かわらばんNo.45号


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観覧席前に飾られた大きな横断幕
四谷の3月3日は3連覇です

   

『 幻の第15回オールジェクサー 』

2012年 3月 3(土)


2012年3月3日(土)第15回オールジェクサー・スイムフェスティバルが東京辰巳国際水泳場で行われました。8:30開場・9:30に競技が開始され、順調に進み昼休み前に行われるメドレーリレーの招集が始まり各チームは競技の順番を待っていた。何やらアッププールの隅で係の人が集まり騒いでいる。

しばらく競技が中断され、アッププールで泳いでいる人をプールから出る様に指示をしている。又地震かと思いきや様子がおかしい。良く見ると女性が倒れている、数分後係の人がモーフを垂れ幕の様にして四方を囲み見えない様にした。中の様子は分らないが、大丈夫ですか?との声が聞こえる。

しばらくすると場内に10分位かかるので一旦席に戻り体を温めて下さいとのアナウンスがあった。しかし着替えて席に戻るとすぐに10分は過ぎてしまうので、そのまま招集場で待機していた。10分が過ぎても変化はない、タンカーで女性を移動させる作業が始まった、もしかすると救急車が来たのかもしれない。この様な状態だと大会が中止になるかもしれないと感じ、順番待ちをしていた椅子を立ち、更衣室に行き上着を着て観覧席に戻って待つ事にした。

なぜ女性が倒れていたのか周りの人に聞いても断片的な事しか分らない。アッププールに飛込みが出来るレーンがあり、そこに沈んでいるのを監視員が見つけ引き揚げた様である。

30分以上待ったかもしれないが救急救命士と思われる人が白衣を着てヘルメットを被りプールの係員に状況を聞いている。すぐに検証は終わり、しばらくしてから今回の大会は中止にするとのアナウンスがあった。

我々は13回と14回大会に優勝をしており、今回は3連覇を目指して頑張って来たので中止は残念である。しかしながら次回優勝をすれば3連覇の権利はある。

大会終了後は毎回祝勝会を銀座の居酒屋で行っており、今回も6時PMに予約を入れてある。早速幹事が連絡を入れたが中止は出来ないとの事で時間を2時PMからに変更して行く事にした。

その時点では、タンカーで運ばれた人は女性である事は分っているが、何処の所属で誰か本人の状態等は分っていない。その様な状況下での宴会なので盛り上がりはイマイチだが、事前に準備をしていた表彰式等のイベントについては、無事に大会が終わったとして通常通り行った。


(左)努力賞の牧村博之さん

(右)団体賞の片田さんと小川さん
(青木葉子さんと菅原菜なさんは宴会のみ不参加)

努力賞:牧村博之さん。選考理由:長年お付き合いしている舌癌と決別したく6回もの手術を乗り越え、水泳の練習に励み、80歳を超えても更なる記録を伸ばす研究と努力をしている事に敬意を表し表彰をした。

団体賞:女子200歳区分フリーリレーとメドレーリレーに参加(青木葉子・片田永以子・小川真子・菅原菜な)の4名。選考理由:リレーメンバーを自分達で決め、大会記録更新を宣言した事。

第15回大会は中止となったが、第16回大会(日程場所等は決まっていない)が行なわれる事を期待して、引き続き連続優勝を続けたいと考えている。

*タンカーで運ばれた方に付いてはここをクリックして下さい。



宴会参加者の顔ぶれです。






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