兄ちゃん!あのね!」
「んだ。」
「お兄ちゃんとずーっと一緒に居たかったら、『結婚』すればいいんだって!だから結婚しよう!」
シーンとその場が静まり返った。
目を吊り上げた勝己はズンズンと歩き、芦戸の頭を掴んだ。
「手前だな、馬鹿なことを吹き込んだのは!」
「う、良くお分かりで…うぐぐ…。」
ギチギチと頭を掴まれ、芦戸の声も苦しそうだ。
「…お兄ちゃん?結婚できないの…?」
エリの不安そうな声に、勝己は芦戸の頭を放してエリを見た。
「女は16歳にならねえと結婚できねえんだ。」
「そう…なの?…じゃあ、まだずっと先だね。」
「それに16歳ってことは高校生だ。お前は勉強しなけりゃいけねえだろ。将来のために。」
「そうだね。…じゃあ、もっと大人になったら…?」
必死なエリの言葉に勝己はため息をついた。
「…お前がいい女になってたらな。」
「うん!約束!」
「ああ。」
エリからは見えないところで八百万はほっとしたように笑い。芦戸と麗日は御免というように手を合わせた。
蛙吹と耳郎は手でOKサインをし、葉隠はピースサインを見せる。
勝己の答えは合格点をもらったようだった。
エリのいないところで出久がこの時のことを聞いたとき、勝己はため息をついて言った。
「餓鬼相手だからって、安易に承諾できねえだろ。大人になっても覚えてたら、自分の首を絞めることになる。大体ここにいる人間のほとんどが、餓鬼の頃の夢拗らせてここまで来たんだからよう。餓鬼の本気はばかにならねえって、身に染みてる。」
確かに『大人になったらヒーローになりたい』。出久など特にただこの一念のみでここまで来たと言っても過言ではないのだ。
ヒーローにだけは、相手が子供だからと言ってその夢を軽んじる資格はないのだ。
20170525UP
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