青森県音楽資料保存協会

事務局日記バックナンバー

<2020年5月>

(1240)青森県の祭り・行事 その264
(1241)青森県の祭り・行事 その265
(1242)青森県の祭り・行事 その266
(1243)青森県の祭り・行事 その267
 
(1240)青森県の祭り・行事 その264 2020年 5月 5日(火)
【祭り・行事の名称】

 ネプタ



【調査地区名】

 藤崎村



【所在地】

 南津軽郡藤崎町



【実施日】

 8月8〜10日(変更前:旧7月10日)



【実施主体】

 商工会を中心とした各町内会



【中心になる場所】

 藤崎町内



【祭り・行事の概要】

 かつては人形ネプタが中心であったようだ。また、ねぷたの囃子も弘前のねぷた祭りよりも1節多い7節で弘前ねぷたの囃子の6節目をもう1回繰り返して7節としたといわれる。囃子に合わせる掛け声も「ア、ラセラセラセラ…」という独特なものである。


(つづく)
 
(1241)青森県の祭り・行事 その265 2020年 5月 5日(火)
【祭り・行事の名称】

 ながしこ



【調査地区名】

 藤崎村



【所在地】

 南津軽郡藤崎町



【実施日】

 8月11日(変更前:旧7月7日)



【実施主体】

 各町内会



【中心になる場所】

 藤崎町内の大通り



【祭り・行事の概要】

 この日(旧7月7日)は七夕祭りのために休みでこの日に町内の井戸の掃除をし、ねぷたを川へ流し、平川で7回水浴びをし、7回食事をとるという風習があった。
 大正12年(1923)からながしこが行われるようになった。現在は、ねぷたを川へ流す習慣はないながしことは町内が総出で山車をつくり、その左右に長い綱をつけてそれを引いて町中を練り歩くという祭りである。
 山車の内容は物語の名場面の舞台を組み、人間が人形のようにポーズをとる。山車の周囲、特に2本の長い引綱の中には、仮装をした人々がいる。ながしこの山車にのる人形の扮装や衣装、大道具、小道具などはすべてあり合わせの品を使った即興的な創作と当座の借り物などである。ねぷたの最終日の夜、即興で打ち合わせをするのが常であった。


(つづく)
 
(1242)青森県の祭り・行事 その266 2020年 5月 5日(火)
【祭り・行事の名称】

 居土村山の神(現大山祇神社(おおやまつみ))



【調査地区名】

 大鰐村



【所在地】

 大鰐町居土



【実施日】

 旧12月12日



【実施主体】

 特に決まっていない



【中心になる場所】

 大鰐町居土 大山祇神社



【祭り・行事の概要】

 現在山林業にたずさわる事業主や山子は旧暦の12月12日はほとんど休業し御酒、祝膳をあげ山の神への感謝の日としている。旧暦の12月12日は山の神の日で「十二山の神」とも言う。昭和中頃までこの地域の山子は前後3日間は山仕事を休むのが慣しであった。



(つづく)
 
(1243)青森県の祭り・行事 その267 2020年 5月 5日(火)
【祭り・行事の名称】

 戸和田貴船神社祭(戸和田様)



【調査地区名】

 大鰐村



【所在地】

 大鰐町大字三ツ目内



【実施日】

 旧4月19日



【実施主体】

 三ツ目内自治会



【中心になる場所】

 大鰐町大字居土字高野新田貴船神社



【祭り・行事の概要】

 戸和田貴船神社由緒書には室町時代文明2年(1470)の観請とある。藩政時代、三免内(ミツメナイ)御山の本戸和田沢の峰(標高500m)山中に津軽地方一帯の人々から水の神様として敬われトワダ様として信仰されてきた。また藩政時代には早魃続きで領民が困ったとき藩命で幾度も寺社奉行が雨乞いをした史実も残されている。
 毎年旧4月19日に豊凶を占っていた。池は早生稲、中生稲、晩生稲の3区分をし、サンショウウオの産卵の多少とその位置でその年の稲作の品種と収穫量を判断した。


(つづく)


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