青森県音楽資料保存協会

事務局日記バックナンバー

<2020年4月>

(1236)青森県の祭り・行事 その260
(1237)青森県の祭り・行事 その261
(1238)青森県の祭り・行事 その262
(1239)青森県の祭り・行事 その263
 
(1236)青森県の祭り・行事 その260 2020年 4月 8日(水)
【祭り・行事の名称】

 若水汲み



【調査地区名】

 藤崎村



【所在地】

 南津軽郡藤崎町



【実施日】

 旧1月1日



【実施主体】

 各々の家庭



【中心になる場所】

 藤崎町 各々の家庭



【祭り・行事の概要】

 その年の最初に井戸から汲み上げる水を若水と言い、若水を汲む専用の黒漆塗りの桶があったこの桶の手には松葉とゆずり葉を水引で結い、桶の胴には注連縄を張り、桶のふたの上にお供え餅を乗せ、桶の中に楕円形、もしくは丸い餅をを切って入れた。これを「水の餅」という。
 またこのお供え餅を切って井戸の中に入れて凍らせ、護符として大切に扱った。お供え餅は腹薬にもなると、いわれた。その家の主人は桶とは別に釣瓶(つるべ)で若水を汲み、神仏用の茶碗に入れて主人が神棚と仏壇、オシラ様がある家はオシラ様に供える。主人が飲んだ後、家族も飲む。汲んだ若水は飯や汁を炊く時にも使われた。


(つづく)
 
(1237)青森県の祭り・行事 その261 2020年 4月 8日(水)
【祭り・行事の名称】

 お山参詣



【調査地区名】

 藤崎村



【所在地】

 南津軽郡藤崎町



【実施日】

 旧7月28日



【実施主体】

 特に決まっていない



【中心になる場所】

 藤崎町〜岩木山(旧岩木町)



【祭り・行事の概要】

 旧岩木町にある岩木山の山頂の奥院に参詣することは津軽の男衆の行事で山頂に参詣した回数を競っていた。津軽一円から集まった参加者たちは大行列を組み、沿道の見物人の中を行進して岩木山神社を目指し、夜中から登山を開始した。お山参詣はどの村でも毎年繰り出すというものではなく、豊作豊年の年などに村々の衆議が一決して行われていた。


(つづく)
 
(1238)青森県の祭り・行事 その262 2020年 4月 8日(水)
【祭り・行事の名称】

 鹿島神社の祭礼(宵宮)



【調査地区名】

 藤崎村



【所在地】

 南津軽郡藤崎町



【実施日】

 8月4、5日(変更前:旧7月3、4日)



【実施主体】

 横町町内会など



【中心になる場所】

 藤崎町 鹿島神社(伝馬地区)



【祭り・行事の概要】

 鹿島神社では8月4日が宵宮、8月5日が祭礼である。夕方になると提灯に灯が灯され40を越える露店が軒を連ねる。町内会主催のカラオケ大会や昭和35年から行われている「津軽地区少年相撲大会」が場を盛大に盛り上げている。現在も神楽が執り行われている。


(つづく)
 
(1239)青森県の祭り・行事 その263 2020年 4月 8日(水)
【祭り・行事の名称】

 八幡宮の祭礼(宵宮)



【調査地区名】

 藤崎村



【所在地】

 南津軽郡藤崎町大字藤崎字四本松



【実施日】

 7月14日(変更前:旧6月4日)



【実施主体】

 舟場町内会など



【中心になる場所】

 藤崎町大字藤崎字四本松 八幡宮境内(舟場地区)



【祭り・行事の概要】

 7月14日は宵宮が行われる。以前は藤崎出身の大関、大の里を称えての相撲大会が鹿島神社と八幡宮で執り行われていたが現在は鹿島神社でのみ行われている。


(つづく)


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