世界遺産天空の棚田群・元陽と菜の花の絨毯・羅平奇岩群・石林7日間
 日中関係がギクシャクしている昨今、中国旅行も何となく遠のいて去年は一度も行かなかったが、今回何となく重い腰が上がり参加した。

 行き先は元陽の棚田。ここは久し振りだが自分には中国旅行の原点の地。昨年世界遺産にもなったのでどんな様相なのか野次馬根性も。
 もう一つは羅平の菜の花。いままで羅平に行かないツアーを選んでいたので、ここは今回が初めて。

 元陽は8年ぶりなので様相は一変。入場料が必要になっていたが、人気のスポットは展望テラスがありどこもカメラマンで満員。機材も高級品がズラァーと並び壮観。改めて中国の発展ぶりを実感する。昔は人数を数える事も困難ではなかっつたのに・・・・。
 羅平の菜の花も同じようなもの。花はピークをやや過ぎていたが、ピーク時はもっと凄かったかも知れない。

 今回は初めて大手の旅行社を使った。
 多少料金は安いのだが、やはり料金に比してサービスは問題。忘れ物の捜索は実費は勿論所定の手数料が必要には驚いた。これも考え方の欧米化。日本流の”お・も・て・な・し”とは正反対の考え方なんだろう。
 棚田のスポットは早く到着して場所取りが必要なのに、早発なんて発想は微塵も感じられない。旅行社の方針なのだろうが、添乗員もガイドも所定の勤務条件があるんだろう。こちらは、はるばる雲南に来たんだし、良い場所で写したいのに。
 ホテルではスーツケースは毎日自分で部屋まで運んだ。(こんなことも初めて)ホテルのチェックアウト時に停電があり5階から階段を使って降ろしたことも。80歳過ぎのお年寄りもいたんだが、添乗員やガイドは気にもかけていない。
 その他、色々あるがもうこの旅行社は今後は使うつもりはない。
日程(2014.2.16発)
日次 コ  ー  ス 宿泊地
中部国際空港→(中国南方航空)→上海→(中国南方航空)→昆明 昆明・昆明飯店
昆明→元陽 元陽:雲梯大酒店
元陽 元陽:雲梯大酒店
元陽→羅平 羅平・中源酒店
羅平 羅平・中源酒店
羅平→石林→昆明→(中国南方航空)→広州 広州・白雲場大酒店
広州→(中国南方航空)→中部国際空港
@ 2014.2.16(日) 中部国際空港→(中国南方航空)→上海→(中国南方航空)→昆明
 今回も上海までは国際線で飛行機を一度降りて入国審査。再び同じ飛行機に乗り込み、今度は国内線になり昆明に。現在昆明には直行便がないので大変不便だ。
A 2014.2.17(月) 昆明→元陽
バーダの棚田

 途中通海のモンゴル族の村に立ち寄る。これもよくあるケースだが、今回の村は初めて。

 最初の棚田は夕日のスポットで人気のバーダの棚田だが、満員のカメラマンにビックリ。最初に来た時も夕日の棚田だったが、カメラマンは総勢十数人だったような記憶がある。
 夕日も雲が多めで思うような写真は撮れなかった。
B 2014.2.18(火) 元陽
多依樹の棚田/猛品の棚田(今回分は掲載なし)

 今朝は朝日の棚田で有名な多依樹の棚田。
 ホテル発午前5:50だが既に撮影場所は条件の悪い所だけ。始めから5:50では遅いと思っていたが、添乗員が動かないから仕方ない。

 棚田からの帰りはチン(竹冠に青)コウ民族村。ここは入場料が要る村で10年振り。

 ホテル近辺の様子は昔とあまり変わっていない。ハニ族やイ族もまだまだ民族衣装を着ているのもうれしいことだ。

 夕方は猛品の棚田だが、ここも良い撮影場所は残っていない。朝から天気も悪く、まあ、棚田を見る事が出来ただけ良かったというレベル。
 カメラマンも多いので場所取りも思うようにならなかったし、天候も悪く、今回棚田は収穫なし。
C 2014.2.19(水) 元陽→羅平
金鶏峰

 今日は羅平への移動日で、到着後金鶏峰と言う菜の花の撮影ポイントに。

 菜の花は初めてなのだが残念ながら相変わらずの曇り空。200段位の階段を上った山の中腹が撮影ポイントだが、広角レンズでは下の道路や露天の店、観光客が写り込み事前のイメージの写真は撮れない。
D 2014.2.20(木) 羅平
金鶏峰/九龍瀑布/十万山観望台/牛街・螺竺田

 再び金鶏峰に。羅平は寒い所だそうで、菜の花畑も朝は一面の霜で花も頭が垂れてしまっている。
 今朝は山には上らず、山から見れば邪魔な観光客で身近な花を撮影。しかし、良く見れば花も終わりに近く、おまけに霜。曇り空もあって菜の花の綺麗な黄色は無理。

 その後九龍瀑布に行ったが、自分は往復ケーブル。(一行は下りは遊歩道をハイキング)滝はケーブルの終点の展望台で撮影を済まして単独で菜の花の撮影を。
 ただ、バスの中で見つけた時は良い場所と思ったが行ってみるとそれほどで見なかった。

 昼食は滝の近くのブイ族の村だったが、この村は民族衣装は誰も着てはいなかった。(今回ブイ族の民族衣装は九龍瀑布のガイドさんだけだった)

 その後十万山観望台から菜の花畑の撮影。形の良い棚田が菜の花畑になっていたが、曇り空の上に花は終わりに近い。

 菜の花の最後は牛街。ここの菜の花は圧巻。渦巻状の棚田は、ここからそう遠くない貴州省の万峰林と同じで見事だ。
 残念だったのは棚田も菜の花も殆ど青空にならなかったこと。こんなに悪かったのは初めてだ。
E 2014.2.20(金) 羅平→石林→昆明→(中国南方航空)→広州
 自分的には旅は終わりで石林は帰路の時間つぶし扱い。(笑)
 しかし、今日は皮肉(?)にも抜けるような青空。そう言えば昔はサニ人の若いガイドが沢山いたが今日はあまり見当たらないのはなぜだろう。

 羅平からの移動と石林観光で一日費やし、夕方の便で広州に。
F 2014.2.22(土) 広州→(中国南方航空)→中部国際空港
 午後便なので広州市内の観光。(陳氏書院)
 広州は数度来ていて、泊ったこともあるが市内観光は初めて。観光に徹して撮影はせず、思い出は目に焼き付け。(笑)

 帰路も上海経由。広州から上海は国内線。
 
世界の棚田と少数民族メニューへ