ベトナム・ラオス未知なる国境地帯
少数民族の里を訪ねて
 今回は初めてのラオスへの旅であった。今年になって外国人に解放されたベトナム、ラオス間の二つの国境越えで少数モン族を訪ねる旅。
 北ベトナムは、少数民族の民族衣装を着ている確立が高い地域なので、更に観光客の少ない国境付近も素晴らしい地域であろうと期待して行ったのだが見事に外れ。どの部族も似たようなラオス風の衣装であった。

 棚田も、道中には美しい所は見当たらずこちらも消化不良。
日程(2007.9.28発)
日次 コ  ー  ス 宿泊地
関西空港→(中国南方航空)→広州→(中国南方航空)→ハノイ ハノイ・ホアビンホテル
ハノイ→サムタイ サムタイ・フォウサイゲストハウス
サムタイ→サムヌア サムヌア・ラオホンホテル
サムヌア サムヌア・ラオホンホテル
サムヌア サムヌア→ビエントン サムヌア・ラオホンホテル ドックチャムパゲストハウス
サムヌア→ムオンサイ ビエントン→ムオンサイ ムオンサイ・リサウ"ィサイゲストハウス
7 ムオンサイ→ディエンビエンフー ディエンビエンフー・ムオタンホテル
8 ディエンビエンフー→ライチョウ ライチョウ・ライアンホテル
9 ライチョウ→パソ パソライアン2ホテル
10 パソ→サパ→ラオカイ→(鉄道)→ 車中・
11 ハノイ ハノイ・ホアビンホテル
12 ハノイ→(中国南方航空)→広州→(中国南方航空)→関西空港

@ 2007.9.28(金) 関西空港→(中国南方航空)→広州→(中国南方航空)→ハノイ
 今回のベトナムへのフライトは格安チケットの絡みであろうか中国広州経由。広州では3時間余りの乗り継ぎ時間があり深夜にハノイ着。
A 2007.9.29(土) ハノイ→サムタイ
 今日はベトナムのハノイから車で走り、今年、外国人にも開放された国境を越えてラオスに。

ムオン族
 ラオスとの国境の手前でムオン族の老女に逢う。初めて見たのだが衣装は独特の物かは分からない。
B 2007.9.30(日) M.XAMTAI→サムヌア
 更に奥に入ったのだが、この辺りから”ヤバイ”雰囲気に! どの集落に行っても皆似たような服装で。現地のガイドは民族衣装は正月や祭りの時にしか着ないようなことを言っている。

サバイ村(タイデン族
パンヌワン村(モン族
ピアンダーイ村(カム族

ムアンリエット(ラオ族
 モン族の村では晴れ着を着て見せてくれたが、タイデン族、カム族やラオ族は代わり映えしない衣服である。
C 2007.10.1(月) サムヌア
ホーンパン村(モン族ヤオ族
 ヤオ族は結構民族衣装を着ているが、モン族はわざわざ頼んで着て貰う。

ショッパー村(ヤオ族
 この集落も皆民族衣装を着ていた。

ピアンファン村(タイダム族ヤオ族
 やはりヤオ族以外は民族衣装を着ていない。

エット村(青モン族

 あまり見かけない青モン族が二ヶ所にいた。スカートは青モン族そのものだが、上着が普通のものなのが残念。


 ラオスに入り今日で三日目なのに毎日が変わり映えしない。少数民族の村人は民族衣装を着ていないことから写真もあまり撮れない。こんな状況では明日以降も同じだろうから予定を変更して先に進むことになった。
D 2007.10.2(火) サムヌア サムヌア→ビエントン
 今日はコーン族、カム族に出会ったが、かれらは民族衣装は見るべきものは無く、民族衣装を着ていたのは何度も撮影したモン族だけであった。

ラックシップソン村(モン族
 注文に答えて若い娘さんたちが着飾ってくれた。彼女たちは写真が欲しいようだ。

ナムヌン村(カム族
 この集落も皆普通のラオス風の「衣装だった。

(黒モン族
 歩いていた黒モン族の母娘。この地帯の黒モン族の衣装に間違いはないようで、ベトナムの黒モン族の衣装とは大分違う。

カム族
 ビエントンの町に向かう道路で店を広げていたカム族の人たち。
E 2007.10.3(水) サムヌア→ムオンサイ ビエントン→ムオンサイ
 ベトナム国境を目指す一日。道路状況も良くない中を240キロ走行。

(モン族
 途中で出会ったモン族だが、正調モン族衣装?
F 2007.10.4(木) ムオンサイ→ディエンビエンフー
 今日はいよいよ再度ベトナムへ。途中からはコンサリー県を経由して午後ベトナムのディエンビエンフーに到着。

バクナムノイ村(アカ族
 ホテルで朝食が出来ないので暫らく走って村の食堂で朝食。この村はアカ族が多いのだが、大部分の人が写真を嫌がる。

バクナムノイ村タイダム族
 四日前にも見たタイダム族に出会う。何故かタイダム族は美人が多い?
G 2007.10.5(金) ディエンビエンフー→ライチョウ
 やはりベチナムは少数民族も民族衣装を着ていて撮影もはかどるが、以前に見たことのある民族ばかりで少し残念でもある。

パサン村(白モン族
 白モン族の少女。やはり普段着ではないようだ。
ムーンフォン村(黒ターイ族
 黒ターイ族はディエンビエンフー省で良く逢う。陽気な彼女達は髷にターバン?を巻いてくれた。

サロン村(赤モン族
 この辺りからライチョウ省に入り、赤モン族の集落が続く。

ライヌー村(白ターイ族
 白ターイ族は、黒ターイ族と違い髷も結わないし民族衣装も普段は殆ど着ていないが、特別に着て見せてくれた。
H 2007.10.6(土) ライチョウ→パソ
パタン土曜市(ハニ族白モン族赤モン族ザオカウ族
 
ここではハニ族の可愛いお嬢さんや三つ網のハニ族。

マリフォー村(ランテンザオ族
 走行中に見つけたランテンザオ族の子供たち。大変可愛い子だった。
I 2007.10.7日) パソ→サパ→ラオカイ→
ダオサン日曜市(ハニ族ザオカウ族白モン族ダオコド族
 
ここは中国国境に近いので立ち入りは公安の許可が要る。少数民族は主に4民族。ダオコド族という民族はベトナムのガイドが聞き取った名称らしいが、中国の紅頭ヤオ族と同じ民族で衣装も殆ど同じである。ただ、頭の帽子が赤い布ではなく白っぽいタオルを被っている人が多かったが、ザオ族には血染めの赤い布を「愛の証」とする伝説があり残念なことだ。

ブンルー市(ランテンザオ族ルー族
 この辺りのランテンザオ族は頭に銀飾りを付けている。四角い部分が大地、中に入っている丸い物は太陽を表わしている。今はプラスチックの帽子になっているが、昔は髪を結っていた。
 また、数が少ないルー族もこの辺にはいるようだ。衣装は上下民族衣装の人は少なくスカートだけの人が多いが、この民族はお歯黒が特徴。
J 2007.10.8(月) ハノイ
 ラオカイからの夜行列車は早朝にハノイ着。この夜行列車も2度目であるが、結構揺れるし冷房も効きすぎ。外は真っ暗で何にも見えないし、1度乗れば充分。
 ハノイでは、午前中はホテルで休息し、午後からは市内へ買い物したりして過ごす。
K 2007.10.9(火) ハノイ→(中国南方航空)→広州→(中国南方航空)→関西空港
 帰路も当然広州で乗り継ぎ。関空にはほぼ定刻の午後7時半頃到着。丸々一日がかりででの帰国になった。
 
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