(1228)青森県の祭り・行事 その252 |
2020年 2月 5日(水) |
【祭り・行事の名称】
百万遍
【調査地区名】
藤崎村
【所在地】
南津軽郡藤崎町
【実施日】
特に決まっていない
【実施主体】
各町内会
【中心になる場所】
藤崎町内
【祭り・行事の概要】
彼岸に村のところどころで大きな数珠を繰り回し、村に悪疫が入ってこないようにそして人々が息災に暮らせるよう祈る。
現在藤崎には、万延2年(1861)に建てられたといわれる藤越の百万遍塔をはじめ、21の百万遍塔が残されている。現在でも各町内ごとに数珠を手に鉦を鳴らしたりなどして行われている。
(つづく)
|
(1229)青森県の祭り・行事 その253 |
2020年 2月 5日(水) |
【祭り・行事の名称】
恵比寿講
【調査地区名】
藤崎村
【所在地】
南津軽郡藤崎町
【実施日】
旧12月5日
【実施主体】
各々の家庭
【中心になる場所】
藤崎町 各々の家庭
【祭り・行事の概要】
この日、恵比寿様と大黒様の掛け物のある家はそれを飾り、餅をつき、シトギ餅(米の粉を練って餅にしてあめをいれ、油で揚げたもの)などを作ったという。
藤崎地方では、この他にお供え物として、鱈、豆腐汁、生大根をそれぞれ皿に盛りつけ、お神酒を添えて大黒様と恵比寿様にお供えした。鱈汁を食べる習慣だった。
(つづく)
|
(1230)青森県の祭り・行事 その254 |
2020年 2月 5日(水) |
【祭り・行事の名称】
名称不明
【調査地区名】
藤崎村
【所在地】
南津軽郡藤崎町
【実施日】
1月15日
【実施主体】
各々の家庭
【中心になる場所】
藤崎町 各々の家庭
【祭り・行事の概要】
15日の夜、日の出の方向の庭に、四角い雪の畝を作って田んぼのようにする。そこに藁と豆殻を9株植え込んで案山子を立て、鳴子を張り、豊作を祈願。この時植えた稲(藁)が吹雪で一方に倒れ伏すと、「世の中がよい」と言われ、そうでない時は、「世の中が悪い」と言われていた。また、このときに植えた稲(藁)は春の雪消えまで邪魔にならないようそのまま残された。
(つづく)
|
(1231)青森県の祭り・行事 その255 |
2020年 2月 5日(水) |
【祭り・行事の名称】
薬師講
【調査地区名】
藤崎村
【所在地】
南津軽郡藤崎町
【実施日】
旧12月8日
【実施主体】
各々の家庭
【中心になる場所】
藤崎町 各々の家庭
【祭り・行事の概要】
この日、薬師様の掛け物がある家ではそれを神棚にかけ、昆布だしの蕎麦を添え、家人は晩に八日蕎麦を食べた。これを食べると、病人が出ないと言われていた。また、この日はその年医者にかかった費用を支払いする日で、医者を訪れて精算し、ご馳走になったという。また現在でも一部の家でこの日に蕎麦を食べるという風習が残っている。
(つづく)
|