(1232)青森県の祭り・行事 その256 |
2020年 3月 4日(水) |
【祭り・行事の名称】
カパカパ
【調査地区名】
藤崎村
【所在地】
南津軽郡藤崎町
【実施日】
旧1月15日
【実施主体】
子供会
【中心になる場所】
藤崎町 各々の家庭
【祭り・行事の概要】
旧正月の15日の晩に子供たちが人参やごぼう、紙で作った人形を持って各家々を回って「カパカパ来た!」と声をかけ、餅をもらう。
また小さな俵に縄をつけて、それを各家の入口から家の中に投げ入れ、「福俵舞い込んだ!」と声を掛ける福俵の行事も行われた。
(つづく)
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(1233)青森県の祭り・行事 その257 |
2020年 3月 4日(水) |
【祭り・行事の名称】
弥生の節句
【調査地区名】
藤崎村
【所在地】
南津軽郡藤崎町
【実施日】
3月3日
【実施主体】
各々の家庭
【中心になる場所】
藤崎町 各々の家庭
【祭り・行事の概要】
3月3日の節句には赤飯と「アサズキ膾」がつくられる。また、ニシンを食べる風習がある家もある。固いツボミがついた桃の枝を徳利にさし、赤飯と御神酒を盃についで、それを神棚や仏前にお供えした。
現在、藤崎地方ではごく一部の町内、各家庭で行われている。
(つづく)
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(1234)青森県の祭り・行事 その258 |
2020年 3月 4日(水) |
【祭り・行事の名称】
端午の節句
【調査地区名】
藤崎村
【所在地】
南津軽郡藤崎町
【実施日】
5月5日
【実施主体】
男の子のいる家庭
【中心になる場所】
藤崎町 各々の家庭
【祭り・行事の概要】
この日は赤飯をこしらえたが、お互いにそれを回さない風習があった。家々では蓬や菖蒲を軒にさし、男の子のいる家では、鯉のぼりや吹き流しを上げた。また、この日には笹餅をこしらえ、神棚にはお神酒徳利に蓬、菖蒲を活け、笹餅や赤飯と一緒にお供えした。湯屋(銭湯)では前日から菖蒲湯を沸かした。
子供たちは菖蒲と蓬を長くしてそれを藁で包んで結わえ、それで地面を叩いて歩いた。これはモグラを追うまじないだという。鬼は菖蒲や蓬にさわると体が腐るといわれることから5月の節句には菖蒲や蓬を使って祝うという。
(つづく)
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(1235)青森県の祭り・行事 その259 |
2020年 3月 4日(水) |
【祭り・行事の名称】
地獄の釜の蓋開き
【調査地区名】
藤崎村
【所在地】
南津軽郡藤崎町
【実施日】
1月16日
【実施主体】
各々の家庭
【中心になる場所】
藤崎町 菩提寺、先祖の位牌所
【祭り・行事の概要】
16日(旧暦・新暦不明)は地獄の釜開きということで1日休みとなっていた。菩提寺に扇子料を差し上げ、お餅を持参して先祖の位牌所に供えた。寺では地獄極楽の大掛け物をかけ、オシラサマのある家では餅や料理を供え、オシラサマで家人の頭などを叩いて頭の病、体の病を払った。この朝には粥の汁に餅を入れて食べる家もあった。
(つづく)
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