(1057)青森県の祭り・行事 その81 |
2016年 6月 3日(金) |
【祭り・行事の名称】
花上げ踊り
【調査地区名】
岩崎村1
【所在地】
西津軽郡深浦町大字岩崎
【実施日】
7月15日
【実施主体】
産土講保存会
【中心になる場所】
深浦町岩崎 公民館〜武甕槌神社
【祭り・行事の概要】
万治元年(1658)頃、7月15日(神楽の日)の雨乞いのための行事から始まったというが、この日雨が降ると豊作になると言い伝えられている。
氏神武甕槌神社の夏の神楽の日、境内で男子丁(ひのえ)年の人(成人になった人)が踊ったとも言われる。化粧した若者が赤襦袢にたすきがけ、白鉢巻、白足袋姿で御幣と賽銭を結んだ杉の枝、それに末広(扇子)を持って笛、太鼓の囃子で天を仰ぎ踊る。太鼓に前曲と後曲があり、前曲は神迎えのため、踊りはない。
(つづく)
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(1058)青森県の祭り・行事 その82 |
2016年 6月20日(月) |
【祭り・行事の名称】
裸まいり
【調査地区名】
岩崎村1
【所在地】
西津軽郡深浦町岩崎
【実施日】
12月30日(変更前:12月3日)
【実施主体】
産土講保存会
【中心になる場所】
深浦町岩崎 岩崎本村ほぼ全域と公民館
【祭り・行事の概要】
本来は12月3日だったが、出稼ぎ等で若者が帰り、揃う必要から昭和30年頃より12月30日に行うようになった。
鎮守武甕槌(たけみかづち)神社と弁天宮の大鳥居の注連縄(七五三縄)を新しいものに張り替える。
7日位前から若者宿(今は公共の集会場)に男子のみ毎晩集まり、古者や年配者たちから教わりながら注連縄をつくる。重さは4、50sもある大きいものでこれを「献台」と呼ぶ。
わらの注連俵も大鳥居に下げるので2個、次に小さな鳥居に張る普通の注連縄、さらに若者宿や各若者の家庭などに下げる注連縄と一緒につくる。
当日正午までに全員裸で下帯一本(今は白パンツ)、晒(さらし)を一反腹へ巻き、神官によるお祓い後出発、笛と太鼓がつき、サイギサイギのかけ声で裸で練り歩く。
(つづく)
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(1059)青森県の祭り・行事 その83 |
2016年 6月24日(金) |
【祭り・行事の名称】
餅つき踊り
【調査地区名】
岩崎村1
【所在地】
深浦町大字岩崎
【実施日】
12月2日(平成16年)
【実施主体】
産土講保存会
【中心になる場所】
深浦町岩崎
【祭り・行事の概要】
よくわかっていないが、昭和11年(1936)五能線が全通した頃まであったと言われ(古老の語り)戦後の昭和36年頃、沢辺青年団員が郡青年団芸能発表会で最優秀賞に選ばれ県大会に出場、県下で第3位になったことがある。
うぶすな講は(沢辺は12月10日、岩崎は12月3日)師走の寒気をついて若者達が水垢離を取る。下帯1本の裸で沢辺川、岩崎は笹内川で水垢離をとり、神前に供えるお供えをつくために若者宿の前で前夜祭的に行われた。
(つづく)
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(1060)青森県の祭り・行事 その84 |
2016年 6月29日(水) |
【祭り・行事の名称】
派立、久田の獅子
【調査地区名】
岩崎村1
【所在地】
西津軽郡深浦町正道尻
【実施日】
旧9月29日(変更前:8月15日、9月9日)
【実施主体】
正久獅子踊保存会
【中心になる場所】
深浦町正道尻 地区集会場
【祭り・行事の概要】
天和年間(1681〜1684)に、笹森家が久田の開拓の際に相伝の巻物と共に久田にも相伝えたのである。この部落の獅子踊は笹森氏の先住地たる大間越から伝承したものである(岩崎村史下巻より)三匹獅子である。お盆と十五夜に神社と墓地で行われる。
(つづく)
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