かわらばんNo.57号


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20回連続出場の表彰状と副賞

小早川さん“おめでとう” ( ^0^)/□☆□\(^0^ )

   

『 こんな所にも、別世界がある 』

2013年 8月11(日)

2013年8月11日(日)千葉県国際総合水泳場で第20回JSCAマスターズカップが行なわれました。我が四ツ谷遊泳塾からは、この大会1回目から連続出場している小早川明治さんが表彰されます。この大会を初回から20年間、全大会に参加された事は凄いと思われます。そのお祝いも兼ねて参加してきました。

この大会はクラブから役員を出す必要があり、折角なので計時係りをやる事になりました。スタート台の後ろで競技を見ていると、いろいろな事が見えてきました。


20回連続出場者の8名、右から3人目が小早川さん。


昼休みに連続出場の表彰式が行なわれ、午後のプログラムが進むと女子4×50mフリーリレーが始まる。最初の組が320歳〜359歳である、平均年齢が80歳以上であり、スタート台に上がる時、スタッフの肩をかりスタート台に上がった。見ていて大丈夫だろうか心配になる、しかしながらスターターがヨーイと言うと、“シャキッ”として動きが停まる、そしてピストルが鳴ると、キレイに飛び込んだ。なんだか水を得た魚が嬉しく喜んでいる様に見えた、陸を歩いている時とはぜんぜん違う、“この差は何なのだ!”普段の行動とは別世界で動いている感じである。若い時から水泳をこよなく愛して、訓練して来たから出来るのかもしれない。

この大会の最終種目に4×200mフリーリレーがある、ここでも女子の最初は280歳〜319歳区分、平均年齢70歳以上で日本新を出した。レース後水着の確認等係の方がチェックをしていたが、4人は大喜びで計時を行っていた私にも、お礼を言いに来た。一人が200mを泳ぐのは大変であるが、高齢になると4人もそろえるのは更に大変である。この大会に賭ける執念と結束力が感じられた。次は世界新が目標だそうだ!

小早川さんも、連続を継続する為には執念を持って毎年望んでいると話していた。区切りの表彰時に味わう達成感は特別な思いであると思われる。80歳を過ぎて大会に参加する方・日本新を出された方・連続出場された方々を見ていると、皆さん水泳が大好きである事が分る。世の中いろいろな事件・問題等が毎日起きているが、泳いでいる時は別世界にいる感じなのかもしれない。



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