TD−04H 16Tタービンを使ったボルトオンターボキットである。
キットの中にはインテークパイプ、タービン、鋳物エキマニ、フロントパイプ
e−manage、エアクリ、etc.とが含まれている。
タービンはアクチュエーターで制御されいる。
キットの性能は設定ブースト0.35時に234.8ps(7520rpm)、
27.6kg・m(5000rpm)となっている。

実際にタービンの慣らしが終わってからパワーチェックを行ったが
このときの数値は239.1psだった。
測定時期、計測機械によっても数値は変わってくるが
今回の計測では、ほぼ設定どおりの値となっている。

トラストターボキットの性能

実際に運転した感じとして、3000rpmを回るとタービンが小さめという事も
あって過給が始まり踏めばスムーズにレッドゾーンまで回ってくれる。
加速感もなかなかで、気が付けばこんなにスピード出てたのかというぐらい
やはりターボなんだと実感させられる。

乗ってる感じでは、壊れそうなイメージはなく良くセッティングしてあると感じた。
トルクも太くなった分、乗りやすくなり、VVT−iが作動し始める
4000rpmのトルクの谷間も感じなくなりスムーズに加速して行く。
トラストのターボキットにはインタークーラーは含まれていないが
インタークーラーキットも販売されている。
エンジン保護にも貢献するので出来れば購入して頂きたい。
インタークーラーを付けてみてまず感じた事は、ブーストが掛からなくなった事。
吸気抵抗が増えたせいと吸気ラインが長くなったのが原因と思われるが、
それまで0.4までスムーズに掛かってたブーストの立ち上がりが悪くなり
徐々に上っていく、最大ブーストはさほど変わりはない。
インタークーラーは吸気温度を下げてパワーを出しやすくし
エンジン保護にも一役買っているのだが、せっかくターボ付けて
ターボらしさが半減したという事でブーストコントローラーを導入した。

色んなメーカーから出ているが、回転数毎にブースト値を決めれる
アペックスのAVC−Rにした、というのも3S−GEは高回転型エンジンである為、
高回転時は低いブーストでいいのでは?と思ったからである。
実際に6000rpm以上の回転数のブースト設定は0.25にしている。
参考までにノーマルの燃料系でブースト0.6まではいけるかもと。
そこまで行くとノッキングが出るらしいのでブーストコントローラーを
入れてもブーストは0.4程度にして立ち上がりをよくする
セッティングにした方がベストと私は思ってます。
また、ブーストの立ち上がりが良くなったせいで純正クラッチが
滑り始めて強化クラッチへの交換を余儀なくされた。
インタークーラーとブーストコントローラーを追加した時点で再度
パワーチェックを行い、結果は257.4psだった。


取付後からのトラブルについては、トラブル報告書にて
述べているので、そちらを参考にして頂きたい。
またこれ以外にも聞いてみたい事などあれば、掲示板若しくはメール
にて聞いて頂ければお答えしますので活用して下さい。でわでわ!!