Intel 865シリーズについて----2003/6/5 |
Intel 875P発売の約1カ月後、Intel 865G/PE/Pを登載したマザーボードが、2003年5月中旬、店頭で発売された。 Intel 875Pはワークステーションまで含めたハイエンドユーザー向けてとされ、Intel 865シリーズが一般ユーザーをターゲットとしたPentium 4環境のメインマザーボードといえる。 Intel 865PE/Gが、Intel 845PE/GEの後継モデルとなる。Intel 845PE/GEと比較して、FSBが533MHzから800MHzへとアップした。DDR400のデュアルメモリアクセスに対応した。FSBもメモリバスもその帯域幅は6.4Gバイト/sec。PC2700のシングルメモリアクセスのそれは2.7Gバイト/sec。 FSB800MHzに完全対応しているのは、Intel 875P、Intel 865PE、Intel 865Gだけである。 DDR400のデュアルメモリアクセスに完全対応しているのは、Intel 865G、Intel 865PE。 Intel 865PはDDR333までFSB533/400MHzに対応する下位製品という位置づけ。 ●買うなら、「Intel 865G」か「Intel 865PE」 Intel 865Gはオンボードにビデオチップが搭載されたマザー。Intel 865PEは、別途ビデオボードが必要になる。最新の3Dゲームなどを楽しみたいなら、それなりのビデオボートが必要だ。Intel 865Gのオンボードは通常の2Dアプリケーションなら問題ないだろう。 私なら、Intel 865G、DDR400(PC3200)256MB×2枚、Pentium 4/2.40C GHz(FSB800MHz)ぐらいだろうか。 ●CPUの価格は ・Pentium 4/2.40C GHz(FSB800MHz)は、23,000円〜24.000円ぐらい。マザーボードとのセット販売が多かった。 ●Pentium4 プロセッサのHT テクノロジとは 1つのプロセッサで2つのスレッド(プログラムの一部)を並行して実行することが可能になりソフトウェアの実行とマルチタスクをこれまでになく効率的するとされている。 インテルの資料によれば「自分に必要なプロセッサ性能はどれくらいでしょうか?普段、負荷の高いアプリケーションを同時に2個以上実行しない場合は、2GHz 台のプロセッサでも現在の要求に答えてくれるでしょう。一方、負荷の高いアプリケーションを複数同時に実行する余裕が欲しい場合、また将来それが見込まれる場合は、3GHz で、800MHz のシステム・バスのプロセッサの力が必要でしょう。ハイパー・スレッディング・テクノロジ で、より快適に実行できるアプリケーションがたくさんあり、これからも増えていくことを覚えておいてください。ハイパー・スレッディング・テクノロジはマルチタスク環境でプロセッサのパフォーマンスとレスポンスを向上させ、一度により多くの作業を行うパワーを PC に与えます。最新の Pentium 4 プロセッサに搭載されている 800MHz システムバスは、6.4 GB/秒のシステム帯域幅を持ち、前世代のインテル・プロセッサと比べて大きく増加しています。より広い帯域幅はデータ経路を高速化し、高い動作周波数での継続的な処理を可能にし、よりレスポンスの早いコンピューティングが可能になります。」とされている。 |