2007年 4月 7日 (土)
2007年4月7日(土)いよいよ今日が最終日である。あっという間の5日間であった。西方面は桜が満開であり、田植えの準備も整い、すぐ始まりそうであった。しかしながら北方面の桜はまだつぼみ、田植えはまだ先のようである。日本は広いと感じられる。
東北本線で今日は東京駅まで戻る予定である。少し早めにホテルを出て駅構内を探索してみた。季節列車のリゾートしらかみ号が止まっていた、この列車は青森駅から秋田駅まで行くが五能線経由で行く観光用である。
しばらくしたら弘前駅発、青森駅経由の盛岡駅行き特急つがる号が入ってきた、これは平成12年に製造された751系で交流特急電車である。以前は特急「はつかり」485系(交直両用)が走っていたが、これの置き換えようである。
うす曇の青森駅8:02発八戸駅行き各駅停車に乗る。発車間際に学生が大勢乗り込んで来た、今日は土曜日で休みなのではと思ったが、どうやらあるらしい、でもこの混雑は三つ目の矢田前駅までだった。あんなに大勢の人がいたのにガラガラになった。
何年か先には新幹線が八戸駅から青森駅まで延びる、その時在来線は第三セクターとして活躍をするのだろうが、少子化、自動車の普及等で利用者が更に減るのではないかと思われる。首都圏を抱えるJR東日本等はそちらで増収があり経営は成り立つが、地方都市一部だけでの第三セクターでは一時的で将来を見据えた時、これだけでは安定した企業になっていかない。このようなサービス業は公共性が高いので国、地方公共団体が中心にならないと、いずれは衰退する。
八戸駅より盛岡駅までは新幹線が出来たので、在来線の東北本線はなくなり代わりに第三セクターの“青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道”が出来、初めて乗ってみた。八戸駅から盛岡駅までは、今回の趣旨からするとずれるが、利用する事にした。
青い森鉄道+IGRいわて銀河鉄道について:平成14年12月1日開業。東北本線在来線で盛岡駅以北の新幹線開業部分は第三セクターになるが青森県内を青い森鉄道が、岩手県内をIGRいわて銀河鉄道が受け持つ事になっている。
青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道の車両はJR東日本の701系を譲受車としてIGR7000系と青い森701系電車として保有している。八戸駅を出る時、乗客は少なかったが、いわて沼宮内駅あたりから少しずつ増えてきた。しかし無人駅の管理等はどうしているのかな?まだまだ問題点は一杯ある感じであるが、頑張ってもらいたい。
盛岡駅から仙台駅までは同じ701系電車であった。途中小牛田駅で2両編成から6両編成に増結をした。仙台駅から福島駅までは仙台シティーラビット6号(快速)3両編成に変わったが大混雑であった。仙台の桜は一部開花、これからだ〜!一日で相当な距離を移動しているせいか、天気が良く変わる。
宇都宮駅あたりで雨が降って来た、今回の旅は旅行中、雨で苦労する事はなくすんだ、やはりおみくじの大吉が暗示していたのかも。結局、雨で傘を使用したのは家を出る時と家に帰る時だけであった。
当初の計画は東京⇒青森⇒裏日本経由下関⇒山陽・東海道⇒東京で計画しホテルを取ってあったが、天候が悪く雨を追いかける感じなので逆回りにしたが正解であった。
最終日の移動距離735.6km。上野駅着:22:08、東京駅には22:20になってしまった。5日間の合計移動距離は3472.3km。ほとんどの時間は列車の中、駅周辺とホテルの中で食事の時間がなく、駅弁がほとんどであった。
年齢の事を考えると、もっとゆっくりとした旅行をしたい、やはり青春18キップは青春を謳歌している若者用なのか?でも利用の方法か?